「邦画の悪い所が詰まってる」テラフォーマーズ Croさんの映画レビュー(感想・評価)
邦画の悪い所が詰まってる
原作は地球にテラフォーマーが侵入してくるあたりまでは読んだ上での評価になります
とにかく邦画の悪い所が凄く出てる映画。チープな映像、チープな演技。脚本は概ね原作通りだから別にいいけど、やはり漫画を実写化すると無理が出るのは否めない。それ以上にナナオ周りの脚色が要らない。ナナオは主要キャラ感めっちゃ出しといて序盤で即死&膝丸の能力の示唆程度に留まるからこそ良かったのに。武井咲起用しといて序盤で即死は流石にバツが悪かったのか……。なんかそういところも本当に邦画特有というか
伊藤英明も海猿とか悪の教典の演技は好きだったけど、これに関しては大学生の演劇サークルですか?みたいな演技。特に酷さが目立った
やっぱり漫画は漫画(orアニメ)だからこそ面白いんだなと改めて痛感。まぁもちろん実写化しても面白い部類の漫画はあるだろうけど、テラフォーマーズに関しては絶対にその類ではない。人気だったから実写化しただけ。本当にそれだけ
まぁここまで辛辣な評価してるけど、実はチープな映像とは言ったけど意外と気に入ってたりする。テラフォーマーのCGも意外と見慣れれば良く見えてくるし、何よりバグズ手術の虫紹介の映像は割とカッコよくて、チープさはあるんだけど、それも含めて「アリ」な仕上がり。蟻だけに、とかは言わないよ。原作もあの虫の能力紹介が魅力の9割と言ってもいいくらいだしね。個人的な意見だけど
その原作の魅力の1つである能力紹介に関しては良かったのでまぁ2.5はあげたい。でも……うん。なんというかテラフォーマーズって2部からが本番で、1部はチュートリアルというか……テラフォーマーズの面白さが出るの2部からだと思ってるからそもそも1部の実写化って時点で破綻してたんだと思う