アイズのレビュー・感想・評価
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やられた!たまらん!
マーキングといっても犬のオシッコじゃなく、新聞屋さんなどが情報共有のために目印を付けるやつ。それにしても「F」の字は目立ちすぎ。Fはファミリー、Kはキック、Mはマン等々お父さんが色々調べてくれた。そして山本由佳里はいつも見る女の幽霊が書いていったものだと信じていた。幼稚園児の弟・翔太は背が低いので書くのは無理!
不幸な出来事。まずは友人奈保がバス事故で死亡。バスの運転手が居眠り?あっちゃいけない事故なだけに悲しいかぎりだ。葬式では遺体の奈保がギョっと目を開いたり、とにかく“見ちゃう”体質の由佳里。何でも幽霊のせいにしちゃうのだった。
あ、やられた!幽霊や不幸な出来事ばかりに気を取られて、例のパターンだとは思いもしなかったよ。例って、あのシャマランの代表作のやつ・・・年の差ありすぎだろ!と、ツッコミ入れたかったところなのに・・・
主人公の演技力については何も言うまい。お父さんやお母さんが上手かったから文句は言わない。ストーリーは多分ショートショートがいいのだろうと思うけど、引っ張り具合も結構上手い。fate、faith、fail、等々推理しちゃうし、主人公が勉強できないのもよくわかる。
福田陽平監督作品を立て続けに見てみましたが、若手の中ではかなり光ってる。映像は微妙に暗めなのにフォーカスの当て方が巧いのか、妙に感情移入できる雰囲気。脚本も自然な感じだし、ホラーは任せた!と言ってもいいかな。ただスプラッターは弱め。幽霊ものがいいのではないでしょうか。
主演女優は良いのだけれど、ホラー映画としてはヌルい。謎解きぽさがあ...
主演女優は良いのだけれど、ホラー映画としてはヌルい。謎解きぽさがあったのに活かされない。中途半端。
最後20分くらいの内容しかない映画で、最初から見てきたことが何も繋がりを持たない。
なんで高評価なの?
なんとなく見たんだけど、何故これが高評価なのかが理解出来ない。
演出がかなり鬱陶しいし無駄に長い。
最後に発覚した事実で、母親のヒステリーぶりは納得がいった。
ただ、声が小さかったりBGMが無駄にうるさかったりと小さなことがイライラする。
つまらないと思いながらもせっかく見たのだからと最後まで見たが、時間を返せと強く思う作品だった。
思わず文句を書きたくなるレベルにつまらない。
映画館で見たかった・・・
鈴木光司の原作が好きなので映画も見たいと思っていた。でもいつの間にかひっそりと始まってひっそりと終わったので、見に行けずじまいでDVDでようやく鑑賞。
や、良かったよ。監督もキャストもほぼ無名の人ばかりの映画なので危惧していたのだけど、すごく良かった。
主演の女の子、よほど才能があるのか監督の演技指導が的確なのか、能面のような無表情なシーンも泣き叫ぶシーンも上手かった、と思う。
たまにアイドルとは思えないほど不細工に見えるシーンもあるのだけど、そこが逆に普通の女子高生らしくてリアル。
また、序盤は比較的原作によく似た展開にして原作と同じモチーフを使いつつ、徐々に原作から話を遠ざけていく手法も冴えてる。
クライマックスの種明かしでは、原作を知っていても予想外の展開で驚くし、いくつかの違和感を感じたシーンが伏線になっていたことに気づいて舌を巻いた。
不覚にもこのクライマックスでは涙ぐんでしまったし。
原作も涙ぐんでしまった切ない話だが、原作を読んでいても、というより読んでいればなお意外性を感じる上手い映画化だと思った。
年に何本も撮って「粗製濫造」する某監督の仕事を減らしてでも、無名監督にもこんなチャンスを与えてやってほしいな。
そんなにどぎついホラーではないので、ホラーが苦手な人でも何とか見れると思うし、やっぱ映画館で見たかったな~、これは。
それにしても、宣伝費をかけなさすぎでしょ、この映画。もうちょっとかけてやってよ。
良質な映画でした
前半では、主人公の父も母も弟もセリフ回しがどこか変(エキセントリックすぎ、棒読みなど)で、主人公だけが、普通にしゃべる。違和感・・。時に、この脚本のセリフ自体が日常的な感じがしないことに不満も生まれ、役者の演技レベルが低いんじゃないか・・という思いが心のどこかをよぎる。
