「切ない」ぼくらの家路 Takashiさんの映画レビュー(感想・評価)
切ない
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10歳のジャック、6歳になる弟のマヌエルはシングルマザーの母と3人で暮らしていた。ある事件から施設に預けられることとなったジャックは、友達もできず、施設になじめない毎日を送っていた。やがて施設からの外出が許される夏休みが訪れ、その日を心待ちにしていたジャックだったが、母からは迎えが3日後になるという電話が。落胆したジャックは、施設を飛び出し、夜通し歩き続けて家にたどり着く。しかし、母は不在。カギもなく母の携帯電話にかけても留守番メッセージで一向につながらない。母に伝言を残し、預け先までマヌエルを迎えに行ったジャックは、兄弟ふたりで母を捜すため、母の仕事場や昔の恋人の事務所などベルリン中を駆け回る。母親に会うことが出来たジャックだが、母親は相変わらず男探しばかりしている姿を見て最終的には施設に戻る決断をする。ジャックの気持ちがとても切なくて愛情に飢えているような表情が感じられて泣ける作品。
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