奇跡のひと マリーとマルグリットのレビュー・感想・評価
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後半は泣ける
目と耳が不自由で言葉も話せない、もう一人のヘレン・ケラーと言われている人の実話を基にした作品。
こちらは先天的だからヘレン・ケラーよりも大変なのかな。
後半はタップリ泣けました(/ _ ; )
生命の絆
マルグリットに出会う前のマリーは、目が見えず、耳が聞こえず、話すこともできないまま、言葉を知らなかった。
マリーは、マルグリットに出会って、言葉を覚え、世界が広がっていった。両親と心を通わせることができ、周囲に怯えることなく、物事を知ることができた。マルグリットに出会って、マリーの人生は大きく変わった。
マルグリットはどうかというと、言葉を知らないマリーに出会って、彼女のためにできることをしたいと強く思い、それは、彼女にとって情熱を注ぐことのできることだった。マリーが変わっていくことは、マルグリットに生きる喜びをもたらしたのだ。
マリーとマルグリットの間には、そのような生命の絆が生まれたのだと思う。マルグリットは、マリーに死の意味を教え、マリーはマルグリットの精神を引き継いだのだろう。
美しい南フランスの自然の中にある、静かな修道院の庭で、マルグリットのそばでトマトを手に喜ぶマリーが、穏やかな顔で、幸せそうで、とても印象的だった。
ヘレンケラー…三重苦。
マリーとマルグリットの困難は意外にあっさりとした展開。実際はもっと壮絶だったんだろうな。
全くわからない障害の世界。マリーの閉ざされた苦難の生活をどう理解して、どう導き出すのか。詳細に語ったら尺が不足するのだろうけど、もう少し緻密に描いて欲しかったかな。
主人公2人の演技観るだけでも作品の価値はあると思います。
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