シェル・コレクターのレビュー・感想・評価
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仲嶺貝類コレクション
私の耳は貝の殻
海の響きを懐かしむ
(コクトー/堀口大學)
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仲嶺貝類コレクション(沖縄県立博物館)で検索してみた。
4800種、13000点のコレクション。
「イモガイ」って意外に可愛いんです♪
この猛毒の針を有する「イモガイ科」だけでも267種が収蔵庫に収められており、スマホやPCで 写真と、和名・学名を見ることができます。
映画は最悪でしたが(笑)。
この県立博物館に寄贈された「仲嶺貝類コレクション」が、かつて海ばたに立っていた「沖縄貝類標本館」であった頃に、何度か現地を訪れたことがあるので、
「貝殻コレクター」については懐かしさは一汐(ひとしお)でした。
DVDは、
ゾンビと、僕が嫌いな池松壮亮が出てきて鬱陶しくなり、途中で観ることを放棄。Ejectして返却してしまったので、リリーフランキーが何故貝を拾っていたのかは永遠の謎ですw
でも沖縄の貝類標本館では、館長仲嶺俊子さんの息子さんが館内を案内しながら話してくれました ―
「今でこそ世界的コレクションとなっている当館ですが、そもそもは終戦後、何も食べるものがなくて、母が海で貝を拾っていたのが始まりです」。
意味が理解できなかった!
ニライカナイ
思っていたよりもずっと前衛的な演出や編集がなされていて気持ちよく酔った感覚。息子が来てから途端メッセージ性が強まったので ああ好みから離れていってしまう と思ったが、終わりは好みの感じに戻ってくれたのでありがたかった。
ニライカナイのまだ名の無き貝……なんと名をつけるのか。
原作とは舞台も変えていてまったく色が違うようなので原作読もうかやめようか……んん
あと、関係あるかはわからないが、若干の伊藤潤二みを感じた。うずまきや長い夢あたり。
特に長い夢の映画を思い出した。前衛的な演出や編集の方向性が似ていた気がする。
どちらもとても好き。
(シェル・コレクターも長い夢もキャストが好きな人ばっかで困っちゃうな)
タイトルなし(ネタバレ)
リリーフランキーの声は良いなあと思った。
凄く雰囲気のある映画。あとなんかエロい。貝ってエロいなと思った。
島に病気を治したい人達が押し寄せるまではいい感じで来てたけど、そこから失速したかなぁ……。
息子のひかるが死ぬのも……なんか……うーん。
まあちょっと淡々としてて、淡々としてるのは悪いことではないんだけど、この映画の場合は……んーー退屈したかなあ。
でも自然がとても美しかった。美しい中に怖さも持ち合わせていた。
見てる間所々気が逸れてしまったので、もう一回しっかり見たいかも。
「リリー(・フランキー)のすべて」?w
深海
つまらない、ではなく、不快。
この映画、カッコつけすぎなんじゃない?
感性でストーリーも映像も作っちゃえば意味わかんなくてもよくね?みたいな?
環境破壊を匂わせればカッコいい?ってな感じ?わかんないけど?
学問一筋の盲目の孤独な初老をリリーフランキーに任せれば何とかなるかな?的な?
そんな風にしか見えない。
駄目だね、受け入れられない。
あのね、
眼が見えないんだから、そんなきれいに整えた髭なんかにするな。
浜辺も一人で歩けるくらいなら、杖は、ドアの横の籠に一発で入れろ。
水以外の食料はどうしてる?どこからリンゴがやってきた?
だいたい、助手のひとりくらいいないとその生活は成り立たないだろ?
なんで、しのぶのキャラはあんなぶっとんでる?
奇病を直してもらうなら、コレクションをぶっ壊して脅すな。
虐げられて差別されている人々(沖縄とはっきり言おうか)は、自分たちが差別されていると声高に叫ぶが、じつは、それを逆手にして「反差別」活動をする人たちでもある。その構図がこの映画からにじみ出ていて不快だ。
もう一度劇場で観たい
難解すぎるストーリー。異色の環境破壊警鐘映画。
【賛否両論チェック】
賛:他人を避けてきた主人公が、ひょんなことから親子の絆を取り戻していく様が切ない。自然破壊への警鐘的意味合いも随所に見られる。
否:ストーリーはかなり単調かつ難解なので、感情移入出来ないと、訳が分からないまま終わってしまいそう。過激なラブシーンや、よく分からない自然の描写等、思っていたものと違ったという人もいるかも。
孤島の海という大自然に抱かれながら、他人と関わることを避けて生きてきた主人公が、突然降ってわいた騒動に巻き込まれながら、なくしていた親子の絆を取り戻していく様子が、静かな中にも切なく描かれていきます。
同時に、まん延する奇病や、近くの海での軍事演習、環境保護のボランティアに勤しむ息子との再会等、環境破壊に対する警鐘の意味合いも、随所に盛り込まれています。
ストーリーそのものはかなり難解で、悪く言うと意味不明なシーンも結構あったりしますが、それら含めて非常に奥の深い作品といえそうです。気になった方はチェックしてみて下さい。
独特な世界観
豊かな自然と表現力
リリーフランキー最高傑作。
すごい俳優なんだと改めて思った。
何もわかってなかったことが分かった‥。
なぜ貝を集めるのか、世界が汚染されていく中、自然の中にある貝はどうなっているのか。
いつの時代のどこの話なのか、明かされないのがまた良かった。
「分かろうとせず感じて」
リリー・フランキーすげーな。
神秘的
初日2回目の舞台挨拶付き上映会を立ち見で鑑賞しました。
舞台挨拶では監督の坪田さん、リリーさん、寺島さん、池松さん、橋本さんのお話を訊く事が出来て、マスコミが入らなかったからか、和やかな雰囲気でゆる〜い感じだったのが面白かったです。
上映後の感想は、音楽が映像に溶け込んでいるような感覚で心地良く、魅入りました。
人との関わりを避け続けてきた盲目の貝類学者が、ひょんな事から様々な人と関わりを持ち、葛藤する姿が痛々しいです。
蔓延する奇病は、自然が人間に与えた警鐘のように思えます。イモガイの毒は奇跡の薬なのか、それとも毒に過ぎないのか…全員が欲にまみれて生きている為、儚さや残酷さが印象に残りました。映像があまりにも美しかったので、より際立って見えたのかもしれません。
世界観が独特なので、好みが分かれるでしょうし、どの登場人物に感情移入するかによっても感想が変わると思うので、何度も観て多角的に考えたい作品です。
難解
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