劇場公開日 2016年2月11日

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キャロルのレビュー・感想・評価

全192件中、81~100件目を表示

2.5憧れ美しく燃え

2016年8月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

難しい

1950年代、うら若きデパートガールとミステリアスな人妻の愛を描き、カンヌ国際映画祭女優賞受賞、アカデミー賞主演女優・助演女優ノミネートの話題作。
非常に気になる作品であったのだが…、自分には合わなかった!(>_<)

高水準の秀作である事には全く異論無い。
映像は美しいし、50年代を再現した衣装、美術、車や小物…隅々まで画面に映え、目を奪われる。
ハンサムウーマンなケイト・ブランシェット、瑞々しいルーニー・マーラ、二人の女優の名演に誰が文句を付けられようか!
ケイトの煙草を吸う佇まいが男性から見てもしびれる。
デパートで、ほんの一瞬視線を交わしただけの“出会い”の演出が秀逸。
情感たっぷりのムードに酔いしれる。

だけど、どうしても最後まで話に入り込めなかった。
多分、本作はあくまで女性主観の作品であるから。
キスシーンやラブシーンはあるにせよ、二人の関係は“恋慕”じゃなく、“愛”。
もっとよく言うと、ルーニー演じるテレーズのケイト演じるキャロルへの憧れ。“憧愛”とでも言うべきか。(造語だけど)
若い女性は年上のかっこいい女性に憧れを持ったりするようだけど、男はおっさんにそんな感情持ったりしないからなぁ…。

キャロルから見たテレーズはどうだろうか。
夫と離婚調停中はまだしも、幼い子も居るのに、若い女性にうつつを抜かすのは解せない。
男目線、夫からしてみれば、何とも複雑。
愛の形は様々、別に女性同士の愛を否定するつもりは全く無いが、夫の反応は真っ当だと思った。

テレーズのキャロルへの愛は、彼女が大人になった時振り返れば、ほんの一時の憧れ。
キャロルのテレーズへの愛も、ほんの一時燃え上がった感情。
時代背景も含め、決して成就しないのは分かっているが、刹那的な愛の形は哀しくも美しく。

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近大

3.0上品で素敵なロードムービー

2016年8月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

萌える

古き良き50年代の細かい描写にデパートの商品の小物や家具など映像を観ているだけで楽しめる。

素敵でゴージャスで華やかで純真さと可愛らしさと両極端な二人の上品な愛の形がとても綺麗で物語の中盤からのロードムービーに変化する所も意外性があって良かった。

が、何か物足りなく....感じるのも!?

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万年 東一

1.5女性同士の友情と恋

2016年8月16日
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鑑賞方法:VOD

多分女性二人にフォーカスされ過ぎているからだと思うけど、3回見ても内容がよくわからなかった。
想像力が乏しいので共感できないんだと思う。辛い。

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shoz_

4.0友だち以上

2016年8月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

萌える

同性と友だち以上になるという事が、もひとつ理解できないのですが、そんな私にも説得力を持って見せてくれた映画でした。

異性からも同性から見ても魅力的なキャロル、最初は少し優柔不断だったテレーズ、表情や演技が自然で繊細で素晴らしかった。男性の描かれ方は残念でしたが。

原作が読みたくなりました。

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Momoko

3.5時代が時代なら

2016年6月4日
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鑑賞方法:映画館

キャロルの提案に対してテレーズの進路はなにか受身の様な気がするが、徐々にその引力の働きかけに能動的な面を見せる。
最後にケイト・ブランシェットが見せる笑顔は見るものに奥ゆかしさと想像を換気させる。
私的にはテレーズが纏う衣服のチェック柄に時代感とタイムレス感の相反する要素を覚える。

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なべたく

4.0演技力に高評価。

2016年6月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

ストーリーや予告などチェックせずに観賞しました。かなり早い段階で「同性愛?」ピンときた。表情とか仕草でその辺りが醸し出されてました。さすが演技派女優達。けどストーリー自体は、意外性はほとんどなかったですね。

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okuy

2.040代半ばの子持ち既婚者が若くてNoと言えない女の子を引っ掻けて旅するお話

2016年5月29日
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鑑賞方法:映画館

同性愛という要素を取り払えば「40代半ばの子持ち既婚者が若い女を引っ掻けて旅するお話。」いい大人なのにまるで責任感のない行動。不倫を純愛だって言われてもなぁ。個人的には合いませんでした。

映像はキレイだし、ケイト・ブランシェットは妖艶だし、ルーニー・マーラも可愛かったけど、ストーリーには全く共感できず・・・確かに演技は良かったです。特にルーニー・マーラ。アカデミー賞は取れなかったものの、心の動きの移り変わりをちょっとした表情で表現してました。ケイト・ブランシェットに一歩も引けを取らない演技でした。

そういった良かった点を加味しても内容が苦手でした。例えば自分がパートナーに不倫や浮気された時に、許されぬ恋愛をした相手とは純愛なんだからOKよーって言えるものなんですかね?私は無理でしたが。

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アキ爺

3.5愛とは?

