「群馬が舞台の警察もの」64 ロクヨン 前編 akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
群馬が舞台の警察もの
クリックして本文を読む
64とは昭和の最後の一週間に起きた未解決誘拐事件の名前。この設定だけで、興味をひかれた。元号が64まで続いたことは日本史の中でもかなり特異なことではある。浩市さんは相変わらずお元気。永瀬正敏、緒方直人、吉岡秀隆、仲村トオル。この四人が共演するだけでもちょっと変わった映画のように思える。四人がよく出るのは後編になってからだが。NHKドラマ版は5話。映画版は二時間が2本。ドラマ版も最初の事件のところは、かなりの迫力だったが、映画版も、テンポよく、迫力の映像。一気にひきこまれた。時効寸前の未解決事件、記者クラブと県警広報室の丁々発止、それに三上夫婦の個人的な悩み、さらにごく一部の秘密である警察内部の隠蔽工作事件が元刑事あがりの広報官三上を襲う。よくできた原作であり、脚本である。メディアと警察の関係について悩む広報室室員たちが初々しい。
コメントする