ロマンスのレビュー・感想・評価
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大島優子と大倉孝二の自然な演技が、自分が箱根旅行をしているような気...
大島優子と大倉孝二の自然な演技が、自分が箱根旅行をしているような気持ちにさせてくれた ほのぼのとした映画
会いたかった
大島優子の演技をきちんと見るのは初めて。
あら、素晴らしい。
この映画は手放しで誉めても良いと思う。
彼女は演技が大袈裟という評価が多いが、単館系の小作品でとてつもない輝きを放つ女優だと思った。
小柄で派手すぎない可愛さと、パワフルな動きと表情は同年代ではあまりいないタイプに思える。
大々的にコマーシャルを行うベタな映画のヒロインには向いてないかもしれないが、この映画での彼女は最高に魅力的だった。
映画自体はロードムービー的な要素もあり二人の軽快なやり取りがお見事だが大島優子ありきの作品でもある。
というより、大島優子がこの作品を輝かせていると言えるかも。
日本映画の良い部分の雰囲気を存分に味わえる佳作。
見て損なし。
ロマンス?
大島さんと大倉さんのほかは、知られた俳優さんも少なくて、制作も東映ビデオ社だからきっと大島優子ちゃんのファンで稼げるだろうって作った作品だと思っていました。良い意味で期待裏切りでした。大島さんのAKB48時代の印象がうすれて来つつある時期の映画ゆえ、かえってシンから女優として歩きだしたのだと思いました。彼女の今後に期待しています。
ほのぼの
ひたすら大島さんを見ていた一回目
パンフを読み予習をしてみた二回目
お二人の掛け合い、表情、間合いどれも素晴らしく
映画を見ているというより旅行に行って
隣の人を見ているような錯覚
自分も頑張ろう!と思えた映画でした
久保ちゃんの素朴さ、子役の子の自然な演技もぴったり
もう一度みたいなー
ロマンス
目の前に拡がって行くいくつもの線路
だけど
どの線路を行こうが、戻ろうが
ポイントを切り替えて違う線路に行こうが
自らが進む線路は一本しかない
ダメ彼とわかっていて続いて行く生活
「行ってらっしゃい…」じゃなくて…
10000→5000→1000→2000
結局倍置いていく関係
役を為さない郵便ポストの鍵
新宿から箱根へロマンスカーのアテンダントとして
家族との過去と今の迷える自分を
きっちり仕事をこなすことで
どうにかバランスを保つ日々
母からの手紙と共に箱根へ
朝が来れば目覚めて仕事場へ行く
半袖では寒過ぎる
ホットコーヒーがよく出そうな…
今日もいつもと変わりのない1日を送るはずだった…
些細な事件(盗み)から日常は綻び始める
ワゴンに手を伸ばすか?伸ばさないか?
まだ捕まりたくない!?
逃げるオトコの背中を懸命に追う
綻び始めた日常を修復するために
しかし
自ら外れた線路に戻ることは出来ず
予定した電車にも乗れない
オトコは罪に問われず
追跡劇も無駄に終わる?
湯けむり天国
ごみ箱に捨てたはずの母からの手紙を盗み読み
瀕死の映画人の血が騒ぐ
行間を読め!
手紙はいいように脚色され
書き換えられ
口説かれ
勿論、主役は君だ
乗せられ
逢えるはずもない人を捜す旅へ
夫との破局から始まる
母の脱線
パパ泥棒
過ぎ去る日々と共に美化されて行く箱根旅行の思い出
一人旅の感傷旅行?
無一文のヒロイン
さっき迄追われていたオトコにおんぶに抱っこ状態に
オジサンが買ってあげる
真逆の服に身を包み
しまい込んでいた家族の記憶があらわになって行く
お決まりの家族の記念写真
火山ガス
亜硫酸ガス
硫化水素ガス
硫黄愛煙家?
