「ゾッと寒くなるほど怖い映画です」チャイルド44 森に消えた子供たち ezuさんの映画レビュー(感想・評価)
ゾッと寒くなるほど怖い映画です
スターリンの恐怖政治がまっただ中の大戦直後ソ連で、子供の連続猟奇殺人事件が発生するが、事故で処理されていることに疑問を持ったKGB捜査官が、抹殺される恐怖を感じながら単身で真相に迫る。企業や地域でも起こりうる恨みの報復は、強権秘密組織の中で 如何に陰惨なものに変質して行くか、特定秘密保護法を許したこの国が、運用次第では恐怖政治に陥る怖さも妄想させる。監督も『デンジャラス・ラン』のスエーデン出身 若きダニエル・エスピノーサ。あの拷問シーンがトラウマとなって蘇る。
『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(2009年)のノオミ・ラパス(スエーデン生 35歳)が スターリン下の秘密警察官の妻として 明日のない絶望の罠に陥った役を好演するサスペンスミステリー。
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