「まさに異色作。純文学とパニック映画の、奇跡の融合。」高慢と偏見とゾンビ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに異色作。純文学とパニック映画の、奇跡の融合。
【賛否両論チェック】
賛:純文学とゾンビという、異色の組み合わせが面白い。その独特な世界観の中で、反発していた者同士が愛に目覚めていく様が描かれていくのが新鮮。
否:展開がかなり淡々としていて文学的なので、苦手な人は眠くなってしまいそう。
純文学がベースの物語なのに、舞台がゾンビウィルスの蔓延した世界という、まさに異色の組み合わせが斬新です。毛嫌いしていたはずなのに、次第にお互いがどこか惹かれ合っていくとの姿が印象的です。
「人類が持つ最強の武器は“愛”。」
という言葉が、非常に説得力を持って聞こえます。
ただやはり難点は純文学小説の映画化なので、物語がかなり詩的なところ。ゾンビ映画を期待して観ると、淡々としていて思わず眠くなってしまいそうです(笑)。
基本的には元ネタが好きな方向けの、変わり種の作品といえそうです。
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