劇場公開日 2015年9月11日

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「成長物語+60年代スパイ物を超絶悶絶の演出で魅せる」キングスマン りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)

4.0成長物語+60年代スパイ物を超絶悶絶の演出で魅せる

2015年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

怖い

興奮

ストーリー的には二本立て。
①少年の成長物語
②60年代スパイ映画へのオマージュ

それを「過激なアクション」「笑い」で演出した、超絶悶絶筆舌に尽くせぬ映画です。

①の成長物語は、いわゆる新兵ものに近いのだけれど、訓練過程がかなり過激。
いきなりの水攻め、パラシュートなしの降下とか。
これはこれで過激だけれど、それでも常識的な線。

②の60年代スパイ映画へのオマージュは、とにかくビックリ。
悪役が計画する悪事が世界的規模だし、クライマックスには悪役のドデカイ秘密基地も登場するし、それを過激なアクションで魅せていきます。

その過激さ、一歩間違うと不愉快極まりない描写になるところを、ギリギリのところで持ちこたえます。
持ちこたえさせるために、中盤登場する大殺戮シーンは差別主義者の教会内だったり、終盤の大殺戮シーンは身勝手な富豪や政治家だったりで、こちらのほうはスッキリ感もあったりします。

途中、ビックリするような展開もあるけど、それは、シークレット。

りゃんひさ