定番のネームキーホルダー探し
あるわけないよ
芦ノ湖畔
湖面を眺める二人の後ろ姿
二人の身長差に
親子の姿をみる
過去でもあり、今でもある
仙石原
すすきの小径
今も聞こえる母の愛唱歌
実は帰りたくないオトコ
結果的に引き止めてしまうヒロイン
何があろうと親子は親子…
過去から脱線するサイクリング
ホテル行こうby 鉢子
ホテルの喫茶室
スィーツにかぶり付く今どきのオッサン
甘いの欲しい…笑
重なりあう遠い日の母娘の姿
巡る箱根路で修復されて行く家族の風景
2度とやりたくないけどまたやりたい
あの日の富士山は厚い雲の中…
虫かよ
真っ暗な道を
ヘッドライトだけを頼りに辿り着いた場所は?大人の社交場?
追い込まれて吐く言葉は?
大人の常套句
絶対何もしないでね
運命を握る100円占い人生
部屋にこぼれてくるシャワーの音…
夢と金と映画
ただいいと思う映画を創るのではなく
数字が最優先されるご時世
生まれるのが遅すぎた映画バカ野郎?
記憶の中の母娘の風景
母は一口も食べず
一人煙草を吸う
煙草の煙とステーキの味が混ざり合う…
母のことが癪に障るのは
自分の嫌なところを思い出させるから?
いいよ ぜんぜん…
なんで怒るの?怒るわけないじゃん…
最低同士
人から尊敬されない
悪い人間にもなれない
ひたすらダメ人間
バカな女
裏表
逆転
表裏
もうひとつあったかもしれない線路
でこちゅーにエルボー
寝たふり…
子供の遊びゴコロ…
あ~日本のどこかに
私を待ってる人がいる
繰り返されるオトコとのデュエット
旅の終着駅
エンディングはドライにクールに決めたかった!?
じゃあ…
うん、元気で…
前と状況は何も変わっていない
それでも
あの頃は見つからなくても
今ならある
ネームキーホルダー
定番のダサさ
交番前
迷子のおばあちゃんに先を越される
負傷者
1→0にリセットされる
きっつきつな余裕のない日々に生まれたほんの小さなアソビ
些細なきっかけで足の向く先は変わる?
なんですか この格好?
そこには昨日と違う自分がいる?
あの日の鈴の音の呼んでいる
はちこ…
昨日と今日の旅先案内人は違う
あ~やっぱり
男連れの二人旅
旅は道連れ…
まるでフィクションみたいな嘘のような1日があったからこそ
最高の笑顔を今に返す
いつだって…
いい日旅立ち
癒されつつ考えさせられつつ
タナダユキ監督の完全なるオリジナル作品を大島優子と大倉孝二がどう演じてくれるのか、という期待感にも似た不安を持ちながらの鑑賞。
いやいや、お見事といったところだろうか。
鉢子の葛藤や心の弱さを嫌みなくさらりと演じ、
桜庭の情熱を持ち合わせたダメ男っぷりをおもしろ可笑しく表現している。
物語の中には、その展開はどうなんだ?と突っ込みを入れたくなる場面もあったが、2人の軽快なやり取りとテンポで、最終的に心地良い余韻にさせてくれた。
そして過去の自分や未来の自分に向けて少し考えさせられたりもした。
主演の大島優子も大倉孝二も
いい役者だなぁ、というのが率直な感想。
あと同僚役の女性も味があって良かった。
なんかちょっとホッコリ幸せな気分になりたい人にオススメ
誰もが心の中に何かメランコリックを抱えて生きてるかもしれない。悩みっていう程重いものではないけど・・・。
朝の通勤、毎日のルーティーンを重ね、いろんな仕事に就いて日々を暮らしている、みんながそこに充実を感じているわけではなくとも。
映画はそんなOLと中年男の物語。さりげない日常を大仰でなく描いてくれる邦画の良さが表れる映画。劇団上がりの好きな俳優さんである大倉孝二さんの絶妙な間とユーモラスなトーク、アカデミー助演女優賞の演技派の大島優子さんの掛け合いは最高。なんかちょっとホッコリ幸せな気分になりたい人にオススメな映画です。
ロマンスを見ているか?
