キングスマンのレビュー・感想・評価
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不適切にもほどがある!
ネトフリオリジナル『忍びの家』と比べて
やっぱりスパイ映画はこうでなくちゃ!としみじみ思わせてくれる映画。
防弾加工が施されたスーツやナイフが仕込まれた革靴、通信機能付きのメガネはもちろん、”紳士”を意識した防弾加工など色々小細工が仕掛けられてる傘や、猛毒入りの万年筆、手榴弾になるライターなど、幼心をくすぐる小道具が多く心躍る映画体験だった。
ネトフリオリジナルの『忍びの家』はミッションインポッシブルに足りず及ばずであったが、決定的に何が欠けているとすれば、手裏剣やクナイ、鉤縄に、キングスマンのように最先端の化学技術が応用されていないことであろう。そして国を裏で支えてきた由緒正しい集団にしては組織も服部家も金が無さすぎる。
花沢健吾の『アンダーニンジャ』を参考にすればよかったのに。。
忍びの家の話は全く関係ないのでこのくらいにしておく。
主人公の相棒が冴えない(しかし土壇場で役に立つ)というのはまあある意味映画の王道パターンであるが、キングスマンにおいてはせっかく生かしたパグが活躍する場を見れなかったのは残念。
頼りないパグがかっこよく主人公をサポートする姿が見たかった、、!
エージェント候補が何人かいて女の人が1番優秀というのも毎度のお決まりパターンで、大体の映画ではそのまま死んでしまうというオチまでがセットなので本作もいつ死ぬかとヒヤヒヤしていたがまさかの生き残ってびっくり。
登場人物が最小限に抑えられているのも見やすくてよかった。
バレンタインの携帯から特殊な超音波を出すことで人間の攻撃欲を煽り自制心を緩ませるというのはいささか無理があるように思う。しかし環境問題の為の人類縮小計画というのは勿論ありえない解決策だが、理にかなってはいるので、ミッションインポッシブルなんかでよくある「世界を支配するための核爆弾」などに比べたら全然納得出来る理由なのもよかった。
スパイ映画の新基軸
これは楽しい!アクションシーンもカッコいい。 悪役サミュエルがハマ...
想像以上に豪快爆笑な映画!面白かった!!
洒落が効いてて心地いい。
イカレとカッコイイの福袋
あけましておめでとうございます。
新年一発目は映画館ではなくサブスクでの鑑賞。
家でゆったりと見るのも正月の醍醐味ということで。
最高に面白かった。新年早々、大当たり。
ファーストエージェントの鑑賞のためにU-NEXTでレンタルをして見たが、たまらなく好み。こんなにも面白いスパイアクション映画があったのか!これから洋画のオススメを聞かれたら、しばらくはこの作品を挙げるだろうな。邦画だったら「彼女が好きなものは」ですね。
とことんカッコイイ本作。
設定、格好、武器、キャラクター、内装、機械、雰囲気、小道具、何から何まで紳士でなんだか憧れる。こんなに魅力的な映画どうやったら作れるんだろう。どこを取っても面白いし、抜け目がなくて爽快で気持ちがいい。ちょっと疑問点も残るが、カッコイイが爆発していて本当に良かった。
最初は少々不安になるが、この映画は常に上り坂。1度も垂れることがなく、徐々に面白くなり終わり方も完璧で最高の映画だった。理解しにくい話なのかなと思っていたが、意外とわかりやすい。説明だらけという訳でもないし、気軽に見れるというのが好印象。人におすすめできる最たる理由ですね。
R15指定だと知った時から、グロいもの好きとしてはどんなものを見せてくれるのだろうかと期待していたが、期待以上のグロさとイカレ具合でツボを押された気分でした。見せ方が非常に上手い。初っ端から引き込まれるグロさ。自分で制御できていない描写は思わず「すげぇ...」と口ずさんでしまうほどよく出来ていた。音楽もカメラワークもめちゃくちゃ良い。花火のシーンはテンポ感と残酷さにめっちゃ笑ったし、そこからのキレッキレアクションには大興奮。こんなにグロいのにこんなに笑えてテンションが上がる映画は未だかつて無い!
