キャロルのレビュー・感想・評価
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クリスマス限定の復刻上映のようだがおすすめ。
今年449本目(合計1,540本目/今月(2024年12月度)28本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
だいぶ前の作品でしたが、クリスマスの前後ということもあり復刻上映でした。
展開としては多くの方が書かれているとおり、1950年代(少し変動あり)の女性どうしの軽いシスターフッドものと、当時の女性をとりまく環境、あるいはこの映画のタイトルからもわかる通り、クリスマスを「多少」(それ以外を扱うシーンもある。当時の女性の人権は当該国でもあまり充実していなかったので、問題提起の映画とも取れそう)扱ったという映画で、この時期に見るにはぴったりかなといったところです。
だいぶ前の作品とは思えないほどいろいろな問題提起がある映画で、タイトル通り、クリスマスにちなんだ復刻上映(だから、それ趣旨で見てね、ということ)という向きもありましょうが、シスターフッドの先駆けともいえる映画ですし、当時の女性の人権や取り巻く環境等について、映像美(特にこの映画は「映像」が素晴らしい)で「魅せた」この映画はとても良かったな、といったところです。
どうしてもかなり前の作品でVODにもなっているようなので、あれこれ書くとネタバレどころの扱いではないので、あまり書かないほうが良いかな…。
上記にも書いた通り、当時の女性の社会における人権を扱ったような部分もあれば(問題提起型の映画と解する場合)、タイトル通り、クリスマス前後を扱う映画とも取れますし、色々な見方ができるので、人それぞれで取り方は変わると思いますが、大きくずれることはないと思います。
どうしても趣旨的に復刻上映されるとしても時期が限られる(このことは、例えば原爆を扱う映画の復刻版なら、8月6日~9日が多くなるなど、偏りがある)点はありますが、それはタイトルとして仕方がないし、上述通り、クリスマスの前後「だけ」を扱った映画ではないので(シスターフッドのはしりともいえる)、おすすめです。また、当時(1950年)の水準でデパート(百貨店)等に行くシーン等もありますが、それから約75年がたった現在、今ではおよそ見ないようなものや、現在の基準からすると「そんなに古いの?」といったものも普通に描かれています。こうした「年代の違いから生じる文化の違い」を読みとるのも良いかな、といったところです。
採点上特に気になる点はないのでフルスコアです。
すべてにイエス?
もし未視聴なら、次の質問に答えてみてください。
もし、すべてにイエスとお答えなら、今作をお勧めします。しかし、すべてにノーであるなら他の映画を観たほうが良いと思います。
●問1.ケイト・ブランシェットは好きですか?
●問2.『ドラゴン・タトゥーの女』(2011年公開)でリスベットを演じたルーニー・マーラは好きですか?
●問3.BGMに拘りますか?
●問4.冬の映画が観たい今日この頃ですか?
●問5.恋愛に関して柔軟なタイプですか?
