「自分の不甲斐なさを、生活環境のせいにしてた人々に、刺さりまくる作品」キングスマン ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)
自分の不甲斐なさを、生活環境のせいにしてた人々に、刺さりまくる作品
主人公たちのブリティッシュスタイルで、カチッと決め込んだスーツ姿が、まず格好いい。
そんな彼らのスパイアクションが、小気味よく、スピーディーに展開され、
嘘だろ?もう終わり?
あっという間に2時間経過。面白いエンタメ映画は、いつだって、すぐ終わってしまう。
見どころは2つあり、
1つは教会シーン。
気持ちいいほどに、人をバッサバッサと、ズダダダダーンてな感じで、
TVゲームの如く殺戮していく。痛快すぎる。思い返せば、冒頭からTVゲームみたいだった。
もう1つは、花火のシーン。
人間の死が、ああもアーティスティックで、綺麗に表現できるものなのか。
これがエンターテイメントというものなのか、というのを学習した。
あんな花火になれるんだったら、天国も地獄も怖くはない。
物語を通して出てくる、英国紳士の、殺し小道具やガシェットアイテムが、
全部格好良い。通販で売ってるなら、すぐ買いたいラインナップ。
マナーが人格を作る。モラルやルールが人間を育てる。
自分の不甲斐なさを、生活環境のせいにしてた人々に、刺さりまくる作品だ。
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