「斬新かつ壮絶な世界観。未来を賭けたそれぞれの戦い。」テラフォーマーズ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
斬新かつ壮絶な世界観。未来を賭けたそれぞれの戦い。
【賛否両論チェック】
賛:予備知識は不要。「昆虫のDNAを駆使して、火星で進化したテラフォーマーと戦う」という設定が斬新で、引き込まれる。地球ではアウトローだった主人公達が、己と人類の未来を賭けて立ち向かっていく姿が印象深い。
否:ツッコミどころはかなり多いので、人によって賛否は必至。グロいのが苦手な人はもちろん、虫が苦手な人にも向かない。
地球でつま弾きにされた主人公達が、何も知らされないままに火星へと送り込まれ、進化した永遠の“宿敵”と戦わざるを得なくなる。そんな理不尽かつ絶体絶命の状況下で、昆虫の能力を使って立ち向かっていくという設定が、斬新でステキです。地球上ではアウトローだった彼らが、火星でもがき戦う姿の中に、人間の持つ不屈の精神が、壮絶なアクション満載で描かれていきます。
昆虫のDNAも、個性豊かなものばかりなので、どんな能力が出てくるかワクワクさせられるのも、魅力の1つです。変身する描写も、妙にリアルで迫力があります。ただ、その分結構グロテスクだったりもしますが(笑)。
そして、そんな乗組員達にも、1人1人火星に来た背景があり、その虚しさや切なさもまた、物語を際立たせています。
レーティングこそありませんが、グロシーンはかなり多いので、それだけご注意を。ド迫力のアクション大作を、是非劇場でご覧下さい。
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