ホーンズ 容疑者と告白の角のレビュー・感想・評価
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キリスト教徒なら釈然とするの?
話の流れとしては悪くないのだけど、主人公に悪魔のツノが生え、悪魔の能力に目覚めていく事への説得力が皆無で釈然としない。
主人公は悪魔なのか、それとも悪魔に助けられたのか、何故彼だったのか、キリスト教徒なら理解できるのだろうか。
原作未読
原作はジョー・ヒルなのね。
真犯人は誰なのか、彼女はなぜ別れようとしていたのか、というミステリ的興味でひっぱっていくのだが、角のおかげで余計なことまでわかってしまうので、露悪的なブラックユーモアもタップリ。
彼女のお父さんは、あれこの顔は…デビッド・モースではないですか!
甘く見てたけど面白いじゃん!
正直、馬鹿にしてました。何だよ角って、しかもサスペンスかよ、って思ってました。
ところがどっこい、角生えてから面白くなるんです。みんな馬鹿みたいに本音言いまくって、爽快なんだけど、やっぱり困るし、結局自分が傷つくんですよね
下心とか保身とか自己愛とか、怒りとか。ほとんどがマイナスの感情で、好意は無いのかよ!とか思ったりして(ひとりだけいた)そこからの復讐シーンはけっこうよかった!ただ、兄貴にあんなしなくても…とは思った。
角消えてからグッとつまんなくなるんだよなあ、、、それまで精密だったものが急にテキトーになるというか。残念だった。死に方とか
でも伏線張ってあったんだなあってびっくりした!
男はやっぱりだめだなとなる映画でした。
Actually,,, I was really surprised when he ...
■こんな人にオススメ
言いたいこと言っちゃう人
言いたいこと言えない人
今、彼氏・彼女のことめちゃめちゃ好きな人
■こんな人にすすめない
暇じゃない人
ポスター画像で全く作品に惹かれない人
■こんな時にみよう
ダニエル・ラドクリフの演じる役の幅を見たいとき
ネタバレとかみちゃったら残念!見なくて良し
内容何も知らず見始めたらやられた!
最後の方で「ッ!?」となる。いやぁ〜あれはなんだ!なんなんだ!?www あれだけで、頭の中でそれまで入ってた話の内容全部薄くなってしまった。
途中まですごくテンポ良く進み、後半失速、そしてその衝撃シーンで全部持ってかれる的な流れ。
時間潰しにはまぁまぁ最適なムービーなのでは?
皆が本音吐いたら世の中地獄
『ハイテンション』『ピラニア3D』のアレクサンドル・アジャ監督最新作。
『ウーマン・イン・ブラック 黒衣の女』(←敢えてそっち)のダニエル・ラドクリフ主演。
もっとシリアスなホラー寄りかと思いきや 、
意外にもユーモラスなシーンが多く、エロかったりエグかったりのブラックユーモアが満載。
そのくせロマンチックで叙情的な部分もあるという、良い意味でヘンなダークファンタジーでした。
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恋人殺しの容疑を掛けられた主人公の頭に突然生えた、悪魔のような角。
その角が生えて以来、主人公が近付くと誰もが本音を喋らずにはいられなくなる。
それどころか、誰もが自分のやりたいことを抑えられなくなってしまう。
ドーナツ爆食いするわ愛する息子をメタメタにこき下ろすわ
医者と看護婦が患者の前で◯◯◯(R15+)し出すわ
なんというかもう、シッチャカメッチャカ(笑)。
特に印象的だったシーンは、
煙がもくもく立ち昇る酒場から、殴り合う記者たちの間を練り歩き、主人公が悠然と立ち去るシーン。
あの一連のシーンはかなり笑えるし、同時に
『みんながみんな自分の本音(欲望)をさらけ出したら世の中地獄』
という事をミニマムに描いて見せているようでかなり面白かった。
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角の力で恋人殺しの真犯人を探す主人公だが、
親しい人々が保身や身勝手な目的の為に自分を裏切っていることを知り、どんどん怒りを募らせる。
そしてその怒りが増すほどに、主人公もどんどん悪魔チックな風貌に近付いていく。
クライマックスなんてもう『アベンジャーズ』に出られそうなレベルの変貌ぶり(笑)。
風貌は悪魔チックになっても、主人公は人をそそのかして悪事をさせたりはしない。
むしろ主人公によってエゴを剥き出しにされた人々は、そのエゴが元で勝手に自滅していくのである。
主人公はいわば人の心の醜い部分を容赦無く暴き、それを断罪する、厳格な審判のような存在になっていく。
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真相を追うほどに明らかになるのは、人々が抱える、嘘で塗り固められた醜いエゴの数々。
だが最後に主人公が知るのは、自分以外の誰かの幸せを願うが故の真摯な嘘だ。
悪魔も天使も元は同じであるように、人の心は醜い部分と綺麗な部分が入り混じっているもの。
主人公に生えた悪魔の角は、ただ人の心の醜い部分を明らかにする為のものではなく、
死んでしまった恋人の想いや、弟を裏切った兄の後悔のような、
醜い心を全部絞り出した後にそれでも残る綺麗な心を明らかにする為のものだったのかも知れない。
……と、まあ、綺麗事を言って締めてみる。
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以上!
