しあわせはどこにあるのレビュー・感想・評価
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楽しく見れた
幸せって案外シンプル
ペグ氏主演は外れない
S・ペグ主演作はくすくす笑いながら気楽に見られるのが多くて好きなんですが、これはその中でも鑑賞後の満足感が高い一本。見て良かったーと幸せに微笑めました。
恋人役がロザムンド・パイクだったからちょっと身構えてたんですが(ゴーン・ガールのせい)、ハッピーエンドで良かったです(笑)
大切なものは自分の中にあるってことを改めて気付かせてくれる。
幼い頃は幸せはキラキラしていた。 だが、大人になると幸せに怖さを感...
ほっこり…デート向け
3.4
身を切る笑い
サイモン・ペッグだからと駆けつけて、思わぬ拾い物をした一本。
個人的には「自分探し系」の映画は苦手だし、今観るのがシンドイのだが。
それを越えて幸福感を貰えたのは見事だった。
ペッグ君の芸達者ぶりは前提として。
物語は凡庸ながら、ヒネリと小ネタと小細工の効いた小粋な演出が全てを持っていく。
物凄く上手く、主演の特性を活かした作りだったのが凄く良かった。
中国、アフリカ、ロス…アレ?
インドへはいつ行ったのだろう?
凶女ロザムンドが、今回もおっかない女性を怪演しているのも◯。
(年寄りほど、傷が多いほどこの人が怖くなるのは名優だって事だね。)
正直、サイモン演じるヘクターが、自分そのまんまで哀しかったよ。
大人になれないんじゃ無くて、自我の外にある自分自分のエゴの大海が恐ろしいのです。
ともあれ。
R40世代は、男女問わず一見の価値アリな作品。
エイミー
もう!男の人って、こんなに回り道しないと分かんないんですか!?
ARE YOU HAPPY ?
ヘクターの質問に、別れ話を切り出されると思って泣き出す、アラレちゃん眼鏡のクララ。
ヘクターはクララとの結婚、家庭を築くことに消極的なんです。
私はかなり、前に観た映画のキャラを引き摺る方ですが、パイクさん可愛い!と「ゴーン・ガール」を忘れて思ってしまいました(ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!も)。
アラレちゃん眼鏡で泣くパイクさん、嬉しくてスキップするパイクさん、自分のお尻をペチッって叩くパイクさん、全部可愛いんです。
レイチェル・マクアダムズは、いつまでも歯にチョコレートがついて見えるのに(映画"ミーン・ガールズ"のトラウマです)、どうしてなんでしょう?
実はこのクララも、美人で頭が良くて気が利いて……、若干「ゴーン・ガール」のエイミー的な"完璧でありたい女性臭” がします。でもそこを健気で可愛いと見せるのは、傍にいるヘクターの真面目さかもしれない。
サイモン・ペッグが、こんなに人間味があって可愛い男だったなんて知りませんでした。
勿論、今回も沢山の小ネタに溢れています。
そしていつものように"男の甘え"を前面に押し出しています。
でも、中年期へ向かってるのに少年の心を持ち続けるヘクターの戸惑い、昔の大失恋を引き摺るちょっと情けない姿、でも真面目に"幸せとはなんぞや?"と探し求める姿に好感が持てます。
だからクララ役のパイクさんが、エイミーには見えない。だって、このヘクターには、しっかり者のクララが必要だもの!ニック(ベン・アフラック)とは違うから!
"幸せを探す"と言って旅に出るヘクターですが、それはクララの元に戻ることが前提です。なのでこの旅は"探す"のではなく、満ち足りた単調な今までの生活の中の、確かな幸せを"再確認"する旅だと思いました。
テーマはストレートです。真っ直ぐ過ぎて、突き刺さります!
一見捻りがないラストに、退屈だと思われる方もいるかも知れません。でも幸せってストレートなもんなんですよ。あらためて思いました。
アンナ・カレーニナの冒頭の「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」です。
捻りなしなお話ですが、豪華メンバー(クリストファー・プラマー/ジャン・レノ/ステラン・スカルスガト)による、(終わってみれば)笑い話な各国の面白エピソードが、本作を味わい深いものにしています。
また旅のお供にと、クララがヘクターにプレゼントした手帳がアクセントになっている。
自分の変顔写真を貼って「旅の思い出でこれを一杯にしてね」って。
クララって、なんて可愛い人!
だって、患者の為に幸せはなんぞや?を探しに行くというヘクターですが、つまりクララとの生活に幸せを見出してないって遠回しに言ってるんですからね。
本当にヘクターってばお馬鹿さん。でも可愛いけど。
でもヘクターはその手帳に、各国で思ったことを書き連ねています。
例えば"比較することは幸せを台無しにする"とか。
"幸せとはありのままの姿で愛されること"とか。
本作はそんな、説教臭くない緩くて暖かい、人生のヒントにも満ちています。
大人になりきれない、中年男子は必見。
そんな男子を「もう、お馬鹿さんねっ」って眺めてる女子は必見です。
映画の評価は、その方の知識、経験、そして何より、その時の精神状態で大きく左右されると思っています。
なのでもし本作が心に響かなかったら、きっとあなたは若すぎるんです。
10年後に観ることを、強くおすすめします。
美人で優しくて気の利く彼女と暮らすカウンセラーの主人公は、一見成功...
展開が急というか雑というか
テロリスト(?)に捕らえられ命の危機に陥るところで、スッと作品に対して冷めてしまいました。まあこういうのを入れたい気持ちはわかるんですけどね……ここだけ全体の流れのなかでかなり浮いてしまっている。これならば素直に麻薬王との絡みをもっと描けば良かったのに。せっかくのジャンレノがもったいない。
売春婦とのシークエンスもタイトルの通り。最後、主人公が「ぼく傷つきました」で悲しみ云々の曲が流れてきたときはホント「は?」と呆れてしまった。
山の修行僧のところなど丁寧にやってほしいところは雑で割とどうでも良いところをうだうだ長くやる、残念な出来。原作もこんな出来なのだろうか……。
ロザムンドパイクが主人公の彼女をとってもかわいらしく演じているのは大変良かった。
聞くことは愛すること。この映画に出てくる文句で一番心に響いた。
obligation.
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