ポプラの秋のレビュー・感想・評価
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全体的にギャラ控えめそう
2024年8月15日
映画 #ポプラの秋 (2015年)鑑賞
父親を亡くし悲しみに暮れる少女と、引っ越し先のアパートで出会った不思議な大家のおばあさんとの心の交流
この頃の #本田望結 は天才子役と言われていたな
#大塚寧々 のあの話し方がいいんだよね。なんか心が落ち着く声質とトーンなんだよね
子供の頃に親を亡くすとその子の人生観も変わるんだろうなぁ
子供の頃に親を亡くすとその子の人生観も変わるんだろうなぁって思った。我が父は10年前に、母は6年前に亡くなったが、夢の一つも見ない。
いずれにしても、若いうちから人の死を知るのは良い事かもしれない。
この子よく見るが、演技がうますぎて舞台の方が似合うんじゃないかなぁ?
原作者が音大出身と知り、見てみたが微かにピアノの音が流れるだけで、大変に残念映画だった。
追記
やはり人の死にもたくさん種類があると言う事が理解出来た。
追追記
飛騨の高山へは行った事ない。一度は行ってみたいと思っているんだけどね。
人の優しさを見つめる大木の温かさ
秀でた子役の登場はもうそれだけで成功。この作品の本田さんはまさにそれ。中村玉緒さんだけでなく、大塚さんといい回りの役の温かさが際立つ。
成人した主人公がゴミ箱に安定剤らしき薬袋を捨てるシーンが理想的な結末かな。でも一番のシーンは、「泣きっ面にみたらし団子」かな。名物がきちんと収まったし、中村さん本田さんの表情が秀逸。
ちょっと暗いな(笑) 本田望結があまりに可愛い。成長した姿が村川絵...
ちょっと暗いな(笑)
本田望結があまりに可愛い。成長した姿が村川絵梨か、やや違和感ありだが美女なので許す(笑)
ポプラ荘の人間関係がなんとも素敵でした。
J:COM
原作は素晴らしいのに…
原作ファンです。
原作を時間的にカットしなきゃならないのは仕方ないにしても、モノローグを全部カットされたから、感動の場面も印象に残る場面も全部カットされてしまいました。ものの見事に、全部、感動シーンがばっさり消されてしまいました。
小説では言葉で言っていること(これはあくまでも、説明、ではありません。湯本さんはディティールを詳しく映像的にリアルに書くことで、登場人物の何気ない行動やセリフから、読者が、登場人物の心情や 関係性の変化を読み取るようにしています。)を、映像で描くことが、何故できないの?
映像に美しい魅力もありません。静かで貧しい日常の、ふと印象に残る美しい景色が、原作にはいくつもあったのに。白黒の文字だけの文庫本のほうが、はるかに映像的に美しかった。
原作の上澄みだけを浅くなぞって映画化したのですね。もっとうまく映画化したら、あの『おくりびと』に並ぶ名作映画になったにちがいないのに、非常に残念、悲しい。
以下は気になる点の例をいくつか。
主演の本田望結、賢そうかつおとなしく頼りなさげな儚い雰囲気は、千秋に似合います。しかし大きすぎて1年生には見えないから原作より年上に設定、それでもまだ無理があり大きすぎる…。年齢設定を変えたことで、原作の千秋のけなげで切羽つまった手紙をカットされたのが悔しい。
本田望結の初主演映画らしい。それありきで年齢を変え、ストーリーを変えられてしまったのか。非常に残念。
お婆さん、原作の「殺しても死ななそう」なアクの強さがあってこそ、物語のディティールに深みも面白さも生きてくるのに、アクを弱められたから、物語の説得力がいまいち欠けてしまった…。樹木希林あたりにやってほしかったかな。中村玉緒さんももっとできたでしょうに、演出と脚本がつまらないんです。もっと貫禄と存在感の出る太った姿がよかったな。湯ばーばみたいな個性的な人じゃなきゃ。そのギャップで感動が深まるのに!
ポプラの木の映像に魅力が無い! 初めて登場した場面の木の映像に美しさのかけらも無くて、母子がなんとなく心惹かれた、という場面に全然、説得力が無い!
