「自然がくれた教訓よ。「思い上がるな」って」X-ミッション shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
自然がくれた教訓よ。「思い上がるな」って
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映画「X-ミッション」(エリクソン・コア監督)から。
「トップアスリートたちの生身のスタントによる
迫力のアクションシーン」解説どおり、ど肝を抜く展開に、
ストーリーとは違う視点で、見入ってしまった。(汗)
過激な「Xスポーツ」(エクストリームスポーツ)は、
「自然に敬意を表する」ことが、成功の秘訣なのだろう。
何度となく、そういった表現が出てくる。
「自然がくれた教訓よ。『思い上がるな』って」
「自然を敬っていない。だから波とつながれなかった」
「俺たちの流儀で人間が壊した自然に、償いをする」
「風の流れを読む。風と同化する。でないと崩れる」
「自分の力だけで進むと、限界にブチ当たる」
「命がけで何かを得るのではなく、
大いなる存在と一体になることが目的だ」
「地球は死にかけていて、奪った資源を戻して再生したい。
命の源を守るのは当然の行為だ」
「悟りなんか求めていない。自然と同化して地球を救うんだ」
「自然の恵みに返礼をする。貢ぎ物をやるんだ」
環境保護の活動家らしい「8つの修練」だと感心したし、
自然と同化することの素晴らしさは、なんとなくわかる。
いくら机上で、自然保護を訴えるよりも、自然の恐怖を克服し、
自然のもつ懐の広さ、偉大さ、素晴らしさを体験すること、
これがどれだけ、保護活動の原動力になるか、を、
「オザキ」という彼は知っていたのだと思う。
自然と同化したとき、それは映像としても美しいことを知った。
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