映画や社会を皮肉ったりしながらも、現代の問題をテーマにストーリーを展開。かなりぶっ飛んでいるけど、かなり深いテーマ。話の面白さはもちろんのこと、悪役がいいキャラでやってることは中々残虐だけれども、性格とか苦手なものだとかがすごく好感をもててその点でも面白かった。
これは映画館で見たかった。
ファーストエージェントは絶対に映画館で見なきゃ。
本作の続編を早く見て映画館で新作を見よう。
素晴らしい映画でした。
アーネスト・ヘミングウェイのセリフ、ダー子も言ってたな。
【Manners maketh man】
この「キングスマン」の面白いのは、“マナーこそ人たらしめる”の古典的なイギリス英語表現”Manners maketh man”を使いながら、戦う相手は、伝統的な選民思想の連中という皮肉のたっぷりのストーリーであるところだ。
選民思想は、人種主義や民族主義、或いは、宗教原理主義、国家主義の背景にデーンと存在する考え方だ。
こうした連中は、かなりドンパチ好きなんだけれども、内容は厄介だ。やっつけられるのは自分達なのだから😁
(以下ネタバレ)
この作品が作られたのは、もう7年近く前になるが、実は、リベラルなポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)もかなり盛り込まれている。
先進国の白人を中心にした選民思想の連中を煽(あお)り、人類こそウィルスだと喧伝し、ほとんどの人種をカーネイジ(大虐殺(ヴェノムふう言い回し))しようとするのは、サミュエル・L・ジャクソン演じる黒人IT起業家だ。
そして、最強の右腕兼ボディーガードは、女性のハンディキャップ。
さらに、キングスマンの選考会で、最後に残ったのは、女性のロキシーと、労働者階級出身のエグジーで、ハイソの白人男性は選ばれない。
もう、レイシストなんかの連中は発狂しそうな設定だ😁
それともう一つ。
この作品は、評論家連中が指摘しそうなところを逆手にとって、言い訳のようなものも用意している。
それは、人を殺しまくって残酷だという点だけれども、ペットの犬は殺しません…という、動物愛護精神を提示している。
実際、映画公開後の評価では、面白いけど残酷過ぎだというものだった。
まあ、何というか、皮肉たっぷりさな上、人を喰っている感じだけれども、実は、綿密に構成されたアクション・ポリコレ・コメディなのだと思う。
あの傘と、防弾スーツは欲しいよね。
ハリーは残念だったけど……。
明るく笑える殺人スパイ
間もなく新作公開なので予習。
片っ端から全員を惨殺していくシーンなのになぜか笑顔で観ていた。
ルークとマスターウィドウが幻の初対面でワクワクしたと思ったら、次々と現れる刺客。竹の如く真っ二つに割られる人。
バターのようにスパスパと斬られる腕や足。
色とりどりの花火は目の前でだったら圧巻だろうなー。
コリンファースって頼りない役ばかり観ていたので、スパイ役で初めて見る俳優みたいでした。
タロン、役柄がぴったり合ってる!
切羽詰まっているのにジョーク飛ばしあったり、アクションがブラックウィドウのような派手派手しさで見入ってしまいました。
ロキシーともう少し絡んで活躍して欲しかったけど、苦手な高所作業をすることに意義を持たせたのかな。
思ったよりずっと面白かったです。
つづきも楽しみ!
スタイリッシュ!ジェントルマン!とにかくカッコいいスパイアクション映画。
人気作品ですので名前は聞いたことがありましたが、実は今まで観たことがなかったので今更ながらの鑑賞です。
この作品、ジャンルは「スパイ映画」になります。有名どころでいえば「007シリーズ」や「ミッションインポッシブルシリーズ」、昨年の作品でいえばクリストファー・ノーラン監督の「TENET」や邦画でも「コンフィデンスマンJPプリンセス編」などが公開され、今なお人気が衰えないジャンルですね。しかし人気ジャンルの作品は総じて当たり外れが激しい傾向にあります。上記のような面白くて人気の作品もありますが、以前私が鑑賞したスパイ映画でいえば、「カンパニー・マン」とかは微妙でしたし、「裏切りのサーカス」は内容が複雑すぎて理解が難しく、正直評価は低めでした。ただ、「キングスマン」は非常に人気の高い作品ですので、「間違いなく面白いんだろう」とハードルが上がりきった状態での鑑賞でした。
結論。めっっっっちゃ面白い!!!私がスパイ映画に求める要素が全部入っている!!!
