マイ・インターンのレビュー・感想・評価
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いいじゃん
良かったです。
久しぶりに、映画のドラマをみたーて、感じでした。もう、ドンパチ物が多くてうんざりされている方には、デニーロの洒落た演技、アンハサウェイの今の時代の女性の一生懸命さ。会社を立ち上げて働いた事は無いけど、会社の中で、それぞれの役割分担がある。それは、男女や年齢じゃなくて、年上から年下まで、それぞれの役割につまずいた時、いろんな人がいれば、必ず知恵がでてくると、私は常々おもっていたんですよ!
それをサラリと映画の中の2時間で描かれてました。多分、もう一度見れば、また、違う感じ方が出来る映画だと思います。よっしゃ、DVDがでたら買っちゃおうと、久しぶりに思える映画でした。
ところで、サヨナラて、使われましたが、監督が好きな日本語らしいですね。私は、初めて英語を習った時にseeyouまたね、て、言葉が好きになった英語だったなぁ〜
晩年はかくありたい、と思える紳士像。
最先端のアパレルネットショップという、全く畑違いの若者会社に、シニアのインターンとして前向きに突入していくロバート・デ・ニーロ演じるベンは、「魅力的な老人像」を、その絶妙な振る舞いを持って我々に教えてくれた。
普通なら萎縮して何も出来ない、ついていけないはずのこの環境を、彼は心から楽しんでいる。自信を持って構えて己を崩さず、しかし柔軟に、職場環境に対応していく。その身のこなしは素晴らしいの一言に尽きる。
笑顔と落ち着き、そして人生経験を積んだ男性だからこそ出来る立ち振る舞いで、接する相手を幸せな気持ちにさせ、決して雄弁ではないが、的確な助言をし、相手を笑顔で見守って、必要な時は手を差し出してくれる。
彼に関わった人間は、いろんな意味で彼の魅力や必要性を感じるようになる。
なんてかっこいいんだ・・・この映画を観た男性諸君は、このデニーロ演じるベンを見れただけでも、人生のアドバンテージを得られたかも知れない。
ヒロインのアン・ハサウェイ演じるジュールスは、若くして会社を立ち上げたバリバリのキャリアウーマンである傍ら、家族や社員にも気を使う、ちょっと親近感の沸く女性。仕事と家庭の両立に悩む、まるで日本人既婚男性の様な立場だが、その男なら誰でも経験する難しさと、女性ならではの繊細なメンタルから、どうして良いか分からなくなりパニックになる。
ベンとの出会いは、否定的だった彼女を少しずつ懐柔してゆく。
ベンは決して完璧な紳士像ではなく、非常に人間的だ。そこがまた親しみやすく、また人間的に「可愛い」のである。
歳を重ねていく上で、男なら一度は観ておきたい映画。
そして職場のオジサマの魅力を再発見できるかもしれないので、若い女性にも是非観て頂きたい(笑)。
やっぱり憧れる世界
愛すべき佳作だが…
紳士の皆さん、ハンカチ持ってますか?
(´-`).。oOハンカチを持つ大人になるzo
こういう映画は必要。
楽しい映画
デ・ニーロ、ハサウェイ、ありがとう。
所謂、こう、なんだろう。キラキラ女子の「仕事に!恋に!毎日をキラキラ輝かせる私のサクセスストーリー!」的な映画を予想していると、見事に裏切られます(予想してなかったら流してください)。
というのも、サクセス部分は省かれてて、そのキラキラ女子はもう既に大成してるんですね。「大成してるとこへ、さて現状維持をどうしましょうかね?」という時点から物語がスタートするので。まあ、ロバート・デ・ニーロ御大がアン・ハサウェイ直属のインターンだよ、て設定からしてキラキラ女子偉いんじゃん!て話ですものね。
福祉事業?ていうんですかね。シニア世代をインターンとして迎え入れる制度を設けたジュールス(アン・ハサウェイ)の会社。彼女はそれをよく分かっていなくて、制度を承諾した記憶もあやふや。そこへ突然やってきたベンお爺ちゃん(ロバート・デ・ニーロ)が自分直属のインターンになるってんだから、ジュールスも「はあ?」となり。
最初はベンを疎み、目ざといと気持ち悪がり、なるべく遠ざけていたのだけども、彼の眼差し、助言、所作ふるまいから少しづつ心がほどけていくジュールス。その過程というのかな、ナチュラルでね、不自然さがなく、急がなく、二人が打ちとけあっていく描写がとても心地よくて。
いやあもうね、兎に角、デ・ニーロが本当に素敵でね。お茶目で。「こんな穏やかなデ・ニーロ初めてじゃね?」てくらいに穏やかで。これじゃあツンケンな女社長だって心を許しちゃうよね、ていう。もう物語の中盤辺りじゃジュールスの方がベンを探しちゃう、頼っちゃう、ていう立場逆転?な感じも微笑ましくて。
終始、こんな二人の関係性で話は進んでいくんです。歳の差40でお互いをリスペクトし合う姿勢。普通ならちょいと有り得ない不思議な友情。顔はにやけ、気持ちはほっこりしっぱなし。笑いっぱなし。終盤にはホロリとさせてもくれるし。
ラストのあの締め方もなんか「二人らしいや」て感じで。
「仕事に!恋に!毎日をキラキラ輝かせる私のサクセスストーリー!」的な映画をね、良い意味で裏切ってくれました。良い意味で。デ・ニーロ、ハサウェイ、ありがとう。
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