「クリムト」黄金のアデーレ 名画の帰還 いやよセブンさんの映画レビュー(感想・評価)
クリムト
ナチスドイツの支配下にあったオーストリアがユダヤ人の資産を収奪、これらの返還を20世紀末になって宣言する。
カリフォルニアに住む「黄金のアデーレ」の姪が返還訴訟を起こす。
クリムトのこの絵画はオーストリアの至宝となっており、政府はかたくなに返そうとしない。
ナチスドイツが出てくる映画はどうしても暗くなるが、この映画はそれほどでもない。
考えてみれば、ルーブルや大英博物館に陳列されているものは、帝国主義の収奪の歴史だが、今の世に残されているのは両国のおかげともいえる。
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