64 ロクヨン 前編のレビュー・感想・評価
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部屋の中からじゃ、この窓は開けられない。
映画「64 ロクヨン 前編」(瀬々敬久監督)から。
以前、原作を読んでいるからか、やや違和感を覚えた。
あの650頁近くに及ぶ文字が、どう映像に表現されるのか、
期待し過ぎたのかもしれない。
どんなに素晴らしい作品でも、映画として4時間は長過ぎる。
逆に、2時間前後に表現できないようなら、厳しい言い方だが、
映像化は諦めた方がいい、という感想を持った。
と言いつつも、作品レビューとしてメモは増えた。
前編は、記者クラブとの確執・不協和音を解決しようと、
孤軍奮闘する主役、佐藤浩一さん演じる、三上広報官の動きが
私のアンテナに引っかかった。
「部屋の中からじゃ、この窓は開けられない。
開けるには、自分が外に出て開くしかないんだ」
この考え方が、彼の全行動を支えている。
もうすぐ定年だから・・と及び腰の先輩警察官に対しても、
本来なら話すこともままならない上司に対しても、
同じ姿勢で臨むからこそ、部下の信頼が得られたのだろう。
仕事で大切なのは、危険を承知で、問題の火中に飛び込む勇気、
そんなことを感じながら、前編を観終わった。
お腹いっぱい
駄作
前編だけで十分面白い
昭和64年に起きた幼児誘拐殺人事件(ロクヨン)は未解決のまま、あと1年で時効を迎えようとしていた。
主人公(佐藤浩市)はロクヨンの捜査を担当したが、今は広報官として捜査の第一線から外れ、記者クラブ対応や警察組織の忖度に悩んでいた。
前編の山場は記者クラブとの対決で、泣かせてくれる。
これじゃ後編を観たくなる。
ドラマ版観てるからこそ観るべき
zeze
普通こんな仕事やめる!!
とりあえず後編に期待できるが……
7日間だけだった昭和64年に起きた誘拐殺人事件から14年後、未解決のまま時効まであと1年というタイミングで、再び14年前の誘拐事件を模倣した誘拐脅迫電話がかかってくる。
横山秀夫の小説を映画化した作品。ずっと以前に「D県警シリーズ」の一つとして読んだし、2015年にNHKが制作したドラマ版もすごく良かったので、映画も期待してみた。
前半は、県警の高級官僚と叩き上げ刑事たちの対立、県警広報官と記者クラブとの確執、後編に続く「幸田メモ」を巡って14年間も続いている刑事たちの苦悩などを描いている、いずれもなかなか良く描けていた。やや説明の足りない部分もないわけではないが、それぞれ並行して進んでいるエピソードがバランスよく、物語に心地よく引き寄せられていった。
佐藤浩市、瑛太、永瀬正敏、吉岡秀隆など重要人物を豪華キャストで占め、演出も重厚感と安定感を感じさせている。後半に期待できる出来だった。しかし……(後編に続く
佐藤浩市の周りの人物にイライラ
原作は観てません。犯人特定方法のみ知っている前提で観覧。
64と言う時効あと1年の過去事件を追求する映画ですが、冒頭から主人公佐藤浩市演じる警察広報官を取り巻く人物達に最初から腹が立った。
記者クラブ、上司、行方不明の娘、、、とにかくイライラ。と言うか、スレ過ぎてます。
ホントに64ストーリーに欲しいの?と思うくらいである。こんな警察内部と関係者を腹黒くしなくてもねぇ、、、で感じである。
この映画は前後編の2部であり、1つにまとめてしまうと尺が足りず、逆2つだと余ってしまうからなのか?と最初から思えて、後半なんて糞食らえと投げ出しそうになる。
前編は64ストーリーで無く、佐藤浩市苦悩サブストーリーである。
話的には良い、だが長すぎる。
原作に忠実ですから、あって当然と言う人もいるかも知れない。
それならば(出来るなら)サブタイトルぐらい付けてもらいたかった。
後編へ続く
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