「珠玉のラブストーリー」キャロル ちゅうみぃさんの映画レビュー(感想・評価)
珠玉のラブストーリー
今から60年以上も前の時代では、さすがのニューヨークといえども、今と違って同性愛は社会的にも認知されていなかったと思うのですが、そんな環境に左右されることなく、一途に自分の愛を貫けるしなやかな強靭さを持ったケイト・ブランシェット&愛に目覚め自我に目覚め、成長していくルーニー・マーラ、
ふたりの研ぎ澄まされた演技は、濃密なのに洗練されていてまったく厭味がなく、またそんなカタチの"ラブ・ストーリー"として描けた作風自体、クラシカルなファッションや映像と相まって見事な美しさでした。
ラスト、ふたりの視線の演技で感動的なエンディング!
しばらくは、余韻に浸りそうです。
コメントする