「ハッカーの劣等感」ピエロがお前を嘲笑う よしさんの映画レビュー(感想・評価)
ハッカーの劣等感
若者のハッカーグループが、犯罪集団に係った事によって窮地に陥る物語。
ハッカー映画としては、とても秀逸なものに感じます。
ハッキングのスリルを楽しむことは勿論、劣等感の裏返しで虚栄を求める若者達の無軌道さをしっかりと描ている事にも好感です。それは、映画としての奥行を深めているように感じます。
ただ、ラストは頂けません。伏線も不十分ですし、逆に「それ」を行わなければならない理由も良く分かりません。
驚きを与えることが目的化しているようで、残念に感じました。
普通に終わった方が、映画としては良かったのではないでしょうか?
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