キャロルのレビュー・感想・評価
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音楽、映像、動作全てが美しかった
ケイトブランシェットとルーニーマーラ。どっちも好きな女優なのでこの共演は嬉しい。
ケイトブランシェット演じるキャロルは鮮やかでかっこよくて美しい。ルーニーマーラ演じるテレーズはどことなく薄幸感ありでやっぱり美しい。とにかく2人が美しい笑。
視線や手の動き、ちょっとした動作で2人の惹かれあっていく様子、繊細な心情が伝わってきた。
母がオンナに変わる瞬間。
『女性の謎を解きたい男子、おしゃれを学びたい人におすすめ』
・小道具とカメラワークが凝っている
(ヴィンテージ玩具や、見る-見られるの描き方)
・美術とファッションが非常におしゃれ
・紆余曲折があればあるほど強くなる
・ノージェンダーは誰にでもありうるかもしれない
・途中からロードムービーになるお得感
・ラストカットのオンナ100%
テーマが見えない。
ケイト・ ブランシェットが優雅で美しい、ルーニー・マーラが可愛い、映像が綺麗と高評価されている。確かにそこは映画を楽しむ要素ではあると思う。
でも、私には訴えたいテーマが最後まで見えず、入り込めなかった。
男性二人が、女性同士の恋愛に全く理解のない人間として描かれているが、それぞれの夫と恋人として当然の反応だと思う。時代に関係なく。
彼女達からはその事に対する苦悩が感じられない。そこが描かれていれば、少しは共感出来たかもしれないが。
ケイト・ブランシェット!
ストーリー的には大した事ないのに、女優力のためになぜか映像に吸い込まれるようになっていく不思議な作品だった。キャロル(ブランシェット)は夫ハージ(チャンドラー)との関係も上手くいかなくなり離婚間近だったのだが、幼い娘リンディの親権争いに巻き込まれることになる。テレーズ(マーラ)との友情もやがては愛情へと変わりレズビアンの関係になっていくのだが、2人で旅行しているとき、モーテルの隣の部屋では探偵が録音していたことが発覚。審問では親権を譲り、面会権だけを求めることに・・・
タイトルなし
Patricia Highsmith の小説
「The Price of Salt」原作
1950年代🗽ニューヨークを舞台に
女性同士の美しい恋愛が描かれています
.
ケイト・ブランシェットが演じるキャロル
上品で優雅な佇まい
洗練されたファッション
女性が女性に惹かれる気持ちわかります
ケイトに惹かれないワケない😆
.
テレーズ目線で描かれている
映像も美しく
大好きな映画
.
冬。
まだまだ先ですが
クリスマスの時期におすすめ
綺麗、息が詰まってしまうまなざし
女性同士の恋の話。
2人とも、本当に綺麗。美しいです。
リリーのすべてでは、男は本当に勝手だなぁと思ったけど、人間は誰しも勝手で、それで良いのかもしれない。そうであるべきなのかも。
自分の人生は一回きりだし、自分を偽って生きていくこと、そんなことには意味がないのかもしれない。
そうやって思える人に巡り会えて良いなぁ。
愛しあえて良いなぁ。
香水をつけあうシーンにうっとり。
ブラックスワンでも思ったけど、男女のそれより、女同士のベッドシーンのほうがゾクゾクする。
自分にもその気があるんじゃないかとたまに。
綺麗に見えるのは現代を生きているからこそだと思える訳で。
娘の為にクリスマスプレゼントを買いに来た女性が玩具女性店員と知り合い、恋仲まで発展する物語。
1950年代というまだ束縛が厳しい世界にて、色々なしがらみの中、芸術的な物語を魅せる。
「同性愛の御話じゃん」と言われればそれまでである。
同性愛じゃなければ普通のラブストーリー。
そこに色々な要素があるからこそ「芸術的な映画に見えるんだな」と思える事が多々あった。
要素的には
①1950年代の衣装、建物、暮らしをクラシカルで魅力的映像として映し出す。
②若い女性の方の趣味はカメラと言う、芸術的目線も存在。(芸術家志向のある方は異性問わず美しいものは美しいと魅力を表現出来る感性がある。)
③時代の道徳性を上手く利用している。現在では女性の地位も上がり、同性愛も美しく見える環境下にある。その道徳性のギャップも利用している。
