「キャロル」キャロル ezukodeoyoguさんの映画レビュー(感想・評価)
キャロル
不思議な胸騒ぎのする映画だ。
あの大戦から間もない頃のニューヨーク。しがらみから救いの手を差しにべてくれる人が居たら、男女の仲であっても夢中になる時があるもの。まして一目見ただけで電気の走る様な瞬間があったら後の人生なんてどうでもいいのではないか。
1952年、クラシックカーとフィルムカメラの時代。その頃は三角の口を切る缶詰めがあり、壁を塗り替えるのにロール刷毛があったことなど、小道具が女性の心に彩りを添える
「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェットが妖しくも美しい人妻、「ドラゴン・タトゥーの女」のルーニー・マーラが初々しいカンヌ女優賞の忘れられない社会人一年生を演じている。
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