「『騙す』という歴史あるビジネス」ピエロがお前を嘲笑う いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
『騙す』という歴史あるビジネス
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『勇気と度胸』をどれだけ身につけることが出来るか、それがあって初めて学んだことを活かすことができる、そんなメッセージ性を感じた内容であった。
ハッカーという入口の素材は取っつきにくい面もあるが、どんな素材であれ、結局はその人間性というのが、評価や成功に殆ど影響を及ぼすものだとつくづく思い知らされた。
ドイツ映画ということだが、ドイツっぽさは感じられない。そもそもフランス映画やイタリア映画のような特徴あるものでもないし、配給がハリウッドのコロンビアなのだから、もろハリウッド産なのだろう。面白いのはアップルがでてくるところが、親会社のソニーの関係は如何に?って感じだけどw
マインドハックというカテゴリは訊いたことがなかったけど、それこそ、過去の映画にはオチのどんでん返しをどれほど強烈に魅せるかというのも大事な演出である。
二転三転する多階層的な二次方程式の作風は、それ故観客の心に深く刺さらないとついていかなくなる危険性も孕んでいる『モロ刃の剣』なのだけど、果たしてこの映画はどうかというと、華が無かった分、ちょっと難しかったかもしれない。
個人的には飾らないイメージで好感が持てたのだけどね。
理屈好きな人が観たら、嵌る映画である。
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