「他所の国の他人事じゃない話。」シチズンフォー スノーデンの暴露 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
他所の国の他人事じゃない話。
作品そのものや、ネタの事件よりも、そこに描かれた「事実」こそが重要な一本。
観た方の多くは「他人事」だと捉えるかもしれないが…
コレ、程度の差こそあれどこの国でも秘密裡にでも公然と行われているよ、ここ日本でも。
それが国主導か、企業自主かは白黒つかないとしても。
通信にしても、ネット通販にしても、果ては小包の履歴にしても、その他税金や年金やらの支払いにしても、エトセトラ×∞。
「全てはどこかしらで記録されている」
それが今の時代ということを、観ていて改めて思い知らされた。
例えば何気なく「ポイントカードはお持ちですか?」と聞かれて出しているカードにも。
例えばだが過去にトラブルを起こした顧客の情報が記録されているんだよ…
恐ろしいことに、例え本人に悪気はなくても全国の加盟店でリーダーを通せばそれが「注意情報」だとしても開示されてしまう事にも成り得る訳で。
便利さの裏にある今の「情報化時代」の怖さを、改めて思い知らされた作品。
コメントする