ソレダケ that's itのレビュー・感想・評価
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シネマートさんで毎年やってる映画とのことで初めて観ました。バンドの...
シネマートさんで毎年やってる映画とのことで初めて観ました。バンドの名前も初めて聴いた名前だったのですが、ハードな映画にぴったりでした。俳優陣もひとくせもふたくせもありそうな人ばかり。とりわけ綾野剛はひときわオーラ出てました。
ホント、悲しいくらいにソレダケ…
既に悲しいくらいの時代遅れ。「爆裂都市」、「狂い咲きサンダーロード」以上のものでもないし、以下でもない。堂々巡りをしているだけの痛々しさがある。サントラに台詞が重なって聞き取れなかったり、台詞の一つ一つに面白味がない。アクションシーンもアニメと融合させて見せ場を作ろうとしているが、全くの失敗。それでも染谷翔太と綾野剛の演技は秀逸だ。サントラに見合うように、ワザと陳腐な作品に仕上げたかったのか、勢いと荒々しいラフスケッチのような画像を求めたのか?かなり、雑なソレダケの厳しい内容と仕上がりである。時代に乗り遅れた「パンク」というキーワードがトンチンカンな意味合いに変わってしまったお粗末さが見え隠れしている。
破壊力抜群!
何と過激な映像!
真っ当に生きようと足掻けば足掻くほど、深みにはまって行く青年姿が痛々しい。
そんな彼から離れず付いて行く彼女の姿も真っ直ぐすぎて痛々しい。
そして、過度な暴力と虐待にさらに痛々しい…。
精神的にも肉体的にもボディブローを食らったような、破壊力を感じる映像にメンタルが持ちませんでした。
染谷将太さん、水野絵梨奈さん、2人の体当たりな演技に引き込まれます!
内容は、、、
染谷くんの演技、映像、音楽、全てが合わさってとても格好いいPV を見てる感じがした。
オープニングの廃墟な空間を走ってるだけでとても絵になる凄い役者さんだと思った。
ヒロインの女優さんも初めて見たがとても良かった。
でも内容は好きではない。
家でみるとセリフと音楽の音の差が激しくて、音量上げたり下げたり大変だった。
「ヒズミ」以来アンダーグラウンドは染谷の独壇場
かなりロックな映画だ。
叫び、嘆き、走り、殴り、撃ち合い、血だらけのエキセントリックな世界で流れている曲は全てbloodthirsty butchers。
スタイリッシュ
見ていて、途中でロックあんまり好きじゃ無いと気付きました。
白黒からカラーになって「おっ、道が開けたな。ガンバれ!」って思いました。
あと終始、仏像が頭から離れませんでした。
映画館で見たらちょっとは興奮したかもしれませんでした。
非の打ちどころがない最高のロック映画。シャープなモノクロが力強く、...
非の打ちどころがない最高のロック映画。シャープなモノクロが力強く、カメラワーク!編集!かっこいい!そんな事どうでも良いくらいかっこいい!そしてブッチャーズの歪んだ音色が最高に映画と共鳴している!
中毒性の高すぎる雑草魂スタイリッシュ映画に万歳!
石井節炸裂で、ヤバイヤバイ!
