「DSMとベンジー頼り」ピッチ・パーフェクト2 movie mammaさんの映画レビュー(感想・評価)
DSMとベンジー頼り
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申し訳ないが、そんなに上手いとどうしても思えなかった。
世界選手権決勝まで、ベラーズが不調という設定のも理由だろうし、競合するドイツのDSMの方が明らかに遥かに大変な事を完璧に仕上げてきていて。
舞台がコペンハーゲンでアメリカでないにも関わらず、会場に一体感があんなに出て、結果が実力よりも感動させたもの勝ちとなるのだとしたら、それは新人エミリーの彼氏が懐中電灯を配ってくれたからに他ならないのでは?ペンライトをあの本数、学生が準備できるのか??
ただ、卒業後の進路にきちんと真剣に悩むベッカには共感できた。全米選手権3連覇中で後輩もいたら、長年の夢への切符を手にする方が人生に重要と捉えるだろう。
インターン先のプロデューサーが、ベッカがやっていることはただのマッシュアップかつ、カバーだという指摘に、1からずっと思っていた事を言ってくれてスッキリした。
最初からプロ並みに編曲やリミックスをできる子なんていないんだけれど、映画だから学生っぽい仕上がりなのが気になっていて。
しかも元祖の高校生設定のgleeがマッシュアップで本家を買ってしまうほど半端なく上手かったりするので、余計に引っかかっていた。
多分、作る側もわかっていて、観客に質を提供するためにDSMの存在がいるのだなと解釈。
1では大学1年生で音楽の世界でドイツ贔屓だったベッカが、四年生になると現実に他国の国の人々とアカペラを通して出会い、ドイツのDSMと温度感のある関わりを持っているのはとても成長を感じた。
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