④メロドラマの様に2人の距離を近づけてたり、遠ざけたり。観る側をヤキモキさせる。
⑤汚い所が無い。
③に言わせて頂ければ、余りにも男性の不甲斐なさ、寛大さの無さが鼻につき、私は好きにはなれなかった。
私的には「なんだかんだでも生きたい様に生きる女」と「大人になれない女」の物語だったかと。
作品鑑賞中作り手の要素が見えてしまい、(そんな要素が私個人好きでも無いのに)冒頭からそこが好きなターゲット層として狙い撃ちされている感もあり、好きになれる映画では無かった。
異性間の相互理解の 難しさ
一見、何 不自由なく見える 有閑マダム、キャロルの不毛な生活
会話の成立しない 夫との暮らし
愛は 相互理解なのだろう
より デリケートに それを求めると、もしかしたら
同性の中の方が 見つけ易いのかも知れない
(「モーリス」も そうだった… )
写真を志す テレーズが、一目でキャロルに
心を奪われるのは わかる
外見的美しさだけでなく、内面の豊穣さが見て取れるからだ… 明らかに、希少(貴重)な存在である
感受性のある 彼女が、彼氏より キャロルに惹かれるのは それを理解してくれ、付き合うことで 更に自分が磨かれることもある
そして、キャロルの家庭問題の原因を察知し、結婚に怯むのも よくわかる
この辺の機微を 映画は(多分、原作も)上手く掬い取っている
レズビアンのパトリシア・ハイスミスが、偽名で書いた小説が 原作で、愛の本質を 突いている
最後の キャロルの笑顔は、幸福と勝利の確信かな
誰より テレーズに多くのものを与えられる、という 自分に 対しての
そして 経済的自立による、自我の確立への
綺麗
なにかの予告でみて見たいなと思ってようやく観た。一言でいうと、美しい。美術館に行った様な感じになれる。予想より遥かに良くて、余韻を味わえる作品。主演のケイトも素晴らしい。冷静に考えると何て身勝手な母親なんだと思う。が、そこをこちらがわに共感を持たせる程の演技力だった。
切ない
レズの話だと思って、社会問題としての描き方に終始するのかと構えていたら、本当に純粋なラブストーリーで心にぐっときた。「恋に落ちて」のような切ない大人の恋愛の雰囲気。台詞少な目で、登場人物の目やちょっとした動きに感情がこもっていて、とても美しい映画だと思った。
切なさと美しい愛
この作品は恋愛映画としてルーニーマーラ演じるテレーズとケイト・ブランシェット演じるキャロルがお互いを想い合う愛と、キャロルが子へ抱く愛が見られます。
映画冒頭、次第にキャロルに惹かれるテレーズが彼女の動き一つ一つを目で追い、横顔をちらっと見るシーンがあります。気になる人が出来たとき、誰しもそんなことをした経験があるのではないでしょうか?まだまだ細かい部分では沢山ありますが、そんな繊細で切ない恋の描写が随所に散りばめられています。
まるで異なるような2人が互いを想い合いそれぞれの愛を苦悩の中で求め合い、与え合う姿が美しい。
どんな恋愛映画よりも美しくそしてドキドキしました。それもこれも主演2人の演技力故。恋の描写が素晴らしい。
ルーニーマーラとケイト・ブランシェットの濡れ場シーンだけでも一見の価値はあります。
キャロルと出会ったことで変わったテレーズ、表面的には美しく強いような印象を与えるキャロルの弱さ。それぞれのキャラクターも魅力的。
2人は年齢も財力も違う。しかも、お互いに恋人や夫がいて同性でもある。そんな中でも生まれる愛が、より純愛映画としての素晴らしさを引き立てていました。
恋愛だけでなく、自分の存在価値がなくなるような生き方はしない。どんな障害があっても自分らしく生きることを選択することを伝えてくれているのもこの映画の魅力の一つです。
美しすぎてため息と涙がでちゃうし、切なくて泣けてくるし、ラストのシーンも最高だし見終わったあとは余韻が凄かった、是非見ていただきたいです。
原作未読
ハイスミスだからネガティヴエンドかなと思って観たのだが。
ルーニー・マーラはホント作品によって印象が全然違う。そしてケイト姐さんのまあ美しいことよ。
ただ、ストレート(皮肉ではない)なラブストーリーには、さほど心動かされることはなくなってきているので…うーん。
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