スノーデンのレビュー・感想・評価
全157件中、41~60件目を表示
実話とは信じがたい話
スノーデンへのインタビューと、スノーデンの実際の経験を織り交ぜながら話が進んでいく構成。
淡々としているため、感動や衝撃などは薄い。
非公開のSNSなども監視されているということだが、ストーリーの流れからなのか、ITに関する自分の知識が乏しいからなのか、何でもありのSFスパイ映画を見過ぎだからなのか、あまり実話のように感じられない。
劇的なストーリー展開を期待すると少し退屈。
確かに個人情報は重要だが…
日本が日米同盟を破棄したら…の箇所はフィクションなんでしょうか?
スノーデンの決断やそこに到る葛藤も、米国政府が米国内外の人々に行っていた情報収集の内容も興味深いのですが、スノーデンからサクッと明かされた横田基地赴任時のエピソードがこれ。
本当なら日本にとってはアメリカ人の個人情報より遥かに重要。こんな大事なことをおざなりにして話を進められても。
このくだりがフィクションなら他の部分もそうなんだろうということになるし、事実なら監視社会の是非どころではない大問題に切り込んでいないということになるが...
情報漏洩って…?
ずっと観たかった映画。
何が正しいのか?
意見が分かれそうな内容。
主人公のスノーデンは、日本の攻殻機動隊が大好きなネットに詳しい青年。
米軍に所属し、国を守る一人の軍人だったが、足の怪我がきっかけでNSAの仲間入りとなる。
彼のデータ処理能力が認められ、全世界の機密データ収集を求められるようになってしまうスノーデン。
アメリカのために懸命に働く彼でしたが、自分は正しい事をしているのか、だんだんわからなくなって行きます。
憲法にあるように基本的人権を尊重しなければならないはずが、国は国民全員のデータを収集し管理しようとしている。
さらには、世界の機密組織までも管理下に置き、情報を乗っ取ろうとしている…。
これは、一体何のために?
本当に国のために自分は働いているのか?
自分の行動は正しいと言えるのか?
苦しんで苦しんで、悩み抜いた先に選んだ彼の行動は、アメリカを亡命し国を訴える事でした。
SNSの普及によって、ますます個人情報の取り扱いが慎重になっている世の中。
犯罪者もネットを経由すれば、簡単に犯人を特定できる優れた機能ですが、その反面個人情報の取り扱いの乱用の懸念が叫ばれているのも事実。
正しい使い方であれば問題ないのでは?
と思いつつ、一歩間違えれば個人情報漏洩にもなりかねない危険な問題です。
攻殻機動隊が好きな彼だからこそ、データの漏洩は慎重に行いたい考えたのだと思います。
AIの発達に伴い、ますます情報化社会になっていく今だからこそ、真剣に考えなければならない問題ではないでしょうか?
実話とは信じがたい話
スノーデンへのインタビューと、スノーデンの実際の経験を織り交ぜながら話が進んでいく構成。
淡々としているため、感動や衝撃などは薄い。
非公開のSNSなども監視されているということだが、ストーリーの流れからなのか、ITに関する自分の知識が乏しいからなのか、何でもありのSFスパイ映画を見過ぎだからなのか、あまり実話のように感じられない。
劇的なストーリー展開を期待すると少し退屈。
最終的な結果はわかった
この映画はざっくり言うと理解するのが難しい。最終的な結果はわかったがそれまでなにをしてそれがどう言ったことに繋がるのかが理解しにくかった。
アメリカの過去というのを勉強になったしこういうことがあったんだと知ることができ、見て損は無いと思う。
見れば見るほど理解出来るためより楽しめるかと思う作品。
頭が良いのは羨ましい!
凄く話題になっていたので気になって観ました。
こんな頭脳を持っていることを羨ましいと思います。私も欲しかったです。
ですが、頭脳を買われて危険な目に合ってしまう。。そういう道を避けて通ろうとは思わないのでしょうか…?やはり世のため人のために、といそしむのでしょうか…。
彼の人のために自分を犠牲に出来るところ素晴らしいですね!!
そしてこれを映画にし、世界に発信してしまうのも凄い!!大丈夫なのかと、つい心配になってしまう(¯∇¯٥)
オリバー・ストーンの変わり映えしない手法
アメリカ政府がインターネットで世界の情報を見放題だと言う事を元CIAスノーデンが暴露したお話。
容易に「盗撮、盗聴するのは良くない」とか「アメリカは身勝手過ぎる」とか思う人は後を絶たないだろう。
しかし、私的には逆にそういう人々に言いたくなる時がある。
コンピュータ、インターネットと言う英知の結晶を使わせて頂きながら、リスクも考えずその発言は逆に身勝手過ぎないかと。良い所は何も言わずに活用だけする。
「お金払ってるんだからいいだろ」とか言い出す人もいそうだ。時にはそのインターネットに守られている時だってある。
私的に中間的立場に立てない人間が多いなぁと思う世の中。この事件当時も「あっ、そう。」と思った程度だ。
英知の結晶を手にした時、人間には必ず「得」と「損」がある。石炭石油しかり、ダイナマイトしかり、原子力しかり、テレビしかり、コンピュータしかり、インターネットしかり。議論は今でも絶えない。
損と言う物は後々分かるもの。それだけに声を荒げる人もいる。
今回スノーデンは米国の悪政を暴露したかった訳では無い。
世界に議論を持ち込み世論にて「インターネット正しい方向性を示そうよ」と考えただけ。
中立的立場にて。
映画内容からだいぶそれてしまったが、内容はスノーデンのCIA入社経緯から告発までの流れなので、起伏がある話では無い。
私的にはオリバー・ストーン監督の進歩の無さにガッカリ。JFKぐらいから始まった無難な政治的ネタ祭り。
プラトーン辺りがピークで終わってしまった様で無念です。
スノーデンの物語は面白いが、オリバー・ストーンの手法が変わり映えしない。
他の監督でも作れるだろうね。でこの評価。
レビュー
社会派を撮らせたらいい味を出すオリバーストーン監督作。日本にいるとゴシップ感が強めで報道されてましたが、真剣に考えだすと現代人の深い問題が…😇
IT が発達した現代で、監視という強大な権力を誰が、どのように監視するのか…
あなたのPC、スマホはどうですか?