大きな事件もなく淡々と進む一泊二日のロードムービー。
唐突に知らないおっさんとの道行になってしまったのは主人公が生まれながらに持ったダメンズセンサーのなす業なのか。
きりっとした制服の後ろ姿
街中を疾走する姿
リラックスして口ずさむ「いい日旅立ち」の歌声
軽妙な科白のやり取りに心を軽くされながらも、散りばめられたキラーシーンで主人公北条鉢子に大島優子本人の姿を重ねて観ているうちに、何故かわが身にも照らし合わせてしまい、あの時の我が子の瞳や親の哀しい表情を見つけて心がきりきりとしてしまうのは、日常的な空間である箱根を舞台装置にしてるが故か。
懸命に両親のかすがいになろうと振る舞う鉢子のいじらしさにススキヶ原の背景が効果的で、さらに、箱根を巡りながら記憶を辿ってゆく鉢子の心情を大島優子が表情だけで雄弁に物語る。
ラブホテルのベッドシーンは、精神的にも追い詰められていた桜庭の状況を端的に表しているし、母親と同じ色で汚れなかったことが、次の日以降の鉢子の清々しさを生み出しているものに思えた。
最高の笑顔で一人の女としての成長を示したエンディングからの癒し系主題歌の流れは、癒しと勇気を与えてくれた。
今を受け入れて自分らしく生きるということを。
映画「ロマンス」を見ているか?
心と表情と声。
とても心が和む映画ですね。笑顔で、安心して何度も観たくなります。
理由といたしましては、大島優子様演じる北条鉢子のおっさんと出逢っていくなかでの心の変化が、
表情や声で伝わってくるところです。1.誰からの手紙か?に対して、ためらいながらわりとあっさりと「母親」と伝えるシーン。2.泣きながらお風呂から出てきた後の「なにが?」とびっくりして声をだすところ。この2つの表情や声好きです。そういう主人公の心の変化が、細かいところ、人間の動作から伝わってくるところがとてもいいです。おっさん桜庭の、おどけてしまうところなども、素敵ですね。ほかいろいろ。機会があればまたロマンス、観に行きたいです。
ほんの少しの幸せ
淡々としたストーリーなんだけど、なぜか見た後温かくなる映画。
ちょっとした旅に出たくなり、ちょっと次の日、昨日よりちょっと前に出れる気持ちになる。唐突な展開でもピアノの調律のように少しずつ少しずつ音が合ってくいくような展開が最後には心地いい。
ロマンスカー乗りたい!
すごい感動とか、ワクワクするなんてことはないのに何度も観たくなる不思議な作品…
大島優子と大倉孝二のありえそうなとにかく自然な演技が心地よいです。
今までに後悔したこともちょっと肯定してくれて、前向きになれる気がします。
映画館で是非確かめてください!
明日もがんばろう
何か大きなイベントが起こるストーリーではありませんが、登場人物たちと一緒に箱根を旅している気分になれ、見終わった後、自分もこの一日の旅で何か気持ちが楽になったような気がします。
主人公の鉢子も一緒に旅をする桜庭も、それぞれ抱えているものがあるように、私たちも大なり小なり日々何かしらあると思います。嫌なことも迷うことも。二人もこの旅で何かはっきりと解決したわけではないし、迷いがなくなることはないのだけれど、どこか吹っ切れてちょっと前向きになれた、そんなラストシーンがとても清々しかったです。
私もこの映画を見て、背中に手を置いてもらったような、明日も頑張ろうって思えました。
鉢子と桜庭の絶妙なやりとりが面白く、久保ちゃんのセリフは何度見ても笑えます。そこにも癒されました。
エンディングテーマも映画にピッタリで、とても良い曲です。
映画ロマンス
映画ロマンス。悩みを抱える2人が箱根で一日の旅をする。お互いの悩みは解決しないけど 背中を押してくれるような 前向きな気持ちにさせてくれる そんな素敵な旅。笑いもあり癒されて凄く良かったです。2人のやりとりも見ていてほっこりするし 旅に出かけたくなりなした。素敵な映画ロマンス。ありがとうごさいました。
映画を観たタイミング
