劇場公開日 2015年10月16日

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「2015年、1番輝くヒロイン登場。」ダイバージェントNEO 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)

1.52015年、1番輝くヒロイン登場。

2015年10月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

ピンチが来るたびに「やった!コレで主人公もお陀仏だ!」と逆の期待をさせてくれる、世にも稀なる一本。

開始10分で掴みはOK。
仲間の中傷にいきなりナイフで切りつけるギザギザハートの子守唄。

万年PMSのような常に不愉快感満点で、まず誰よりも真っ先に暴力に走り(キレる沸点が多分エアコンの設定温度くらい)、賢さの欠片も見せず目の前のことに昆虫的に反応し。
しかも行動が全て「自分の為」、大義もへったくれもない「ワタシワルクナイモン」理論のあまりに魅力的過ぎる主人公が、全ての共感を拒絶する癌だろう。

演じる女優が、せめてもう少しチャーミング(顔の造作ではなく、人を惹きつける意味で)な方ならまだマシだったろうが。
仏頂面がデフォルトの、贔屓目に見てもオバサン顔では如何ともしがたい。

その結果「主人公がサッサと退場することを願ってしまう」のでは、本末転倒を通り越して行く先不明である。

とまぁ作品に大切な主人公、その不在について上では触れたが。
これは演技、演出と言うよりも、原作作品のそもそもの設定、人物描写に大問題があるということだと思う。

「ハンガーゲーム」も大概だが(アレも配給角川ってのが苦笑)、大義のある分ナンボかマシ。
いや、他の人間を何一つ気遣うこともしないマイウェイガールが猪突猛進する、前作から格段の進歩を遂げて本作が極北過ぎるのか。

ともあれ
今後は女性主人公の洋物ラノベ原作映画は、要注意と学んだ作品。

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