「めちゃくちゃ美女というわけでもないキャスティング傾向に名前を付けたい」ピエロがお前を嘲笑う えすけんさんの映画レビュー(感想・評価)
めちゃくちゃ美女というわけでもないキャスティング傾向に名前を付けたい
全編に仕掛けられたトリック、予測不能な展開が話題となり、ドイツで大ヒットとなった犯罪サスペンス。天才ハッカーのベンヤミンが警察に出頭、告白を始める。仲間とハッカー集団を結成し、遊び半分でハッキングを繰り返していたが、自分が盗んだ情報がきっかけで殺人事件が発生、命を狙われているというのだ。捜査官のハンネはベンヤミンの身辺調査を始めるが、つじつまの合わない事実が次々明らかになる。一体真実は…(NHKより)。
現実世界で疎外感を感じて、ネットの世界に逃げ込み、そのコミュニティの中で技術を磨き、個として認められる過程で、ひょんなことから悪友と出会い徐々に犯罪に手を染めていく…という擦られすぎるほど擦られているストーリーだが、ラストは結構裏切られる。よく見れば粗もありそうだけど、何よりも106分でまとめ上げた手腕を評価したい。
しかし、こうした厨二病心をくすぐる映画、「ダークナイト」「ベイビー・ドライバー」「スパイダーマン」等のヒロインは、めちゃくちゃ美女というわけでもないキャスティング傾向に名前を付けたい。
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