劇場公開日 2015年6月5日

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「【4代続く靴修理店の冴えない男のクスクス七変化コメディ。良く、この設定を考えたなあ。再後半の展開も爽快でビックリです。】」靴職人と魔法のミシン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【4代続く靴修理店の冴えない男のクスクス七変化コメディ。良く、この設定を考えたなあ。再後半の展開も爽快でビックリです。】

2025年3月10日
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鑑賞方法:VOD

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■N.Y.の下町で4代続く小さな靴修理店を営むマックス・シムキン(アダム・サンドラー)。
 ある日、愛用のミシンが故障してしまい、仕方なくゴソゴソと先祖の旧式ミシンを引っ張り出して使う。
 すると、マックスが仕上げた靴を試し履きすると、靴の持ち主に変身してしまう。「魔法のミシン」を手に入れたマックスは、他人の人生を満喫するが、地上げ屋の企みに巻き込まれて行く。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・レビュータイトルにも書いたが、良くこの設定を考えたものである。
 けれども、靴はキチンと手入れをすれば、何十年も新品みたいに履けるんだよね。嫌、新品よりももっと年季が入って艶が出て、当然自分の足にフィットするから履きやすいしね。
 私も数足だが、シューボックスの中に、ツリー・シューを入れて大切に履いている靴があるよ。

・今作は、その靴の修理屋をやっている冴えない独身男が、先祖の旧式ミシンで修理した靴を履くと、その人になってしまう奇想天外な設定を、上手く使ったヒューマン・コメディである。

・特にマックスが、地上げ屋の元締め、エレーン・グリーナウォルト(エレン・バーキン)の手下を使っての地上げに対抗する様や、昔家を出て行ったきり、帰って来なかった父アブラハム・シムキン(ダスティン・ホフマン)の靴を履いて、老いた母とダンスをするシーンは良かったな。

・そして、様々な善行をしたマックスに、町を救おうと頑張っていたカーメン(メロニー・ディアス)が、食事に誘うのは、ヤッパリそうなるよねえ。

<一番ビックリしたのは、ヤッパリラストの展開だな。地道に働いている職人の真なる顔。序でに言えばマックスの隣で散髪屋をやっていたジミー(スティーブ・ブシェミ)の異なる顔は、成程ねぇ、と思ったな。じゃーね。>

NOBU
CBさんのコメント
2025年3月11日

面白かったですよね。
ちょうど「シビルウォー」へのいいねと同じタイミングでいただきましたが、こっちは楽しさという面での映画のよさを伝えてくれていると思います

CB
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