ダイバージェントNEOのレビュー・感想・評価
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ここで終わってもいいような気がする
“insurgent”とは反乱者の意味。前作の終盤も反乱気味だったけど、あれはあれでジェニーン(ケイト・ウィンスレット)によって洗脳された「勇敢」による粛清だったのかもしれません。だいたい権力を掌握しようとする輩は市民を騙し、世論を味方にしようとするものだ。まぁ、仮にジェニーンがヒトラーだとして、独裁者である彼女を暗殺しようとしたり、「博学」に権力を与えるのを阻止しようと革命軍が立ち上がるといった内容だ。
それより、そもそも「無欲」が政治を担っていたのかもよくわからない。5つの派閥の決め方さえ疑問に感じてしまう。「高潔」はともかく、「平和」の存在そのものも単に農園で平和に暮らしているだけで、派閥とも言えない派閥だ。無派閥の方がむしろ自分たちの意見を持っているんだから、彼らにも派閥の名を与えてほしい・・・ちょっと乱暴なだけなんだから。
そんな2作目。ジェニーンが祖先によるメッセージが詰まっている怪しげな箱を開けるのが今回のテーマ。隔離された世界の存在価値を問うかのような内容ではあるけど、異端者にしか開けられないというシロモノ。異端者が全ての派閥の適性を持つことがなぜいけないのか?結局は異端そのものが箱を開けるために生まれてきた者であり、迫害される理由もはっきりしない。つまり、これも為政者がデマを流したことに由来するのだろうと考えてみた。やっぱりヒトラーそっくり!
そんなこんなで、実は・・・だったというオチ。ミュータントとか変異株みたいなものじゃなかった。ここで終わってもおかしくない話だし、FINALではもっと荒れるんだろうなぁ。それにしてもナオミ・ワッツ演ずるイブリンがカッコ良かった。
既視感がありますね。
アメリカの若者向けの小説を原作にしているだけあって、話の内容は薄いですし、展開もラストも読めてしまいますね。
差し詰め、日本で言えば、ライトノベルを実写化したような感じでしょうか?
個人的な偏見があるかもしれませんが、これなら『オール・ユー・ニード・イズ・キル』なんかを観ても分かるように、日本のライトノベルの方が質は良いかもしれないですね。
それは兎も角、多くの方も仰られているように、やっぱりこの世界観は『ハンガーゲーム』に似ていますよね。
主演のケイト・ウィンスレットさんも何となくジェニファー・ローレンスさんに似た雰囲気がありますし…。
そんなわけで、いろんな意味で既視感がありますし、二番煎じ感まで漂ってますよね。
まぁでもここまで観たのでファイナルも一応観ます。
ひとり
ダイバージェントは異端児
タイトルなし(ネタバレ)
前作で兄が敵になると思ったらならなくてガッカリだったんだけどまさかの2作目でその展開来た。
けど唐突なキャラ変に急に何?って感じだし違和感すごい。
トリスvsトリスが今作の一番の見せ場というかテーマでもあると思うんだけど現実ではないと分かってるし「平和」の試練なら倒すことではなくて和解するのが正解だって誰でも分かるよなあ…。
異端者じゃなくても突破できそう。
ウィルを殺してからそんなに時間経ってないはずだけど取って付けたような後悔のあと「許す!」ってなんだそれ…
最終的に異端者は皆の希望なのよ!って自分で言っちゃう?
この映画を面白いと思えないのは主人公を好きになれないからかも。
せっかく面白そうな設定と魅力的なキャラが揃ってるのに前作に引き続き全く活かせてなくて残念だった。
おうち-167
手を出した割に、ちゃんと見終わってないシリーズ片付けようキャンペーンということで、1年以上前に見ていたこのシリーズ。
なんかユージがいたなぁくらいの記憶しかありませんが、とりあえず始めたものを終わらせないと気になる性分なので。
第二作は第一作の記憶が曖昧だと厳しいです。
そして相変わらず長い。
主人公もあまり成長してないから共感できない。
アクションにおいては結構主人公補正が入ってる。JBならわかりますよ。でもあんなにスナイパーいて交わすほどのスキルいつ覚えた😅
唯一おもしろそうだと思った5つの属性の試験ですが、それも想像の範囲内で終わってしまいました。
最終的には迷路のあの作品オチ?
見始めちゃったからファイナルも見ようと思います...
