劇場公開日 2015年11月21日

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「さすがパルムドッグ賞!!」ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ) しげぴいさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0さすがパルムドッグ賞!!

2015年11月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

危ういお年頃の少女が
父親を徐々に受け入れていく姿と
わんこが流転の末
テロリストと化していく過程が
シンクロして描かれてますが
とにかく、わんこたちの
圧倒的な演技力に魅せられました。

寓話としてみれば
今の世の中、我々のすぐ隣にも
あるかもしれない話。
この脅威がわんこの様変わりから
じんわりと伝わってきます。

主演わんこを再三助ける
三毛の小犬が
かわいかったなぁ…
も1回観たい。

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2015.12.4ユナイテッドシネマ豊洲で
また観てきました。
わんこたちの大疾走シーンは
今回も鳥肌が立ってしまった!

父娘の氷解のきっかけとなる警察のシーン。
娘を引き取りに来た父親が突然嗚咽をもらす
その背中が脳裏から離れません…
それから、収容所の画面に流れる
「トムとジェリー」のハンガリー狂詩曲を
静かに見つめるハーゲンの表情も。

ぶち小犬ちゃんが
(犬の場合は三毛とは言わないんだ…)
タワーリングインフェルノの
ジェニファー・ジョーンズを想起させて
胸をずんずんと打たれました。

しげぴい