「設定はとても良いのだが、どことなく中途半端」高慢と偏見とゾンビ hasegawaさんの映画レビュー(感想・評価)
設定はとても良いのだが、どことなく中途半端
かの有名な名作、高慢と偏見にゾンビ要素を追加した作品。僕は高慢と偏見というドラマがとても好きなのと、ゾンビ映画がとても好きなので、この作品は期待していた。
映画の序盤から戦闘シーンが多々あり期待が高まったのだが、見終わってみるとどことなく中途半端な感じだった。話の設定としては面白かった。サム・ライリーの演技もかっこよく、アクションもまあまあ見応えのあるものだった。たけど個人的にはまらなかった。
その理由は、“ゾンビ映画”という固定概念にとらわれすぎたということ。この作品の場合、ゾンビ映画なのだが、ゾンビが普通に喋るし、人間と同じように社会で生きている。そして一番気になったのは、登場人物の誰一人もゾンビに感染しないということ。まあこの作品の感じだとゾンビより恋愛要素に焦点が当たっているから、そのような展開なのは仕方がない。個人的には恋人がゾンビに感染する絶望的なシーンが見たかった。
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