「キングスマン最強伝説」キングスマン 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
キングスマン最強伝説
どこの国にも属さない独立した秘密情報機関『キングスマン』の活躍を描く映画。マーク・ミラーとデイヴ・ギボンズによる『キングスマン:ザ・シークレット・サービス』と言う漫画が原作。
独立情報機関という発想がいいですね。その発想が、この作品の後の設定に活きてきます。「そうか、そう来るんだ」と言う事で、この組織が独立組織であることが活きるんですねぇ。
劇中に「映画ならあり得ない設定で助かるが、現実にはそうではない」と言う趣旨のセリフが出てきますが、正にそう。「えっ!マヂで?」と言う設定が途中にあります。いやぁ、だってねぇ。あんまり書くとネタバレになってしまいますが、ちょっとビックリな設定です。
ビックリするのは他にもあります。今回は、人類抹殺をイカれたIT長者が相手なんですが、これも「えっ!マヂで?」と言う程、めっちゃ人が死んでいきますって言うか、人が殺されます。そこのところは、マンガ的です。あんまり簡単に人が死ぬし、その死に方も茶化したようなところもあるので、批判も有るようです。
マンガ的なのは、キングスマンの戦い方も。いやぁー、全盛期のジャッキー・チェンも真っ青のアクションの連続。どうやってあそこまで鍛えるのかと(笑)。でも、あそこまで戦えるんだとすると無敵だよな。
今回の悪役は、サミュエル・L・ジャクソン。ワルです。イカれたワルを上手く演じています。って言うか、サミュエル・L・ジャクソン演じるヴァレンタインの部下のガゼルが怖い。殆ど斬鉄剣だし。あんなん居たら、勝てないよ。
これまでにない、最強のスパイアクション映画です。でも上記の通り、人の死に方に異論があるんで、+R15指定。うーん、そうか。仕方ないかな。