なんと次回作もある
次回作への長い序幕
最後はやっぱり暴力
どこかで見たような展開の分、良くも悪くもそれなり感
それなりには楽しめたが、今回はこの手の映画でよくある展開になってしまった分、良くも悪くもそれなり以上の満足度には至らずって感じでしたかね。
展開激似の「ハンガー・ゲームFINAL」と若干混同してしまったぐらい、ありがちな展開に落ち着いてしまった印象で・・・。
まあ世界観の説明的序章だった前作に比べて話に一本筋が通っている分、今回の方が映画の出来そのものとしては上だった気もするのですが、前回のようなこれからどう展開していくのかワクワクするような感情が抱けなかった分、見ていてもう一つテンションは上がらない二作目だったかなと。
五つの共同体に分類された独特の世界観自体は結構好きなんですよ、型に当て嵌めて管理する社会は現代にもどこか通ずるような部分もあったりで、前作からそこはちょっと面白いなと思って見ていましたし、どこにも属さない無派閥があったり、全てを兼ね備えた異端者がいたり、題材としてはホント面白いなと思って見てはいるのですが、もう一つ上手くその世界観を利用できていないのが見ていて何だかもどかしいんだなぁ・・・。
まあ元がYA小説物だから仕方ないと言ってしまえばそれまでなのですが、その手の映画の類似品としてこのまま終わってしまいそうな雰囲気なのは何か勿体無いですね。
それと主人公・トリスを演じたシャイリーン・ウッドリーが今回はショートにしたからなのか、老け顔に拍車がかかった印象であまり魅力的に見えなかったのも個人的にはマイナス要素、フォーも前作に比べるとそこまで存在感を発揮していなかった印象ですし、キャラ的な部分でも今回はインパクト薄だったかなと。
脇役キャストは豪華なんですけどね。
そんな中でも、小物感漂うピーターのどっちの味方なのかよく分からない、いい感じのむかつき具合は妙に印象に残ったかな、マイルズ・テラーは顔的にこんな役の方が実は合っているような気が(笑)
ちなみに今回から登場のフォーのお母さん役ナオミ・ワッツは、これまた「ハンガー・ゲーム」のあの方とずっと同じ匂いプンプンだったので、ラストも全然驚けずでした・・・好きな女優さんだけに画的な2人の並びは最高だったのですが。
まあ箱の中身は何でしょねからの最後のあの展開で、次回以降の楽しみは少し湧いてきましたかね、箱の中身自体は微妙でしたけど、とりあえずその先の話は少し楽しめそうな予感がしないでもなかったです。
その為の繋ぎ的作品となってしまうのは、どうしてもこの手のシリーズ物二作目の宿命とも言えましょうか、ってまあつまらなくはなかったんですけど・・・。
次回はそれなり以上になることを期待して、とりあえず三作目を待ちたいと思います。
続くんですか?
私には合わない。
好きな人には、面白いんだろうね。私には合いませんでしたが…
前作の感想で「ハリポタ×インセプション×トワイライト×何か」と書いたけど、本作もそんなカンジでした。
うーん、正直に言って、ヒロインのトリスが好きになれない。別にカワイイわけじゃないし。行動は自分勝手で浅はか。勇気があるというよりは、無鉄砲なだけのように見える。
箱を開ける件に関しても、なんでこんな事までするの?って思う。ダイバージェント100%ってわかる機械があるなら、それでいいじゃん。しかも、「中に何があるかわからないけど、大事な秘密がありそうな気がする〜」で、何人も殺されているわけだし。一体、この世界をどうしたいわけ?盛り上げる為の設定?無駄だなぁ〜。
あと、世界観もどうかと。あれだけのテクノロジーがあるのに、ヘリや飛行機で壁の外を見に行こうとはしないのか?ルールで縛ると言うなら、映画の進撃の巨人みたいに、技術開発を禁止するなどの理由が欲しい。
次回作は…もう見ないかも。
真の敵は…
真の敵は、フェンスの向こうにある。
ということでいいのかな?とラストシーンを観て思った。
この映画は、個性の違いに悩む人達すべてに捧げているといっても過言ではないと思う。
人との違いは時に不安を掻き立て時にイジメや最悪の場合、殺人にまで発展しかねないが、不安を消すために偏ったルールを作れば派閥が生まれ、それがより大きな争いを生む可能性がある。
異端者(変わり者など)というレッテルを貼られた人達が、勇気を振り絞って、警鐘をならしそれに励まされたり、賛同した人達が新たな時代を作り上げていく。
主演のシャイリーン・ウッドリーは恐らくアカデミー賞にいずれ輝くだろうと思う。
劇場スルーしたのが悔やまれる作品。
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