「新説 人は死から蘇ったら超能力を持つ…！」ラザロ・エフェクト　近大さんの映画レビュー（感想・評価）

死者を蘇らす。
映画では度々描かれるが、決まってろくな事にならない。
それが人の尊厳や倫理に反する事だと分かっているからだ。
ましてやそれが大切な人となると、悲劇や惨劇になる…。

日々医学の発展の為に研究に勤しむ医学研究者のフランクと婚約者のゾーイ、仲間の研究チームは、死者を蘇らす“ラザロ血清”を開発する。
犬の蘇生にも成功。が、生前とは違う性格に…。
大学からは研究中止。企業からは手柄を横取り。
取り戻そうとした時、事故でゾーイが感電死。
悲しみを受け入れられないフランクは、ゾーイに血清を…。

分かりきっている。蘇ったゾーイは以前のゾーイではない。
その悲劇や残酷性を描くのかと思いきや、何やらおかしな方向へ。
蘇ったゾーイは超能力を持っているというオマケ付き。さらに血清の副作用で邪悪化。
仲間を一人一人…。

オリヴィア・ワイルドの美しい恐ろしさは映えるが、何故にB級サイキックホラーに…？
何なん、これ…？