スノーデンのレビュー・感想・評価
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ネット社会の落とし穴
SNSやネットを通じて自分を発信するのが当たり前ですが、これを観ると全てのアカウントを削除したくなりますね。本や新聞等のアナログな情報より手軽に情報を取れるネットに頼りがちですが、監視されてると思うと怖いです。
矛盾の先にあるもの
彼が今もモスクワから帰れないということは
この物語は事実なのでしょうね
アメリカだけじゃ無いでしょ
こんな事が出来るのは
ロシアもインドも中国も、日本だって
ある意味では冷戦の頃とあまり変わっていないのかも
各国が牽制し合い微妙なバランスの上に世間がかるのだろうか
何のためなのか分からない世の中てます
【“心の声”に従い、私生活を犠牲にしてでも、米国の”大量データ収集方法”を止めようとした、稀有な男の物語。ポリティカル・”ホラー”作品でもある。】
ー冒頭、2013年、香港、スノーデン(ジョゼフ・ゴードン・レヴィッド)がドキュメンタリー作家と、ガーディアンコラムニストの女性と秘密裏に会い、インタビューを受ける場面からこの映画は始まる・・。ドキュメンタリータッチである。
スノーデンが、2004-2013年までアメリカのNSA(アメリカ国家安全保障局)やCIAで勤務していた時に知った、アメリカの大量データ収集システムの存在に徐々に疑問を感じていくスノーデンの姿。
だが、それと並行して、恋人のリンゼイ・ミルズ(シャイリーン・ウッドリー:初作品から、親戚のおじさん状態で観ている・・。)との楽しそうな姿も描かれる。
つまり、彼は偏執的な人物ではなく、ごく普通のアメリカの青年であった事が、サラリと描かれている・・。
では、何故彼は国を追われるような、告発を身命を賭して行ったのか・・。ー
■怖ろしかった場面
・NSA(アメリカ国家安全保障局)で働いていた、スノーデンの同僚が、鼻歌でも歌う感じで、”秘密の検索システム”で、アラブの富豪マルワンの家族構成リストを画面に出し、彼らのセキュリティーがかかっている筈のデータや、携帯電話での遣り取りを、難なく画面でスノーデンに見せるシーン。
・同じように、マルワンの親族の女性がホテルの部屋で、ブルカを取り、服を脱ぎ、下着になる姿を、容易に映し出す場面。
◆世界のあらゆる情報が、あのビッグデータ検索装置を使えば、観れるのか?
◆我々にプライバシーは、最早ないのか?
◆プライバシーよりも、国家同士の情報収集により、微妙な均衡を保ち、第三次世界大戦を防ぐ事を、NSA関係者及びブッシュ、オバマ政権は主張している事を、今作品は暗示しているが、本当にそれで、良いのか? 他に方法はないのか?4
<ラスト、スノーデンが亡命したロシアから米国民にメッセージを送るシーンは、本当にイロイロと考えさせられる。そして、最後”ネットに自由を”というメッセージが張られたパソコンの裏から、スノーデン本人が姿を現すシーン。
彼の表情は穏やかだ。
ガールフレンドとも会えなくなってしまったのに・・。
と思ったら、”彼女は、ロシアへ・・”と流れたテロップが、心に沁みた・・。>
世紀の内部告発者、エドワード・スノーデン【実話】
アメリカ政府によるアメリカ国家安全保障局(NSA)の機密情報を2013年6月に主要メディアに暴露した個人情報監視の実態を暴いた元CIA職員エドワード・スノーデンの実話を元にした映画です。
■PC、スマホを誰もが持っている時代。これは予想されてたこと。
だってネットに繋がってる=世界と繋がっているんだもの。
以前SHOWROOMの前田裕二さんが「僕はノートPCのカメラはテープを貼ってある」とTVで言ってたのです。何の番組だったか忘れたけど、この映画を見たら貼っちゃうよね(;´∀`)
私も特に見られても国家を揺るがすような重要な秘密はないけどガムテ貼ったわw
■中国政府は既にやってたけども・・・
HUAWEIやZTEの事件で中国製や台湾製、韓国製スマホで個人情報が抜き取られる危険性が報じられた事がありましたよね。
んで調べてみたらHUAWEIとZTEは中国政府が資本に入っているメーカーなんです。つまり政府が意図的に仕組んだと思いませんかー??