映画って観るタイミングによって感想も違ってくるものだと思います。時期をズラしてまた見たいと思います。
何より、大島優子さんも大倉孝二さんも「演じてる」と感じさせず観ていて心地よかったです。監督に委ねてるから、演じてると感じさせないのかな、とも思いました。
「私を待ってる人はどこ?」
予想していた以上に大変「上質な」仕上がりの作品だった。
落語の「下げ」のような「オチ」、ラストシーンにも好感が持てた。
以前鑑賞したタナダユキ監督作品、蒼井優主演の「百万円と苦虫女」よりも、僕はこっちの方が好きだ。
主人公の北條鉢子(大島優子)は小田急電鉄の特急「ロマンスカー」のアテンダント、車内販売員である。列車の中でワゴンを押し、乗客にお弁当や飲み物を販売する。丁寧な接客と、今日は何が売れるのか?を敏感に感じ取るセンスの持ち主。売り上げの成績は会社内でもトップを争う。
私生活では、アパートメントで、ヒモのようなだらしない男と同居中だ。ある日、鉢子が仕事に出かける時、郵便ポストに手紙が入っていた。別れて久しい母親からだった。母は父と離婚後、男漁りを始めた。
当時、小学生だった鉢子の世話もおざなりにし、部屋に男を連れ込んでいた。そんな暮らしに嫌気がさした鉢子は、早くに家を出て自活を始めていたのだ。
鉢子は手紙をバッグに入れ、仕事に向かう。
その日のこと、ロマンスカー車内で鉢子は、ワゴンから物品を万引きした男、桜庭(大倉孝二)を捕まえた。
事情を聞くと桜庭は、映画プロデューサーだという。
鉢子は偶然この桜庭に、母からの手紙を盗み読まれてしまう。
手紙の内容からは、鉢子の母が自殺しかねないような雰囲気が読み取れる。
「これ、まずいよ、アンタのお母さん探しに行こう」と桜庭はさっさとレンタカーを借りてしまう。これで思い出の場所を巡って母親を探そう、というのだ。しかたなく鉢子も、この怪しい映画プロデューサーと、母親探しの旅に出かけることになってしまう。
本作はいわゆるロードムービーの形式をとる。
タナダユキ監督は、以前も「百万円と苦虫女」において「女の一人旅」を描いた。今回は男女カップルでの旅。そこで起きる出来事を描いてゆく。
本作を見ながら、「女は、嘘の二つや三つは、アクセサリーのように身につけているのだなぁ~」と妙に感心してしまった。この辺りが、女が女を観察する、女流監督ならではの視点であると思った。
また、キャスティングがこれまた絶妙だ。ひょろりと背の高い、怪しい映画プロデューサーに大倉孝二。そして背の低い大島優子。二人が並ぶシルエットは大人と子供ぐらいの差がある。まさに凸凹コンビなのだ。
そんな大島優子演じる北條鉢子は、映画プロデューサー桜庭を「おっさん」と呼ぶ。当の「おっさん」実は本物の映画プロデューサーであった。出資者を募り、製作した映画が大コケ。多額の借金を抱えている。「金返せ!!」と怒鳴り込んでくる出資者から逃げ回っている境遇である。こういう人、きっと実際にいるんだろうなぁ~。
かつて大きな映画賞を取る作品を作りながら、倒産してしまった映画会社もある。映画界に生きるタナダユキ監督なら、そんな話ゴマンと聞いていることだろう。
さて、大島優子という人は、もちろん誰もが知るところの、AKB48というアイドルグループ出身。僕が思うに彼女は天才肌ではなく、大変な努力家なのだろう。
AKBの生みの親、秋元康氏は彼女を評して、
「あれだけ努力していると、普通の人では手が届かない、透明な天井、や壁に手が届いてしまうんです。それが何かは見えない。だけど手にコツコツ当たって、次の場所へ行くのを阻んでいるのがわかる。それを感じて彼女はもがいているんです」
大島優子は子役出身のアイドルとして成功を収めた。彼女には、アイドルに欠かせない、あるセンサーのようなものを身につけている。
同じアイドルとして「嵐」の二宮和也が語った言葉を、僕は印象強く覚えている。
「今、自分に何が求められているか、一瞬で空気、読めるんですよ、アイドルって」
