「犬のキメ顔」ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ) 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
犬のキメ顔
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主役の犬の顔がイイ。
甘える顔、寂しがる顔、怒った顔…ここまでなら他の犬でも何とかなりそうだが。
「闘うことの無常感」を漂わせた顔。渋い。犬なのに。犬だから?
無常感のキメ顔が、ラストのオチに繋がってるんだろうなあ。
脇役の相棒犬も良かった。賢そうで。
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犬の演技が良いだけに、人間のみのシーンがちょっと退屈なんだなあ。
もっと、犬を見せろや、そんな気持ちになってしまう。
人間側の主役が少女で微妙にロリ目線で撮ってるような気もして(着替えシーンとか、スカート姿で自転車転倒シーンとかパンチラ狙ってんのかと邪推してしまう。邪推する方が悪いのかもしれんが)。犬かロリかどっちかにしろと思う。
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「雑種犬には重税かける、純血種以外はひっつかまえて殺したって良いんだ」っていうストーリーにひっかけて(ハンガリーでは実際にそういう法案を出そうとした団体があったらしい)、人種問題とか諸々言いたいことがあったのかもしれん。
そういう真面目さと、犬ホラーのブレンドが面白い映画だったなあ。
ただただ疾走する犬を撮るっていう、人を食ったところもイイ。
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