■アメリカは常に世界の頂点に立ちたがる国。
国の権力を保持するためにプライバシーを侵してもいいのか。
■映画なので実話と違うところも・・
①スノーデンが告発する動機は、映画の中ではNSAの監視の目的が国防ではなく世界を支配することであり、スノーデン自身への身辺調査の延長として同居している女性まで監視された為とされていますが実際は、違法となる米国人の通信までをも、NSAが盗聴監視していたことに対する告発です。
②スノーデンがマイクロSDカードで情報を盗み出したと描いているが、実際には膨大な量を持ち出しており、更に高度な方法を使わないと持ち出せないはずです。
(この盗み出した方法に関しては、スノーデンもNSAも公表していない)
③映画では、FISA秘密裁判所の暴露をメインで描かれているが、実際はプリズムの告発がメインであります。プリズムとはマイクロソフト、ヤフー、グーグル、フェイスブック、AOL、スカイプ、ユーチューブ、アップルなどのIT企業と協力して、国民を監視するプログラムのこと。
④映画の中では、NSAが主要IT企業のサーバーに直接侵入、とされているが、実際の「プリズム」においては、NSAにIT主要企業は協力していたとされている。
■彼はロシアに亡命し永住権を獲得。
「彼は英雄かそれとも犯罪者か」。確かに彼は国家機密情報を暴露し
秘密保持契約に違反をしたので犯罪者ではあるけれど、このリークがなければ
全世界の人々が監視されていると知らずに過ごしていたわけになるのです。
あなたのプライバシーがダダ漏れです。
勇気ある内部告発でした。その結果アメリカには居られなくなり
ロシアに亡命しましたが・・・こうやって優秀な人材が潰されるんですね。悲しいことです。
とても興味深い映画でした。
ただ映画としては退屈な流れのオンパレードで、
前もって実話を元にしたドキュメンタリー映画だよ・・って
知ってから見た方が面白い気がします。
本当に怖い
人権とか個人情報保護とか言われてるけど
守られてるのか怪しいものだとこの映画みて改めて思った
スノーデンさんの勇気ある行動に私は凄いなって思ったし彼に着いていった彼女のリーゼンさんにも凄いと思った
心から愛して信じてないと出来ないなって。
考えさせられる映画だ
どの程度の脚色をしているのか…2つの脚本からの映画化だそうだけど凄い内容だ。
決してスノーデンが英雄扱いされているわけではないが、アメリカと言う大国が動いたのは事実だし、プライバシーの重要性を世界に考えさせた大事件だった事は事実。
個人的には、これからの戦争は情報戦と言うのも間違いないと感じた。我が国も他国の情報に頼り続けるのもどうかなと…どうでもよい質疑に終始する日本の政治が改めて情けなくなる。
悪夢が現実となってしまった、今。
この映画にはストーリーがありません。
代わりにあるのが、圧倒的な真実なのです。
911テロの2年前に公開された一本の映画を思い出します。
ウィル・スミス主演の映画「Enemy of the State」では、当時まだ知名度の薄かったNSAの悪行がテーマでした。
NSAによるプライバシーの侵害が、どれほど一般市民に実害があるかというテーマで、観衆が飽きそうな主題をスリラー仕立てにしあげた映画です。
NSAの悪党が言い放ちます。
「国民の優先順位なんて、事件ひとつでコロッと変わるさ。プライバシーの尊重より、国家の安全こそが第一へ、とな」。
911事件は、たしかに人間からプライバシーが奪われてしまうキッカケとなった最悪の事件でした。
20年前の映画人たちの警鐘が悪夢の現実となり、全世界の全人間のプライバシーをNSAが完全に把握してしまったという事実を、淡々と告発するのが、本作です。
高給と責任ある地位を投げ捨てて、良心のために内部告発の道を選んだエドワード・スノーデンという人間の前半生を、堪能してください。
自分は悪いことをしていないから無関係?
んなわけないです。同じセリフが、前作にも、本作にも、出てくるけどね。
他人事じゃない
ジョセフがスノーデンの雰囲気にそっくり。
日本のことも出てきて他人事じゃなくなった。
アメリカは日本のインフラを掌握しており、親米家じゃなくなったら日本のインフラは崩壊するらしい。
スノーデンが告発準備をしてる時少しドキドキ。一緒に働いていた仲間は勘づいてて協力してたけど、現実でもそうだったのかな?
