「観客の命の尊さを再認識させる作品」チャッピー ポップコーン男さんの映画レビュー(感想・評価)
観客の命の尊さを再認識させる作品
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非常に面白かった。
時間も長く感じず楽しめた。
「第9地区」「エリジウム」と同じ雰囲気ではあったが、一番現実的であり、非常に考えさせられる内容だった。
チャッピーに人工知能が搭載され、すこしずつ学んでいく様子はまるで赤子の様ではあるが、教える内容、伝える内容ひとつひとつが新鮮であり、非常に大事な事を物語っている。
またひょんなことからギャングチームと一緒に活動することになり、内容が非常に面白く、クールであった。
調べるとギャングチームのニンジャやヨーランディは現役のラッパーなのか、かなりぶっ飛んだスタイルとカラーリングのアサルトライフルをぶっ放すのは笑ってしまったw
しかし、ラストのテンションはちょっとやめてほしいww
冷めたw
キャストもデブ・パテルやヒュー・ジャックマン(嫌な役w)、シガニー・ウィーバーと間違いないメンバーで安定していた。
作中の雰囲気は南アフリカを舞台にしているのもあるが、第9地区やエリジウムにも似た機械感をすごく感じられた。
すこしずつ物語が動いていくが、特筆するべき展開は特になかったが、やはりラストの命の意味としてのデータや電気信号には非常に違和感を感じ、今後のテクノロジーの進化には非常に楽しみであり、期待もしているが恐怖も感じる内容であった。
ネットで墓参りやドライブスルー葬式にも似た心の通っていない物を感じる。
非常に楽しい作品ではあるが、その中にも優しさと思いやりが散りばめられており、心温まる作品にも仕上がっていた。
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