クロスロードのレビュー・感想・評価

青年海外協力隊のフィリピンでの２年間を描いた作品。

協力隊の活動や心情をとてもよく映してるのでは、と思った。

何もかも自分次第。
偽善でも、１００％の善意でも、変えられるものもあれば変えられないものもある。

映画だから、ラストはできすぎているけど、ほとんどがこんな風にはいかないと思う。
でも、自分には何もできなかった。誰も助けられなかった。そんな風に思っても、きっと何かを変えられている。

自分が去った後、何かそこに残り、生き続ける。
世界を変えてきたのはいつの時代も、たった一人の強く熱い想いがあるからだ。
そんな風に思わせてくれた。

社会派ストーリーなのかなと身構えて見てしまいましたが、
「貧しい人を救おう」的な内容はなく、むしろ、登場人物の苦悩に付き合い、それが解決した時に感動させられる場面が多い人生ドラマです。

ボランティアとは何かを投げかけていて、それはどういうことなのか、
人が人のためにできることとは何かを考えさせられました。

最後の中島みゆきさんの歌がグッとこころに沁み込んできます。

世代を問わず見られる映画なので、いろんな人に勧めたいです。

それぞれに感じるポイントがある映画だと思います。

■好きなところ
樹さんのちょうどいい熱さ加減
二人の男優さんの顔の濃さと薄さの、バランス
みんな等身大。背伸び、誇張が見られない。
なのに、だからこそ素直な心が伝わってくる。
子供が産まれたあと。

■嫌いなところ
もう少し泣かせて欲しかった

全体としては悪くないんだが、もうひと盛り上がりが足りなかった。

悪くないんだが・・・

ボランティアを楽しんでいる人が多いこの現在。
ボランティア、青年海外協力隊のストーリーが世界でどのように人を変えるかよくわかる。
ボランティアは人を助けると思いがちだけど自分が成長する光景に感動しました。
若い人に見て欲しい。

青年海外協力隊ってすごいと思った。改めてボランティアの意味を考えさせられるとともに、自分の生き方を見つめ直そうと思った。どんな世代が見てもいいと思うけど若い人に見てほしい作品。

ボランティア活動は所詮偽善だと思う日本人は多いと思う。ボランティアとは、何なのか？考えさせられる映画でした。

若者二人の成長が爽やかに描かれています。些細なことで衝突する姿も、若くて良いなぁーと思いました。
そういった青春物語の爽快さがありつつ、フィリピンでは途上国の特徴を上手につかんだ映像が流れて、とても良かった。
フィリピン人の演技がとても自然体で良かったです。

青年海外協力隊を描いた映画。実際にあったエピソードを集めてシナリオが書かれただけあって、協力隊のリアリティがよく表現されていると感じました。公開日（11/28）に横浜で観ましたが、意外にも年配のお客さんが多かった（私も？）。ぜひこれからの時代を背負う若者に観てほしい映画です。

完成披露試写会で見ました。
青年海外協力隊員としてフィリピンに派遣される3人の若者たちが描かれた作品です。主人公は、成功するきっかけをつかみたいと青年海外協力隊に参加するカメラマン志望の青年。彼は、なぜ「ボランティアは偽善だ」と考えるのか。その答えが導きだされる過程で、協力隊員たちが抱える悩みや葛藤などが描かれます。壁にぶつかってしまったら誰でも辛いけれど、それを乗り越えた時に見えてくるもの。成長していく3人の青年たちの姿がすがすがしく、何度もうるっとさせられました。

社会派ストーリーなのかなと身構えて見てしまったのですが、「貧しい人を救おう」的な内容はなく、むしろ、登場人物の苦悩に付き合い、それが解決した時に感動させられる場面が多い人生ドラマです。世代を問わず見られる映画なので、いろんな人に勧めたいです。