今NSAはどうなってるんだろう。オバマ政権下の話だが、トランプ政権下でこれが起こったらどうなっていたのだろう。
スノーデン事件の全貌が分かるので必見
映画を観るまではスノーデンは CIA の末端 社員だと思っていたが、実際には IT やコンピューター技術に非常に長けた優秀な技術者だったことをはじめて認識。
CIA、NSA の重要な情報を持つスノーデンが暴露するまでの記録を描いており、興味深い。
また、日本にもスノーデンは数年滞在しており劇中でも日本の間抜けなサマが描かれている。
戦争の最前線がサイバー空間というのは改めて認識。。。日本の USB 知らない IT 大臣、ハンコ大臣など国家防衛考えても日本はこのままで大丈夫なのか!? と危機意識を強くした。
アメリカという国の基礎
いまはテロとの戦いだが、先に見据えているのはロシア、中国。
日本やドイツなどが同盟国でなくなった場合の想定もしているアメリカという国。
いきすぎたともいえる情報収集に疑問を持ち声を上げる人がいる。
アメリカという国の力がそこにあると思った。
「議論を始めるための情報がなければ僕らは迷子です。政府に疑問を呈し、説明を求められることが重要です。アメリカはこの基礎の上に成り立っているのです。国の安全を守りたければこの基本を守るべきです。」(Without the information to start a public debate, we’re lost. You know, that people being able to question our government and hold it accountable. That’s the principle that the United States of America is founded on. So if we wanna protect our national security, we should protect that principle.)
映画では回転ドアという表現がされていたが、スノーデンが疑問を持ちながらも、職場を変えインテリジェンスの仕事を続けたのは何故なのだろう。
自分は他の人には出来ない任務をしているという自尊心をくすぐるものもあるのだろうか。
NSA工作センターは一見の価値あり
エドワード・スノーデンの再現ドラマ
地味だが現代の諜報機関とはどういうものか
スノーデンのやったことはどういうことなのか
じつに興味深いテーマだ
NSA工作センターや監視ソフトなど見どころも多いが
話の山場がなく、始終不穏な内容
スノーデンに感情移入できれば、オチで
「やってやったぞ」という快感が得られるかも
作中スノーデンの人間性がもっと魅力的であれば
もっと面白かったかもしれないが、
その場合リアリティが欠けていたかもしれない
ドキュメンタリードラマとしては丁度いい塩梅か
心の声に従う
実話というから本当に驚き!
他人事じゃないし、世界中誰もが関わる大きな事件だからこそ、知っておくべきことなんじゃないかなと思いました。
日本でもマイナンバー制度や、今後AIの進歩でどんどん情報が管理される社会になっていく、その予兆かもしれません。
スノーデンのした事は、いい事なのか悪い事なのか?判断するのもおかしい話で、彼は、自分の心の中声に従って、彼なりの正義を貫いたんだと思いました。
「不快」な思いを解き放とうと、自由を求める感覚は人間誰しも感じるはずで、それが、向上心と呼ばれることもあれば、そうじゃないこともあって、価値観はそれぞれだと思います。
ただ、私自身も、他人に左右される人生ではなく、自分の思いのまま生きていこうと思いました。
一種の記録映画として
事態が起きた時、前代未聞のスキャンダルだと驚かされた。確かに過去、個人が国家を暴くなどあったかどうか思い出せない。
タイムリーでニュースを追っていた時も、まさか逃げ切れるなどと思いにもよらず、それこそ映画のような展開に唖然としたことが忘れられない。
オリバーストーンという安定感が全編を通して裏切らない。どれほどニュースで流れを知ろうと展開はスリリングだし、スパイ映画として終ることのない倫理観への問いかけ、主人公の苦悩もまたよく伝わってくる。ネット抜きに生活できない今、通して、鑑賞者が考えを深めるにはもってこいだ。
いずれにせよ、前代未聞の大事件は記録しておくに間違いなく、されたからには見て損のない一作だと鑑賞する。
唯一のマイナス点は主人公の仕事上、情報管理、システム周辺のシーンが多く、ぼんやりでも知らない人には何がどうなのかわかりづらいかも。
しかしスノーデン氏、いうまでもなくキレものだ。
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