その二宮くんの言葉通りの瞬間を、僕はあるテレビ番組で目撃したことがある。それはアイドルグループAKB48が、まだそんなに売れていなかった頃のこと。メンバーが、いろんな職業にチャレンジする、というバラエティ企画番組だった。
僕が目撃したのは、大島優子と数人のAKB48メンバーが、ラーメン屋さんの店員さんとして働くという企画だった。
普段は劇場で歌ったり踊ったりしているメンバーである。それがいきなりラーメン屋さんの店員になってこい、という無茶振り企画なのである。
「なんで、アイドルが、こんなことやんなきゃいけないの?」とばかりに、メンバーは店の中で、何をして良いのやら、まごまごしていた。
店はすでに営業を始めている。お客さんもちらほら入ってくる。
テレビロケのキャメラはすでに回っている。
その時である。
大島優子は突然、伝票とボールペンをもって、お客さんの方へ駆け寄り、笑顔で接客を始めたのだ。
「いらっしゃいませー!!、ご注文は? ハイ、**ラーメンですね、店長!**ラーメン一丁、おねがいしまーす!!」
もう、ラーメン屋の店員を何年もやっているかのような、手慣れたテキパキとした対応だった。そんな優子を、他のメンバーたちは、しばし呆然と見つめ、やがて各々、ようやく自分が何をしたら良いのか、ラーメン屋さんの店内で行動を始めるのだった。
こういう臨機応変の対応が取れる大島優子。AKB48では、何をやらせても優等生だったらしい。
そういう人を女優さんとして使うか? また使えるか? というのは、実は意外に難しいところなのだ。彼女は、本作だけではなく、テレビドラマなどでも懸命に「演技しよう」「役になりきろう」と努力する。しかし、あえてそれを求めない監督さんも多いのである。
その俳優さんが持つ「欠点」や「弱点」さらには「毒」の部分もひっくるめて、作品世界で俳優の人間性や存在感をさらけ出してほしい、と監督は思うのだ。
映画やドラマのキャスティングは、「この役ならこの俳優がいい」という役の「近似値」を狙う。それがいざ撮影が始まると、脚本に描かれた人物像と俳優の化学反応が起きる場合がある。それは脚本で描かれた人物像を超えた、ある種、奇跡の存在となる。近年では李相日監督の「悪人」における妻夫木聡のような場合である。
本作で印象的だったのは、大島優子の相手役、怪しい映画プロデューサー役の大倉孝二である。この人の「間」の取り方がいいのである。
ときおり、セリフを噛んじゃったのでは? と思える部分でさえ、それ自体が味になっている。
タナダユキ監督はそれを面白い、とおもって、そのシーンを使うのだ。
そして必死で演技しようとする大島優子の「演技していない」素の部分を実に丁寧に探し出して、作品の中に取り込んでいる。
主人公の鉢子がときおり口ずさむ歌。行方知れずになったお母さんが好きだった曲。谷村新司、作詞作曲、山口百恵の「いい日旅立ち」
♫~ああ、日本のどこかに、私を待ってる人がいる~♫
偶然と必然がないまぜになったかのように、鉢子と、さまざまな乗客の人生を乗せて、きょうもロマンスカーは発車する。乗客にはそれぞれに目的地があって、ロマンスカーに乗るのだ。
鉢子に目的地は見つかるのだろうか?
今日の日が、また良い旅立ちの日でありますように。
電車はいい 。目的地があって
タナダ監督作品やっぱり好きだな〜。鉢子と桜庭の会話の掛け合いとか、全体的なリズム感とかトーンが心にスッと入る。同僚の久保ちゃんの少し残念なところも面白かった。家族で旅行した楽しい思い出の地をめぐり、次第に母親に対する思いが解きほぐれていく…最後には何か吹っ切れたような清々しさが鉢子の笑顔にあった。旅を終え、また日常にもどっていく…でもその日常は前のものよりもきっと違うものになると予感させてくれた。唯一、ホテル入ってからのあのシーンの流れはちょっと??だったけど…。ロマンスカー乗ってみたいな。
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