「戦争はまだ集結していない…。」黄金のアデーレ 名画の帰還 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争はまだ集結していない…。
ユダヤ人がナチスから奪われた金品は10万点。
ほとんどが持ち主の元に戻っていないという事実にショックを受けました。
この黄金のアデーレが、マリアの元に返還されたケースはとても幸運だと思います。
彼女が叔父様の遺言書を提示して美術館に訴えても、美術館側は絵を奪われたくないと必死に抵抗するのです。
なぜそこまで意地になるのでしょうか…?
マリアの正当な訴えが裁判沙汰に発展するという悲しさに、ナチスが負わなければならない責任が山積していることを感じました。
戦争の本当の意味での終結はいつになったら実現するのでしょう…。
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