そうしたもやもやはあるものの、画面に退屈なところはなく、確実にどこかに連れていかれている感じがしてくる。
そして、終演近くこの家族の「実は・・」が、ただならない表現力の映像で語られる。私も泣いた。
この映画は、知的に構成された映像人たちのたくらみといってよく、その出来・成否は、出演者のみなさんがこの難しい心理状況をどう表現するかにかかっているともいえる。そう考えたとき、前半の妙な違和感は納得できる表現として受け入れられるように思われるし、主人公のクライマックスでの観客に訴える演技力も文句がない。福田監督率いる福田組の達成感が伝わってくるような気がする。
クライマックスの後、さらに謎解きの説明がなされるが、ここは少しわかりにくいように思った。・・ので、もう一度観て確認したい。
エンドロールが流れ、最後に劇場の明かりが点くまで観劇者の誰も席から立たなかった。こういう共有感覚も久しぶりに味わった。良質な映画を見たなあと今も思い返している。
久しぶりに映画観た
主演の伊藤万理華さんが好きなんで観に行きました。内容は伊藤万理華さんはアイドルと知らなければアイドルとは分からない感じで、特別演技がうまいという印象は受けませんでしたが初の映画出演とは思えない出来でした。ホラーですが感動的なシーンもあり、ストーリーもすごくいいです。ホラー苦手な人にも、アイドルが嫌な人にもオススメです。しかも人少ないんで観るなら今がチャンスかもしれませんよ笑
監督いう職業
映画って監督が命なのかと思っていましたが、全然無名の監督でも面白い作品になり、出演者の演技力でどうにでもなるんだと痛感いたしました。
映画好きの私にとっても勉強になった作品です。
作品に出ずっぱりのヒロインの女の子、お母さん役の迫真の演技に感動しました。
監督無名、合成や編集は安くさい、カメラワークは最悪、ストーリーは陳腐で一体何が伝えたいのかサッパリ理解しがたいですが、人の心を揺さぶる演技をしたヒロインの女の子に助けられた一作と言えますね。
やっぱり映画は演技をするひとで大きく変わりますね。
アイズを観て良かったとは思っております。
やはり、映画は映画館で観て楽しみ、良し悪し判断したり、親、兄弟、彼女、夫婦、親子、、様々な相手と一緒に観に行き感動や作品の内容を話し合い映画が盛り上がって行くとイイですね。
皆さもも監督名や、話題性に左右されないで映画館に行って、その日の気分で映画を観てもらいたい思います。
私もアイズを映画館で観て、感動したので、ぜひ感動を共有したいと思っております。
デート見に行きました!
彼氏とデートで観に行きました!
本当はトゥモローランドを観に行きたかったのですが、彼氏が怖いの観たいじゃん!!の一言で決定しました。(笑)
結果的にですが・・・感動しちゃいまいた。
ホラーっ血ががドバーって出たり、内蔵がバッんて飛び出たりなんてするのかと思っていて、避けていましたが私の間違いでした。
さすが原作が有名な人だと違いますね。
評価5をあげちゃいます!!!!!(笑)
B級ホラー?…ではなかった!
主演の伊藤万里華さんの事は本作で知り、福田陽平監督映画も初鑑賞でした。
友人に誘われたのと、試写会に行かれた方のレビューが高評価だったのが観に行く決め手になりました。
本来ホラーはあまり好きではありません。怖いのは平気ですが、血がドバーッ、はらわたグチャーッなどのグロテスク表現が嫌いなのです。
本作はその点、鈴木光司さん原作ですし、原作本も数年前に読んでいたので安心していました。
正直に言えば、序盤はB級ホラーの臭いプンプンで、「ちょっと失敗だったかなー?(笑)」と思ったのですが。
物語が進むにつれ、引き込まれて行きました。
良かった点を明確に書くとネタバレになるので控えますが、伊藤万里華さんがアイドルから女優になる過程を映画の中で見られた事が、大変興味深かったです。
絶叫ホラーや、見終わった後スッキリ!を期待する方には向かない作品です。
どちらかと言えば、サスペンスがお好きな方にお薦めします。
監督に驚き!!
