劇場公開日 2015年9月4日

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「優しい園子温」映画 みんな!エスパーだよ! 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0優しい園子温

2015年9月4日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

今まで過激だったり、メッセージ性の強い作品が多いけど、今回の園子温監督はどこか優しく感じたかな。

童貞や処女へのちょっとした応援の作品なんだと思う。

ドラマ版はクダラナサが売りでかなり楽しく見られたが中身はまあなかった(まあこれは高校生が偶然見かけて楽しむものだと思うが…)、映画版は園子温のメッセージ性を入れてクダラナサの中に中身を入れた劇場版かな。

テーマは運命の人といった所か。

運命の人に出会う厳しさとか、結ばれるまでの厳しさとかそういうのが良く描かれてるかなと思う。運命の人に出会うのはそう簡単じゃないと。

じゃあどうしたらいいのかの答えに提示されるのが園子温監督にしては素敵な作品。

未だに童貞の人も今作を見れば少しでも元気をもらえると思う。

だけどそんな素敵なメッセージを自分は感じたが、まあクダラナイのは変わりないので好き嫌いあるかな。

胸の迫力を劇場で体感させるなんて、もうクダラナイ、クダラナイ(笑)

決着の仕方もクダラナイ(笑)

マキタスポーツ、明らかにドラマ版よりハシャいでるよね…

染谷将太のあの姿は、意外と可愛い(笑)

池田エライザは、〈夏帆〉の降板は確かに残念だけど色気も演技も負けてなかったと思いますよ。

ただ園子温監督ならもうちょっとぶっ飛んでも良かったかなとは思う。クライマックスのエロいものだけを動かすも周りにエロいものがあったんだからそれをぶつけるとか…

とりあえず、ほとんどの記憶がメッセージ性の部分と、すぐ脱いで(裸にはならない)胸をさらけ出す女性たちという笑っちゃう作品だけど、楽しさはあるので童貞や処女はもちろん、ドラマファン、園子温監督ファン、下ネタが大丈夫な人は劇場で見てみてください。

真野恵里菜、イイ女になったな〜

ってか、小悪魔すぎる…

作品に向き合うゆき平