原作を知らない人が見たら、なんで?と謎でいっぱいになるのでは。
小学校にリアリティーが全然無い。転校生が全然珍しくない都会じゃあるまいし、田舎の小学校に転校生が来たら、その日はみんな興味津々になるのが当然。なのにあれでは全国屈指レベルの学級崩壊です。しかしその後、担任を慕って子供達が囲んで話しかけている場面があり、学級崩壊はしていないのがわかる。つまり辻褄の合わない描写です。現実にあり得ない映像で、リアリティー無視のご都合主義だなと感じました。
大人になった千秋、全然、面影が無くて似てない。儚さが無くて、ずいぶん骨太になったな~。もう少し似てる人を選んでほしかった。
西岡さんと息子のやりとりもカットされた。
母親と佐々木さんは まあ イメージ的に合ってたかな。
最後の主題歌、いかにもなJpop、作品の世界観に合わないような…。しんみりと昭和レトロな雰囲気にしてほしい。聞いただけで流行り廃りが感じられるJpopではなく。
ベテランに負けない演技
10歳ちょっとでもちゃんと
女優本田望結が素晴らしい。
女優としての顔がすでに完成している。
電車に乗っているときと
中村珠緒の話を聞いている顔では全然違う。
亡くなった父親を受け入れられない
子供の葛藤を描いた映画。
地方の迷信で亡くなった人への思いを手紙に書くことで
思いが届くという。でもその手紙は普通に届くのではなく
次に誰かが死ぬときに棺桶に入れて届く仕様。
おじいちゃんおばあちゃんが手紙の配達人になる。
最後の種明かしでも父親と母親の人物像が
イマイチわからない分、千秋に感情移入できる
だと思う。
主人公千秋を子役が演技きっており、映画として
成り立っているので素晴らしい。
【ほんわり、ほっこりとする邦画の佳品】
ー 日々、忙しく過ごす人にお勧めの映画。ー
・劇的なストーリー展開があるわけではないが、心に沁みる佳品。
・タイトル通り、観る季節は晩秋がベストな作品。
<2015年9月26日 劇場にて鑑賞。>
優しさに溢れた映画でした
派手さはなく地味で静かな映画でしたが、ほんのり心癒されました。
序盤は説明なくゆったりと展開するので少々入り込み難かったですが、終わってみればなるほどここはこう言う訳だったのか、こんな心境だったのかと、思い返してみると納得な部分も多くて、後からジワジワっと心に沁みてきました。
それぞれの人物背景がそれほど深くは描かれていなかったので、思いっ切り感情移入してしまうタイプの映画では無かったですが、そこはある程度役者の演技力でカバー、特に主演の天才子役・本田望結はさすが見る者を惹きつける何かを持っていますね、あまりにも健気だったもので、思わず温かい目で見守ってあげたくなるような、そんな気分にさせられた作品でしたよ。
特に少女と大家のおばあさんの交流が深く印象に残りました。
あの絶妙な距離感がたまらなく良いんですよね。
本物の家族のような感じとは違ってちょっと壁はあるけど、ただのご近所さんともまた違うような、何とも言えない絶妙な線、これは中村玉緒の演技力・キャラ作りの上手さも光りましたね、ちょっと怖そうだけど、その裏に隠された優しさが見え隠れして、見ていてとても居心地の良さを感じました。
私はお婆ちゃん子として育ったので、この映画を見ていたら今は亡きお婆ちゃんのことをついつい思い出してしまいました、若干取っ付き難さを感じるところなんか、ちょっと似ていたので・・・ある意味お婆ちゃん子必見の映画とも言えたでしょうか。
天国に手紙を届けることが出来るおばあさんと言うことで、これファンタジーなのかな?とも思いつつ見ていたのですが、そうではなかったのも何気に好ポイント、当然ながら現実天国に手紙を届けることなんてできる訳がありませんが、故人に向けた手紙を書く行為、そこに意味があった訳ですよね、おばあさんは本当に心が温かい人だなぁ~。
それが集約された終盤のシーンは、思わず涙腺が緩んでしまいました、たくさんの想いが繋がったラストでしたね。
同じアパートの住人役・藤田朋子&宮川一朗太も何気にいい味出してました、アパートの住人同士が交流するなんて今の時代ほぼありえませんが、映画的にはほのぼの出来て、箸休め的に良かったです、終盤の老けメイクはご愛嬌と言ったところでしょうか。
千秋と少年の交流もちょっとほろ苦くて、切なくて、何気に印象に残りました。
まあ全体的には若干の物足りなさも残りはしましたが、ストーリーと役者の魅力でジンワリ余韻に浸れる一本ではあったかなと。
子供は健気。
原作をまったく知らないので、冒頭で父を失ったらしき母娘が
フラフラと駅を乗り継いでいる光景で特に母親がぼんやりして
いるのは何故なのかがピンとこなかった。愛しい人を失ったと
いう辛さは理解できるが、まるで魂の抜け殻のようなあの行動
は何だったのか…。やや不気味な面持ちで観続けたそのラスト
「あぁそうだったのか」と言葉を失った。娘に教えていなかった
ことや夫にそっくりな娘とやや距離を置いていた母親の心意が
分かり納得した。さぞ辛かったろうし理解に苦しんだのだろう。
そんな母親を励ましながら健気に振る舞う娘を演じた本田望結
が愛らしく、また大家を演じた中村玉緒の意地悪婆さんぶりが
(演技)笑えて楽しい。ポプラ荘に住む人々も味わい深く後半で
彼らが老けていたのが懐かしく思え微笑ましかった。意地悪な
顔立ちとは裏腹に何て親切で心温かい大家さんだったと分かる
真相解明編のラストと、娘と短期間仲良くなった男子との別離
がやけに胸に残った。親の都合を子供なりに理解するのが健気。
穏やかで良い映画
時間が100分と短く、原作でカットした部分をもっと描写してほしいと思うほど丁寧に描かれていました。千秋役の本田望結ちゃんの演技がとてもうまく惹き付けられました。正直、はじめは千秋とおばあさんのキャスティングのイメージが原作を読んだときとは違っていたのですが、この作品を見たときの二人の違和感がまったくなく、すっと自分の中に入ってきたのがとても印象的でした。穏やかで良い映画でした。
言葉にできない想い
この映画は、原作に惹かれて作られたそうだけど、私ももともと原作がとても好きだったので、楽しみでもあり、原作とイメージが違った場合の不安もあった。
でも、原作に惹かれたというだけあって、原作の雰囲気を大切にして丁寧に作られていたと思う。
飛騨高山には何度か行ったことがあるけど、町の遠景がとてもきれいで、撮られた場所に行ってみたいと思った。
言葉にできない想いや、届かない想いがあって、苦しみや悲しみを感じるときに、アパートの大家さんは、そんな人々の心を救ってくれていた。
そういう出会いや、手紙を書いたり、ポプラの木を眺めたりする些細な日常が、苦しい想いを温かい思い出に変えてくれることがあるのだろう。
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