「オッドアイ」モンスター 変身する美女 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
オッドアイ
日本でも幽霊に恋してしまう話はいっぱいある(思い出せないが)はずだが、やっぱり切なさが漂ってくる。相手がモンスターとなると、そんなに多くないか・・・むしろ騙されたと思って退治するとかの展開になっちゃうよね。血を吸われたり精気を吸い取られたりといった原因で。
しかし、この映画は違う。相手に実害は与えないし、気色悪いだけだ。しかも注射すればしばらく人間の姿でいられる。ES細胞だとか、ある意味クローン人間状態で2000年生きている女性ルイーズ。20年周期で妊娠して胎児の細胞を利用するとか云々で、よく意味はわからないけど、逆に自分の細胞を使えば永遠の命が途絶えるとか?
面白かったのは触手が生えてくるシーンよりもオッドアイのフレスコ画やポンペイ遺跡の辺りだったし、ホラーよりも恋愛色のほうが強かった。さすがに2000÷20で何人の男と?と考えるだけ無駄。
イカレアメリカ人が下腹部を食われて死んじゃったけど、過去にも人間を殺しているのだろうし、そこまで深読みすると倫理的に受け付けられない。やはり永遠の命を求めることは罪。このまま断ち切ることができたのだろうか。その前にヴェスヴィオ火山が噴火して彼らが死んでしまう姿を想像してしまうのだが・・・
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