待ちにまった鈴木光司の作品を映画化してくれて、ありがとー!!
監督を見ましたが・・・。
雪駄姿で超笑えましが、驚愕の作品に仕上がってい満足の作品でした。
(首からポスターぶら下げてるあたりが、バカうけ)
空撮のシーンなんて、お金のかかってる感じで大作って感じがしました。
乃木坂の女の子も演技は良かったです。
Jホラー最高!!!!!
女優 伊藤万理華の誕生
乃木坂ファンの一人として観に行かさせていただきましたが
全編通して圧倒されました。
まず、アイドルをいい意味で捨てている万理華さんの演技。
無表情に訴えかけるシーンから、迫真の叫びのシーンに至るまで
普段のアイドルな可愛らしい万理華さんとは違う一面が観れます。
ストーリーには様々なギミックが仕込まれていますが
何よりも泣けます。
大きなネタバレは出来ませんが
とにかく、複雑に絡み合っては一瞬にして解けるあやとりの様に人間模様も描かれており、その他のホラー作品とは一線を画す作品となっているのではないでしょうか。
また行きたいと思える作品です。
初日に一度観にいきましたが話が確認の意味でもう一度行ってきました。...
初日に一度観にいきましたが話が確認の意味でもう一度行ってきました。一回目と二回目ではまた異なる理解となってしまいもう一度行くか悩んでいます。
ホラーとしての怖さだけではなく話の出来がよく鈴木光司先生の原作だけのことはあると思いました。
監督やキャストはあまり有名ではなかったので期待していませんでしたが、決して悪くなく作品としての完成度は高いと思いました。
アイズ
まず、伊藤万理華さんの演技がうまい。
山本由佳里の目に映る世界を介して、家族のことを考えさせられる作品です。
ホラーを超えて、人間の意識下の悲しみを見せてくれます。
崩れ行く家族と覚醒していく娘・由佳里の想い。世界の中にぐいぐい引きこまれて行きます。
最後のこの作品のクライマックスであり、謎解きのシーンともなるラストは、何回見ても、考えさせられます。
感動作ですね!
私は映画好きなので、洋画から邦画なんでも観ます。
特に鈴木光司氏や乃木坂の人だからと、気にせず視聴させて頂きました。
今回は『アイズ』のチラシが目に入ったので、見ることにしました。
正確にはチラシではなく、うちわでた。
そこからして、期待しまった自分がいました。
なぜなら、ホラー映画ぽく、目がクリ抜かれていた、うちわ型のチラシでした。
よく出来ていますね。
問題なのは内容です・・・。
アイドルが主人公って、正直つまらないって、自分の中の基準があるのですが、期待裏切りましたね。
主演の伊藤さんって女の子の演技がすご過ぎて、感動しました。
引きこまれて行くのは作品の内容もさることながら、伊藤さんの演技力が大きいですね。
久々に良い演技をみました。
映画の内容も最後のシーンで大きく変わるので、面白いですね。
監督は5流でも、主演と鈴木光司の原作で大変素晴らしい作品になっていました。
(監督が5流というか・・・知りません、この人??)
秀逸なホラー映画。
ホラー要素と人間ドラマが巧みに配されており、崩壊する家族への主人公の葛藤が印象に残る作品。
主演の伊藤万理華が微妙な心の襞を演じ、福田陽平監督の演出が、それを見事に捕らえている。
ラスト、叙述トリックを映像化した様なミステリ要素も斬新である。
派手な音響等の雑な虚仮威しに頼らず、観客を心理的に追い込む展開に緻密な計算が窺えた。
鈴木光司原作をリスペクトしている点も素晴らしい。
鈴木原作の根幹にある「幽霊は存在しない」「血が飛び散らない」等の原則を頑なに守りながら「怖い映画」に昇華させた点にも好感が持てた。
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