ローリング

劇場公開日:

ローリング

解説・あらすじ

「パビリオン山椒魚」「乱暴と待機」の冨永昌敬監督が、盗撮事件で地元を追われた元教師が東京から女を連れて地元に帰ってきたことから巻き起こる人間模様を、全編水戸ロケを敢行し描いた作品。茨城県水戸のおしぼり業者で働く貫一は、盗撮事件を起こし行方をくらましていた元高校教師の権藤と再会する。かつての教え子たちにつかまり糾弾され面目を失う権藤。さらに、権藤が東京から連れて来ていたキャバクラ嬢のみはりに貫一が一目ぼれし、貫一は権藤から彼女を奪ってしまう。一方かつて権藤の盗撮した動画に録画されたある人物に目を付けた貫一の悪友たちによって、芸能事務所を巻き込んだ思わぬ騒動が巻き起こる。

2015年製作/93分/日本
配給:マグネタイズ
劇場公開日:2015年6月13日

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映画レビュー

3.0【”自業自得の盗撮高校教師の輪廻転生映画。”ホント、冨永昌敬監督って変な映画を作るなあ。けどね、この作品は、キネマ旬報の2015年度邦画ベスト10位なんだよ。成程なあ。】

2025年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

ー 冨永昌敬監督作品を映画館で最初に観たのは「南瓜とマヨネーズ」で、次に観たのは「素敵なダイナマイトスキャンダル」である。お客さんは3人位だったかな。
  今作もそうだが、オリジナル脚本で勝負する監督であり(「素敵なダイナマイトスキャンダル」は原作がある。)注目しているのだが、不思議な作風なのである。
  シネコンでは、ナカナカ掛からないような作品が多い気がするなあ。-

■茨城県の水戸。おしぼり工場で働く貫一(三浦貴大)は、10年前に高校で盗撮事件を起こした元教師・権藤(川瀬陽太)と再会した。
 彼は権藤が連れていたキャバクラ嬢・みはり(柳英里紗)に一目惚れし、彼女と同棲を始める。一方で、かつて権藤が盗撮した映像が流出した事が原因で思わぬ大騒動が起こる。

◆感想

・という話なのでが、これをオリジナル脚本として書き上げる冨永昌敬監督って、才能があるんだけれど、どーもなあ。

・今作は権藤を演じた川瀬陽太の怪演が際立っており、物語も彼のナレーションで進んで行くのである。

・ハッキリ言って、起承転結が良くないなあ、と思ったら”あ、そういう事で映画の題名が「ローリング」なのね!と思った作品である。

<今作が、キネマ旬報の邦画ベストテンの10位になったのは覚えているけれども、一般視聴者の方だったか、批評家の方だったかは、忘れたなあ。
 2025年6月に公開される「ぶぶ漬けどうどす」が気になっているのだが、公開館が少なそうだなあ・・。じゃーね。>

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NOBU

3.0怪作快作

2021年2月12日
iPhoneアプリから投稿

滑稽で見事な堕ち様は映画史に残したい。
時間経過の手掛かりたる足の小指の容態がずっと気になる。
人が堕ちるように指も…。
ここが冨永昌敬オリジナル脚本の冴え。
屋上の発電機の件りは滑稽側に振り過ぎた感も。
怪作快作。

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きねまっきい

5.0クズな大人達を観て安心するクズ

2020年3月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

フジのノンフィクションもそんな感じでしょうか。底辺と言われる生き様をスクリーンで観て自分はまだマシだなんて、思ってる自分もクズなんだなと思わせられる鏡写しのような映画。

全編で匂わせる暗いコントラスト、薄い彩度。
地方都市の鬱屈とした雰囲気が薄汚い花を添えてこの映画を映画たらしめています。

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まつ

2.0焦点が合わずぼんやりした印象

2018年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

・教え子を盗撮した元教師が転落して鳥のひなに転生して終わる
・茨城らしいが標準語だし、教師がくずなのにナレーションでは妙に神妙な語り口なのでどっち付かずで感情移入できない
・ヒロインのすぐ抱かれる感じも何か取って付けた感じだしなんだかな
・最後の同級生同士の電機コードが足らなくてぐだぐだになる殺しあいみたいなオフビートな笑いはすこし面白かった

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mimiccu