シチズンフォー スノーデンの暴露のレビュー・感想・評価
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メガネを外した顔、ハンサムです。
まるで映画のようで。
まとまり過ぎてて怖かった。
このドキュメンタリーの裏側も気になる。
メガネを外しヒゲを剃り髪の毛をセットしているときのなんとも緊張している顔が、めちゃくそかっこ良かった。萌えた。
スノーデンに感謝。
予備知識ゼロでの鑑賞。ハッキング事件の何かを面白く編集してるものかなーなど思いながら観てみると、米国政府の実態、存在を知らなかった盗聴、傍受施設や、あらゆるプライバシー侵害の事実、などなど
驚く現実ばかり。
元CIA職員でトップシークレットを扱っていた彼だから出来たこと。法的には間違っていても彼の決断は使命感におされ公益の為にやったことだから賞賛にも値すると思う。テロを利用し、国民の安全の為などと言いながらプライバシーを脅かす。やっぱりその事実を目の当たりにすると、不快ですよね。
国民は全力で彼の味方をし、政府と闘ってプライバシーが保たれ、本当に事件性のあるものにとって有益な情報を得られるというバランスある某体に辿り着ける日が来ると良いのですが。
いやぁしかし、正義を考えさせられる世界観がONE PIECEみたいで、思わず彼を応援したくなるし面白かった。
この前は帰ってきたヒトラー(これも凄く面白かった)を観て、続けてメッセージ性の強い作品に触れたので、映画の可能性に胸が熱くなっています。
是非沢山の人に鑑賞して欲しい。
そして何かしら行動を起こす、生かすという事が大事ですよね。
善か悪か
彼の行為は善か悪か?10年前は多くの人が善だと答えたと思う。今は胸を張って善だと答えられる人は少ないはず。この事件は歴史的な大事件、後世に語り継がれ一部の人たちの教訓となる。テロではない。道徳的にみれば善だか、法律的に悪。情報管理社会はプライバシーそのものをどんどん侵害していっている。
米国政府はあなたを盗聴している。
「ということは、逆もまた可能ではないのかな」と思いました。
あなたは、米国政府が直面している課題に対する唯一の解決策を
インターネットで公開できます。
米国政府は、あなたがインターネットに公開した唯一の解決策を盗聴し、採用せざる得ないということです。
あなたは米国政府を操ることも可能だと思いました。
君は自分の手で歴史の歯車を回してみたいとは思わないのか?
民主主義という管理社会
情報操作の闇に潜んでいる魔物。その魔物の飼育係が、意を決した近年の大事件。そこに至る経緯とそれからを緊張感たっぷりに描く作品でした。ドキュメンタリー?と思ってしまうくらいなのは、編集の妙ですかね。
29歳のスノーデンの決意!
コンピューターを利用する我々のプライバシーは、今やアメリカ政府により全て奪われている。この衝撃的事実は2013年にエドワード・スノーデンによって暴露された。ドキュメントはその事実の公表を決意する29歳の彼と彼をサポートするガーディアンのジャーナリスト。暴露により告発されたスノーデンが奪われたものは彼のこれからの自由だが、本当に奪われているのは、今を生きる我々全ての人生だ。プライバシーは自由、その自由を失った事実に未だ無関心でいる我々こそ、いまスノーデンによって告発されている。
You asked why I picked you. I didn't. You did.
ジェイソン・ボーンでもキャリー・マティスンでもない生身の29歳の男性が、大国を、世界を相手にやり遂げたこと。これがフィクションでなく現在進行形のドキュメンタリーであることに驚愕。また、ジャーナリストの手腕が圧巻。
エドワード・スノーデン氏ありきの映画ではあるが、ローラ・ポイトラス、グレン・グリーンウォルドのジャーナリストとしてのメディアリテラシーがあったからこそ、シチズンフォーの存在が生きたともいえるだろう。
インターネット後の世界は想像もできなかったほど利便性とスピード、変化と多様性を生んだが、国家による監視がここまできているとは。
人々のために告発したスノーデンが、時間とともにやつれていっている姿に申し訳なく思った。
シチズンフォー
この作品も日本未公開の憂き目に会うかと危惧してましたが、上映されて良かった。しかし、公開がこんなにも遅れたのは、スノーデンの名前が皆の記憶から薄れるのを待ったせいか?そのスジの圧力か自主規制?この際、この監督の前の2作品も是非日本で公開して欲しい。日本における報道の自由度は世界61位。
告発するまでの勇気、告発した後の試練
連チャンで新宿ピカデリー。
公開初日だからか、8:30のモーニングショーにもかかわらずそこそこの客入り。
この事件、私は正直よく分かっていなかったので(日本でも表面的なことだけ報道していたようだし)、この映画で色々知ることができてよかった。
本編の主役であり、告発したエドワード・スノーデン。見た目も話し方も穏やか(29歳とは思えない落ち着きぶり)で、インタビュー中には時折ジョークも言いますが、そんな彼の内面には「自分が告発しなければ」という使命感が強くあったのでしょう。
それでも見終えた後、思ってしまった。「これだけの犠牲を払って、それでも彼は”告発して良かった”と思っているのだろうか?」と。頭の良い彼は、全てのリスク、想定されることを計算して告発に踏み切っていますが、ラスト近くの彼の表情を観たら、「ああ、相当タフな日々を過ごしていたのだな。。。」と思わされたから。
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