2016年5月23日
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ただ好きになった。人が同姓だった。
それだけの映画です
ただそれだけがすごく難しくて、切なくて美しい。
誰にでも起こりうることなのではないでしょうか。心から好きになってしまったら、そこには性別なんてものが入る隙はあるのかな

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いなり

4.0普遍的テーマを美しすぎるラブストーリーで

2016年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

観たのは少し前ですが、遅ればせながら。

けど今でも余韻が残ってる、

不思議な映画です。

ルーニー・マーラがオスカーを獲って、

評判もいいので劇場へ。

原作の作者は

アランドロンの名作「太陽がいっぱい」や

「アメリカの友人」「リプリー」の

作者なんですね。

1952年に100万部を超える大ベストセラーになった、

彼女の実体験だそう。

当時は同性愛自体に法規制があって、

30年後にカミングアウトしたとか。

その時代には創られることのなかった、

今の時代の必然なのですね。

決して自分らしく生きられなかった二人が、

運命的な出会いで惹かれあい、

自分を見つけていく成長のお話。

表情やセリフの一つ一つがヒリヒリしてて、

禁断の愛を出口に向けて揺れ動く女たちの心情が、

実にスリリング。

見えない引力の行間がせつない。

こんな恋愛映画は、あまり出会ったことがない。

衣装やメイクも完璧。

その時代背景で対照的な

二人のキャラクターを表現する装置として、

計算され尽くされています。

満たされてる女キャロルは、

ミンクのコートやしなやかなドレスに、

金髪と真っ赤なルージュ。

対して抜け出せない凡人女テレーズは、

ボンボンのついた帽子に、

黒髪とネイビー。

そんな対比が続き、

作品を奥深いものにしてますね。

僕は1950年代が好きなので、

まず舞台設計や完璧な美術にため息。

映像も美しすぎる!

光線が詩的な映像で紡ぐ、

まるでアート作品のよう。

16ミリフィルムで撮影されているので、

粒子の空気感がまるで

当時の銀幕を観ているよう。

それだけでも、劇場でみたほうがいいです。

「ブルー・ジャスミン」で主演女優賞受賞の

ケイト・ブランシェットは、

すごい存在感。

社会からスポイルされる同性愛者の不安と苦しみを、

天才女優が見事な表現力で演じています。

彼女以外に、この役は想像できない。

けど確かにルーニー・マーラは、

助演として素晴らしい仕事をしていた。

自分を見つけられない不安や心の闇、

そして強い意志まで、

眼差しだけで演技する力量はさすが。

葛藤を抜け出して生き方を見つけていく女性を、

息を飲む演技で真摯に向き合っている。

オスカーも納得です。

後半はルーニー・マーラが、

ヘップパーンに見えて仕方なかったのです。

この二人が出会ったケミストリーは、

映画史に残るでしょうね。

自分に正直にいきるという普遍的なテーマが、

ドキドキさせる至高の愛を通して

胸に響いてくる。

マイノリティな同性愛が題材だけど、

先に踏み出せない女性は、

とてつもない勇気が

もらえるんじゃないかな。

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Cディレクターシネオの最新映画レビュー

2.5恋で痛い目にあった男性の鑑賞は危険。

「顔力(含む眼力)」のある俳優が二人画面を埋めると、こんなに圧倒的なんだと驚いた一本。

ただただそこに尽きる。
二人の演技は言わずもがな、指先に多くを語らせる演出、画面の色調など良い所も多々あり。

ただ肝心の「話」がつまらないのには参った、それはもう。

要は「自分可愛がり」同士のエゴのぶつけ合い。
「相手のため」と口では言いながら、その実自分のためでしかない行動の応酬。
それを延々と観せられるのは、自分には拷問でしかなかった。
女性ならばこの映画に、登場人物たちに共感できるのであろうか。
劇中の男性陣が滑稽で、そしてただひたすらに哀れに映るばかりだった。
怪物を相手にする勇気は、もはや自分には微塵も無いのだな…

デートで観に行ったら、険悪になって帰られること請け合いの作品。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