ー----いかがでしたか。
原作者は時が来るまで正体を隠していました。今作は自伝的小説の映画化で、同性愛が許されなかった1952年のNYが舞台でノスタルジックで雰囲気があります。写真家を夢見るテレーズ(ルーニー・マーラ)と人妻のキャロル(ケイト・ブランシェット)の二人が交互に描かれています。
2016/2/21
宝石を眺めているかのような至福の2時間
宝石の名はテレーズ、そしてキャロル
1シーン、1シーンが絵画で構成されてるような美しさ
その美しさを構成する要素こそ、テレーズとキャロルがお互いに惹かれ合うと言う恋愛感情
その映像美をさらに華やかに演出し彩っていたのが、1950年代のクラシカルなファッションと街並み、そしてBGM
総合的な映像芸術として申し分のない程よく濃厚でアダルティな世界観
この映画にとって物語はアクセサリーの如き飾りでしかなく、ただテレーズとキャロルが同じフレームに映り、そして2人が愛し合う姿を見てるだけで満たされる、と言う不思議な魅力をスクリーンから溢れんばかりに、(完全に溢れてたけど)放出していた
スクリーン
聖女と美魔女の物語
クリスマス映画を観よう2023-その②
YEBISU Garden Cinemaにて
クリスマス映画として(?)1週間の特別上映中。最近何かと目にする映画だったのでこれを機に初鑑賞。
アメリみたいな髪型をして、オードリーヘプバーンのような純真無垢さを全面に押し出してるルーニー・マーラ。そして『品格』が服着て歩いてるようなケイト様。そんな2人が出会い、線香花火のような化学反応が次第にメラメラと〜といった感じ。
恋も知らない少女がいきなり激し過ぎる愛を知ると突飛な行動にでてしまう、そんな良い例。ただ、Christmas holiday seasonでなきゃ全てこんなこと起きなかったのでは?特別感のあるクリスマス、長いお休みとなるクリスマス、そんな時でなきゃテレーズはキャロルに着いていかなかった気がする。ある意味“クリスマスの奇跡”、ある意味“nightmare of Christmas ”……かも。
ストーリーの出だしがあまりにゆっくりで「失敗した〜〜〜」と思いながら観てたけど、後半はテンポよく展開。好きか嫌いかでいうとあまり好きではない作品だったかな。
ため息の2時間。。。
赤とクリスマス キャロルが美しい
内容は1950年代アメリカ国内で出逢う2人の女性と社会の関係を扱った物語。好きな言葉は『解ってないわ今も昔も』『アイラブユー』で当時の同性愛者が病気扱いされて圧迫された歴史が冷たく表現されていて面白かった。場面や構成では、最初は街のグレーチングから始まるが年代を表す様で印象に残った。最初の出出しで、9.9割手前のスタートは素晴らしい。後から見直すと楽しさ増します。中間地点の拳銃からミステリアスになる辺りミスリードも誘いドラマチックで楽しい。お互いの欲望と葛藤と希望や社会とのコミュニケーションが複雑に絡み合う映像表現はテーマ性を的確に表現されて上手いなあ。音楽も心象表現を過度にしているようだが分かりやすくて良い。終始静かな中にも人間模様と社会観と歴史観が描かれて、同じ年代を描いた映画『イミテーションゲーム』の様に面白かった。趣向は違いますがね。
後半いいですね
美しく描く1950年代米国の同性愛
この作品で、アメリカ社会が今よりもっと保守的であった頃の、お飾りのような主婦の立場や、同性愛は医者にかかるべき疾病であり、同性愛者であれば子供の養育権はなかったことを知る。
ケイト・ブランシェットさんがとてつもなくシックでカッコよく、子供と愛する人との間で揺れ動く様を好演。
相手役のルーニー・マーラさんはひたむきな若い恋人役を熱演していて、泣き顔が本当に切なくて印象的だった。
ルーニー・マーラと付き合いたい
2021年5月22日@Amazonプライム
なんとなく目についたので視聴。
この映画は、登場人物の美しさやファッション、小道具の美しさを眺めて、楽しむための映画でした。
なので、内容に期待しなほうがいいです。
ただ、本当にルーニー・マーラが可愛すぎて可愛すぎて悶えます!!!!
コートやマフラー帽子も可愛いし、寝巻きすら可愛い。
特にワンピース。どこのブランドのものなのか気になります。
内容について1点言及するとすれば、個人的にキャロルのような女性はとても嫌いなタイプです。
旦那や子供もいるので、さみしいということで他の男性や女性と簡単に関係を持ってしまう。しかも自分の都合で捨てる。
周りを振り回すタイプの1番嫌いなタイプの女性なので、終始キャロルには不愉快な思いでした笑
ルーニー・マーラが「ドラゴンタトゥーの女」のリスベットと同じとは思えない。。。
ジャッキ―さんのおススメを受けて視聴 女性同士の恋愛を描いた作品。...
ジャッキ―さんのおススメを受けて視聴
女性同士の恋愛を描いた作品。
1950年代のNYを舞台にしているのでファッションも素敵で参考になる。ルーニー・マーラが可愛くてキャロルが好きになるのもうなずける。百貨店でサンタの帽子を被ってる彼女にドキッとした。とてもドラゴン・タトゥーの女と同一人物思えない。
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