華麗なアクションシーン、緊迫の潜入シーン、タイムリミットが迫るハラハラドキドキの展開、映画としてのカタルシス。どれをとっても申し分のない作品です。ビシッと決めたオーダースーツに身を包んだイケオジがバッタバッタと敵を薙ぎ倒すシーンは歓声を上げたくなるほどの爽快感。「こういうのが観たくて俺はスパイ映画を観ているんだ」っていう感じの作品でした。最高です。
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幼いころに父親を亡くしたエグジー(タロン・エガートン)は、父の上司にあたるハリー(コリン・ファース)から「何かあったら電話をくれ」と、電話番号が書かれたコインを貰い、肌身離さず持っていた。成長して素行不良になっていたエグジーは自動車の窃盗を行ったことで警察に捕まっていたが、コインの番号に電話することですぐに釈放され、ハリーに再会する。ハリーは「キングスマン」という最強のスパイ組織のエージェントだった。ハリーはキングスマンのメンバーが殉職したことで空いた席にエグジーを推薦し、エグジーはキングスマンに入るための厳しい試験に臨むこととなった。
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表向きは高級オーダースーツ店・裏の顔は世界最高のスパイ組織である「キングスマン」。試着室の大きな三面鏡に手を当てるとエレベーターが起動し、キングスマンの本部へと繋がる。壁一面に武器がズラリと飾られており、傘や万年筆の形をした武器など、ありがちなスパイグッズも並ぶ。
もうこの設定が既に死ぬほどカッコいい。男の子が夢にまで見た秘密基地感というか、「おれのかんがえたかっこいいすぱいそしき」って感じでめっちゃカッコいい。
キングスマンのエージェントたちがビシッとスーツを着こなしているところもめちゃくちゃカッコいい。特にハリーを演じるコリン・ファースのスーツ姿ときたら、「紳士」以外の何者でもない。そんな紳士が襲い来る敵と華麗な戦闘を繰り広げるのだから、これがカッコよくないわけがない。
パッと見「007」のような王道スパイモノかと思いきや、「ミッションインポッシブル」のようなド派手なアクションもあるし、登場するガジェットは「スパイキッズ」っぽい。いろんなスパイ映画の良いところを寄せ集めて、尚且つ映画として破綻しないような構成にしつつ、単純なパクリにならないオリジナリティもある。絶妙なバランスで成り立っている素晴らしい作品でした。
コリンファース大好きになった
【英国紳士を演じたら今や第一人者のコリン・ファースの魅力全開スパイ映画。タロン・エガートンの記念すべき出世作でもある。】
ー ブリティッシュスタイルのスーツ姿が一番似合う名優、コリン・ファースのまさかのキレッキレのアクションと粋なスパイ・ガジェット(英国紳士が身に着ける上品な傘・靴が武器になる瞬間の驚きたるや!)の数々に魅了された。ー
・そして、今作がメジャーデビューとなったタロン・エガートンの”田舎の兄さん”から”立派な英国紳士”に(表向き)なっていく過程が、彼自身がスターダムを駆け上がる様と重なり合い、趣深く拝見させて頂いた。
・音楽の使い方も、タロン・エガートン演じるエグジーがデンマーク王女の部屋に入る際に流れるブライアン・フェリーの「スレイヴ・トゥ・ラブ」始め、英国ポップ・ロックで固めたバックミュージックもとても良い。
・007とは異なる路線の英国スパイ映画の誕生を嬉しく思った作品である。
<2015年9月12日 MOVIX京都にて前日の晩に”仕事で”祇園でしこたま飲んだため、二日酔状態で鑑賞。けれど十分面白かったなあ・・。>
◆2021年5月23日 追記
・新作はいつになったら、劇場公開になるのやら・・。
レイフ・ファインズのキングスマン、凄く期待しているのだが・・。
内容もキレッキレッ!
英国紳士にも通ずる侍魂
原作者が「キック・アス」を生み出したマーク・ミラーだと知った時点で見たい気持ちはMAXだったが、この時期になってやっと見ることが出来た。
歴代のスパイ映画を皮肉りつつ、後半は躊躇なくハイテンションさを保ち突っきる。そのスタイルが自分にはハマった。しかし、その中にも政治的背景、メッセージがあり、細かい目配せを見つけるべく何回見直すとしても飽きない。
キングスマンの師弟関係も燃えたね。使命を守るためなら、死も惜しまないという姿勢、活躍が公表されないことを良しとするところはサムライ魂に近いものを感じた。だらしない青年が、立派な紳士に成長するというシンプルな芯が中心になってるので漢を磨きたい人、はちゃめちゃアクション好きな人はきっと気にいるだろう。
93点
よし、ゴールデンサークル、行ってみよう
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