思っていたのと、違っていた。
最近の話の実話物なので。断片的なニュースから自分の中で「スノーデン=裏切者」と勝手に思ってました。
スノーデン側から語られる話ということもあってか、「大衆監視されている危機」を公にした話を、今と過去を行き来しながら進むところが。興味深かったです。
「仕事上の守秘義務」はどの仕事にもあります。ただそれを究めすぎると、「やりすぎ」だったり公共性に欠けてしまう。
スノーデンは「自分の信条」をしっかり持っていて。その手腕からどんどん秘密の闇の奥深くへ連れ去られる一歩手前で、気づきその証拠をコピーして持ち出す所は、スリリングでした。
手話・マイクロSD(だと思う)・ルービックキューブ。この3点の使い方もかっこよく。スパイ風に仕上がってました。ひゅー。
スノーデンの恋人の話も随所に織り込まれているのが、スノーデンを応援したくなる要素かな。
スノーデンのドキュメンタリー映画「CitizenFour」。2015年のアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したと知り。機会があったら見てみたいです。
全国民が「アメリカとは?」という壮大な大喜利に参加している国
米インテリジェンスの中枢であるCIA(中央情報局)やNSA(国家安全保障局)で数々の実績を挙げてきた優秀なプログラマーであるエドワード・スノーデンが、極秘裏で進行してきた国家ぐるみの個人監視の実態を暴露する、実話に基づいた物語。
イメージ的にだが、アメリカという国は、全国民が「アメリカとは?」という壮大な大喜利に参加しているように見える。そんな大喜利で人気を集める回答が「自由」「権利」「最強」あたり、そこに911以降加わったのが「安全」であろうか。オリバー・ストーンという監督も、その大喜利に自国への批判的精神を隠さずに答え続けるクリエイターのひとりで、本作でもまた、スノーデンの姿を通じて彼の回答が示されている。
愛国心、正義感から軍に入隊したスノーデンは怪我が原因で除隊を余儀なくされる。それでも祖国のためにと、もともと才のあったプログラミングでテロ対策に従事することになるが、徐々に業務内容に違和感を覚え、その実態を確信した時、こんなセリフを吐く。
「テロの予防は言い訳で、個人監視は政府の覇権のためだった」
テロはアメリカの「安全」を脅かすが、個人監視は国民の「自由」や「権利」を脅かす。政府の覇権は「最強」であることの証明。つまりアメリカは、「最強」であるために「安全」という言い訳を振りかざし「自由と権利」を侵した、という怒りがこの暴露の根っこにある。
スノーデンは、高給や出世、パートナーとの幸せな日々を犠牲にした暴露によって、国民の「自由」と「権利」を守り、彼なりの「アメリカとは?」という大喜利への答えを出した。オリバー・ストーンは本作の製作によって、「最強の証明のために、それ以上に大切なものを何度も台無しにする」という、「プラトーン」や「7月4日に生まれて」など一連の作品群に通じる答えを出した。そして、そのどちらも大喜利としては全然笑えない命がけのものであり、まさにそこが映画としての面白さ、緊張感を生み出している。
この暴露劇、実は本作公開の何年か前に、すでに本人出演のドキュメンタリー映画が公開されている。それでも本作が製作された背景には、クリエイターであるオリバー・ストーンの大喜利への回答と、スノーデンという一個人の人間性のドラマ化によって、ドキュメンタリーとは違った、奥行きを出したかった点にあるのだろう。実際、スノーデン役を演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットの完コピっぷりは想像を絶するクオリティで、必見である。
社会的地位、経済を操りいつでも都合良いように操作できて、常に優位な...
社会的地位、経済を操りいつでも都合良いように操作できて、常に優位な立場でいる。
世界の安全を守る方法に境界線はあるのかな。私は安全に生活していくためにプライバシーを犠牲にしなければならないなら、それは仕方ないことだと思う。時代だよね。でもそのただの庶民の生活情報さえも操作されて気づかないうちに大変な事態に陥るかもしれない。
バタフライエフェクトというやつですか。
映画自体は難しいと思っていたけど、私でも分かったし、本人の意とする議論する題材を定義する映画だったと思う。
こんな現実に追い付けない
凡人には途方もない話のようで、自分が盗聴に値しないなどというのは承知しているし、世界大戦を未然に防ぐためならいいんじゃないの?なんてうっかり思ってしまいそうだけど、スノーデンは違った。彼の立場になれば、そのような正義感の強い人であればなおさら、それが間違いであり追い詰められていくのだろう。どちらに賛成か?わからない。
おもしろい!はじめはフーンてなもんだったけど、観ているうちにじわじ...
おもしろい!はじめはフーンてなもんだったけど、観ているうちにじわじわと、自分も無関係じゃないんだ…と感じさせられるのでコワイ。展開としては割とすんなりなのだけど、ジョセフゴードンレヴィットの演技がうまくて引きつけられた。この俳優いいなあー。
って、似てるなと思ったら本当にリスエバンスだったのね!おっさんになっちゃって!
ニコラスケイジはすぐにわかった。
全157件中、41~60件目を表示