石井聰亙監督の
カルトなシネマ
「狂い咲サンダーロード」に「爆裂都市 BURST CITY」、
芸大出身の鬼才が撮ったロックな映画に、
ガキの頃の僕は打ちのめされたもんだ。
石井岳龍に改名してから
少し落ち着いちゃったなぁと思ってたら、
原点回避と話題の今作。
ポスターも、エネルギッシュで荒荒しい。
加えて旬な染谷将太くんと綾野剛くん起用で、
期待せずにはいられないよ。
映画はしょっぱなから、
デカダンスな底辺生活にもがき苦しむ主人公が疾走。
そしてイスが揺れる程の爆音ロックンロールに、
手持ちの疾走感に、色抜きされたフィルム。
しょっぱなから石井ワールド全開で、ヤバいヤバい。
石井監督の
ロックンロールシネマは、
いつも魂の叫びと
怒濤のフラストレーション満ちていた。
そのエネルギーを、
町田町蔵(町田康)さんや山田辰夫さんや
小林克也さんなどの怪優たちが呼応してきたんだ。
今作はといえば、
染谷将太くんが心揺さぶる演技で
見事に応えている。
自分のなかで沸々と煮えたぎっているマグマを、
ぶちまけているかのようだ。
元E-girlsの水野絵梨奈さんも、身体を張って凄みがあった。
渋川清彦さんや村上淳さんの脇役陣も、
危ないオーラに溢れていて、さすがの存在感。
綾野剛くんも世界観を構築してて、上手かった。
ストーリーもまさしく「ソレダケ」だし、
ツジツマはメチャクチャだし、
途中から暴走は加速して止まらない。
不快なフィードバックギターの爆音の中、
躍動するカメラに揺れまくるスクリーンで、
気分が悪くなる人もいるだろう。
俳優が好きなだけの人は、後悔するかもしれない。
観る人を選ぶ映画だ。
けど未知の世界観や
俳優の底力を感じたいなら、
観る価値は大いにある。
特に若い人は、ぜひ体験するべきだ。
くだらないオトナになっちまう前に、
石井ワールドにぜひ触れて欲しい。
僕はといえば、
放心状態でしばらく席から立ち上がれなかった。
さんきゅ石井監督。
まだまだ、ハジられそうな気がしたよ(笑)
偶然舞台挨拶
だから軽い気持ちで見に行ってしまった。なのでレビューで書かれているほどグッとくるものはなかった。あまりに現実離れしすぎていて感情移入できなかった。話はチープだけど映像は見応えあった。殺戮のシーンは途中でわらけてくるほどめちゃくちゃで、園子温を彷彿とさせた。
いやーかっこいい
染谷将太がかっこいい。綾野剛は笑っちゃう。ムラジュンも渋川さんもかっこいい。予算はないようだけどもかっこいい。ソレダケでいいというかっこよさ。
日本映画で編集と音と音楽とタイトルデザインは方向性がまったく違うが、やはり石井岳龍監督と冨永昌敬監督がナンバーワン。日芸の先輩後輩か。染谷将太と綾野剛を真っ先にチョイスしてたのは冨永監督だな。
ロックの石井、ジャズの冨永、ということで今度は染谷&綾野を再び冨永監督でも観たい。
違った映画でした
爆音にブレブレのカメラワーク、白黒からくるネガティヴ感、どれも普通の映画ではなかった。
染谷さんのボロボロ感は、他の役者では出せまでんね。
綾野剛さんの千手役 ハマってましたね(笑)
最後がホント裏切られました。
どれが現実で、どれが夢なのか。 ただ、いつの間にかストーリーに引き込まれていきました。(笑)
これはライブ!
今まで観た事のない映画!
映画と言うよりこれはむしろロックのライブ!
激しい音が体に、脳にズンズン響いてくる。
疾走感あふれる映像、走るカメラ。
染谷将太はじめ役者が皆素晴らしい世界観を表現している。
渋川と村上の妙におかしいセリフにも時々ふふっと笑える。
そして満を持して登場する綾野剛演じる千手完!
その狂気に満ちた表情、セリフ、目・・・完全にいっちゃってる。
これがまた気持ちのいいぐらいの極悪ぶりで、拷問シーンを観ながらいつの間にか自分も千手と同じ様に目を見開き、ニヤリと笑っていた。
自分の奥にも狂気が潜んでいるのか・・・
1回目は観終わってあまりの衝撃に「ん?どういう事?」と?がいっぱいだったが、2回目はセリフひとつも聞き逃さない様にじっくり観て「あ~そういう事か!」とひとり納得。
でも時間が経っていろいろと想いをめぐらせていると「あれ?でも違うのかも」となる・・・
この映画に果たして正解はあるのだろうか。
理解しようとしなくていい、人それぞれの解釈があっていい映画だと思う。
ただ体感する映画だ!
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