アレハンドロ・アジャ監督作品としては、恐ろしくもどこか切ないラストが印象的だった
『ハイテンション』に少し近い出来という気がする(あそこまで血みどろじゃないケド)。
観て損ナシの3.5判定で。
<2015.05.10鑑賞>
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余談:
本作の原作者はなんと、モダンホラーの帝王スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒル氏だそうな。
親父さんの小説は大好きでも、彼の小説は読んだことが無かったが……
このブラックユーモアをたっぷり含んだホラーファンタジーを観るとなんだか納得。
寂れた田舎町が舞台である点、少年時代からの因縁、あとヘヴィなロック曲の使用の多さからも
親父さんの嗜好に近いものを感じるが、ロマンスに瑞々しさが感じられる点は若さかねえ……
って、そういう事はちゃんと原作読んでから言いなさいという話。
人間の醜さを垣間見る。残酷な現実と主人公の覚悟。
【賛否両論チェック】
賛:嘘に嘘を重ねる人間の醜さが赤裸々に描かれ、胸が痛む。主人公が次第に、心身共に悪魔に変わっていく描写も秀逸。
否:かなりグロいシーンやラブシーンが多いので、苦手な人には絶対向かない。キリスト教的世界観も賛否ありそうなところか。
この作品で際立つのは、何といっても人間の醜さではないでしょうか。表向きは立派に取り繕っていても、裏ではとんでもないことを考えている。実の両親でさえ、息子の訴えを信じることなく、殺人鬼だと思っていたりする。そんな残酷な現実を突きつけられ、否応なしに狂気へと駆り立てられていく主人公が、胸を締めつけます。そしてそれに呼応するかのように、その性格や風貌さえも次第に本物の悪魔のように変貌していく彼の様子が、見事に描かれています。
ラブシーンやグロシーンは想いの外かなり多いので、その辺は覚悟してご覧下さい。
ホラーではないね
角が持つ魔力に面白さを感じてしまいました。人を正直にさせる力。
しかし、ストーリーはそれほど複雑でないけれど、真犯人への道程は ワクワク見れました。
詳しくは書けませんが(笑)
彼女の主人公への愛が、ある意味招いた悲劇なのかもしれませんね。(¬_¬)
悲しい映画でしたが、素敵な映画です。オススメですね。(笑)
ホラーというよりは…
ミステリーサスペンスかな。
それにラストがしんみり悲しすぎる。
ありゃ、そこかい、って感じです。
アジャ印のスプラッターはなし。後半のスネーク達はホラー感タップリですが…。
イギリス風などんよりした空気の中たんたんと進みます。ハリポタラドクリフもこんな感じの作品が好きなのか、ハリポタ以降こんなの多いですな。
田舎の人達の恐怖の連帯感がジワジワきます。ツノのパワーで本音炸裂の設定もどこかでみたような…。
ただ久々のミステリーホラー、面白かった。
ホラーだからOK
突然の大音量とか幽霊とか驚きと恐怖のドキドキを勘違いさせるホラーには何の魅力も感じないけど、こういうホラーは面白い。
犯人探しのミステリー要素とか、彼女の抱える悩みとかはかなり早い段階で読めてしまうし、一歩間違えればコメディかとも感じる展開も、結局なんで角が生えたのかも解らないのも、そんなことは大事じゃないし「そこはホラーだから」でOKということがわからないと楽しめない映画。
大した中味はないけれど、ワクワク、ドキドキ、テンポも悪くなく、終わり方も良かった。
不思議なホラー
ハリー・ポッターのダニエル・ラドクリフ主演にひかれて
観に行ってきました!
愛する恋人メリンを殺害された上に、
容疑者にされたイグ(ダニエル・ラドクリフ)
苦悶の日々を過ごすうちに、
突然彼の額から角が突き出て、どんどん大きくなっていくことに?!
その角には接した人に真実を語らせてしまう不思議な力が・・
それによって、新たな真実を次々と突き付けられ
苦悩するイグ!
そうして事件の核心に迫り、真実を知ることに・・
初めはミステリーかと思いきや
だんだんとホラーに変わり
最後には悲惨な真実が待っているのですが・・
後味はあまりよくありませんでした
ただダニエル・ラドクリフの演技は素晴らしかった・・
激しいシーンでの熱演が際立っていました
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