「カメラが優秀」キャロル saikimujinさんの映画レビュー(感想・評価)
カメラが優秀
キャロル
キャロル見てきました
僕は男だしゲイでもないので、共感できるか心配でしたが、問題なく楽しめました。
2人がレストランで再会するシーンがありましたが、「これ男女の話となんら変わんないよ!こういう事ってある!おれ何度も経験あるよ!あのピリッとした空気。相手のでかたを伺う感じ!よくある事だよ!」と思いました。
そしてあのルーニーマーラの桜色の乳首…あの役にピッタリの乳首でした!
そしてケイトブランシェットのたくましい背中が最高でした!抱かれたい!!
カメラがすごく綺麗でした。
被写体を窓越しに撮るショットが多く、窓に被写体が反射してたり、向こうの部屋にいる人物をこっちの部屋から撮るようなショットが多かったです。
それは何かを少し離れたところからこっそりと覗くようでもあり、それは当時完全タブーだったLGBTの世界を覗くような感覚でした。またはカメラと被写体の間に何か隔たりがあるような感じでした。
ルーニーマーラの役はカメラっ子という事で、彼女もレンズ越しに世界をみています。
レンズという隔たりがあります。
全体が緑色のトーンで合わせられていたのも特徴的でした。
ただしフィンチャーの緑とは違って、暖かい緑でした!壁紙を緑色に塗り直すシーンとか良かったです。
みゆき座で見てきたのですが、劇場からでると目の前に沢山の女性たちが同じ赤いマフラーをして一列に並んでもいました!
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