3.5難しい

2016年5月3日
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最近の映画は受け身で、自分からキャラクターの心理状態や行動・言動の意味を探らなくても、全部キャラクターがセリフで説明してくれる。そんな映画が増えている中「キャロル」はそうはいかなかった。
能動的に自分から映画の本筋を掴んでいかないと、何がしたくて何を伝えたいのかがサッパリわからない。
男の自分にとって、女性同士の同性愛を理解することさえも難しいのにそれを細かい目の動きなどで表現しているのだから、より複雑で分かりづらい。
単純に百合メロドラマと一言で片付けることもできるのだが…

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@Ryota_yade27

4.5ラストがいい

2016年4月24日
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幸せ

あんなラスト素敵。
ステキです!
ケイトブランシェット眼力あるなぁ。
又みたい!

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ri.

3.5視線

kさん
2016年4月23日
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絡み合う視線が切なくてよかった。

あんな風に見つめられたいな…。

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k

3.5ところどころ惜しい

2016年4月21日
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悲しい

この映画が目指したものをまず考えたい。

この映画が目指したものは、古きよきアメリカ映画のリメイクみたいなことだったんじゃないだろうか?
それはケイト・ブランシェットがどこだかのシーンは逢引きのオマージュといっていることからも想像できる。
そしてこの映画はそれが成功した映画といえる。
この映画全体を包む空気は古きよきアメリカ映画そのものじゃないか。
そこに70年代の映画のテイストを入れて見た位まではいいのだが、ちょっとこれは違うんじゃないかと思える場面がいくつかあった。
これは入れたら台無しになる。

あと、ラスト3分。
これは、分かれるところだと思うのだが、個人的には必要ないと思う。ラストシーン、ラストカットはサンセット大通りのオマージュではないかと思うしいいカットだと思ったが、入れなくてもいい。

全体通すといい映画なので、残念な部分がとても残念。

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lotis1040

5.0本能的に惹かれあった2人の

2016年4月19日
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鑑賞方法:映画館

熱病の如く、熱く燃え上がった愛が
やがて悲劇を迎え…

それでも尚、全てを捨ててでもあの人に会いたい…

そんな決心に至るまでの葛藤が辛過ぎる…
でもそんな2人が美しすぎて号泣‼︎

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みじんコ

5.0衣装などが凄い!

2016年4月19日
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鑑賞方法:映画館

普段こういう作品は見ないのですが
めちゃくちゃはまりました!

昔の街並みや衣装などが凄く繊細で
凄く手が込んでいるのがわかるし、
昔の作品みたいで現代に作られた物
とは思えない出来でした!

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Ryuji

3.0とてもデザインは好きなのですが…… それ以外はどうかとゆうと一人ひ...

2016年4月12日
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鑑賞方法:映画館

とてもデザインは好きなのですが……
それ以外はどうかとゆうと一人ひとりの感情が掴みにくかった……私の理解力が乏しい部分もあると思いますが。全体のストーリーはニュアンスで理解出来たけど途中途中細かいところが理解しがたかった。むむむとゆうかんじ。ただ主演は二人ともとても綺麗で惹かれ合うのもわかるな~

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ニシサコ

3.5うーーん、キャロルに惹かれる気持ちが分かる! わたしもテレーズと同...

2016年4月9日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

難しい

悲しい

うーーん、キャロルに惹かれる気持ちが分かる!

わたしもテレーズと同年代なので大人な女性に憧れる気持ちがとても分かりました。

あと、衣装がとても可愛い…!
あの年代独特のファッションはわたしの大好きな時代です。
それを見ているだけでも幸せな気持ちになりました。

恋ってときに大胆になることが必要なのかもしれないですね。

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なお

5.0たばこ

2016年4月2日
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鑑賞方法:映画館

ブロークバックマウンテン然りだけど、どうも同性愛ものには涙腺を刺激される。

この映画の二人もそうだけど、特に後天的な同性愛というのは互いの心の隙間を埋めるための承認欲求から来るものが非常に大きいと思う。
それってやっぱり人間にとって一番核となる感情だと思うし、自分にとっても身につまされる部分がある。
ラストシーンの語らなくても今までの感情すべてを思い起こさせる微笑みには本当に泣かされた。

ただし、この映画には難点があって、それは悲愛の切なさを描くにはあまりにも二人も風景もストーリーも美しすぎたということ。
特にルーニー・マーラがあまりに美しくて、ただただ見惚れるしかない場面が多々あったよ。

30

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ヨッシー

4.5大好き

2016年4月1日
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演技力と美が光る作品。
話は割と単純だけど、そのおかげで入り込める。

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hana