劇場公開日 2016年1月30日

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「“絆”が生み出した悲劇。人間の本性を浮き彫りにする作品。」ブラック・スキャンダル 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0“絆”が生み出した悲劇。人間の本性を浮き彫りにする作品。

2016年2月18日
PCから投稿

悲しい

怖い

難しい

【賛否両論チェック】
賛:悪人達の絆が、いつの間にか利用し合う関係に変わってしまう様子に、人間の浅ましさが垣間見られ、考えさせられる。ジョニー・デップの怪演も見どころ。
否:展開はかなり淡々としているので、観ていて眠くなりそう。グロシーンもあり。

 まるで記録映画を観ているように、マフィア・FBI・政治家の三者がもつれ合う悪行の数々が、淡々と描かれていきます。
 そこで浮き彫りになってくるのは、“旧知の仲間への忠誠心”という名の下に、お互いを利用しようとする登場人物達の恐るべき本性。特にジョニー・デップの鬼気迫る怪演は、その恐ろしさを如実に表しています。
 “自業自得”と言ってしまえばそれまでの出来事ではありますが、全米を震撼させた大事件の顛末を、是非チェックしてみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド